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祖母、夫婦、乳児の2世帯4人暮らしの減災:我が家の場合

東日本大震災から8年が過ぎた、3.11までの1週間は報道も多いのに、
またぱたりと止んでしまう。
常々報道してるわけにはいかないし、風化させてはいけないことは山ほどあるけど、いつやってくるかは分からないという意識だけは常にもっておかないとと思っている。

以下目次
・防災と子育てはお互いによい関係
・私と防災の出逢い
・我が家の備蓄
・我が家の減災対策

防災と子育てはお互いによい関係

備蓄を少しずつ買い足したり、減災対策していくなかで、
あ、これ子育てにもちょうどよかった!ということがいくつかあったので。
私の中の「ちょっと得した」くらいの話です笑。

お尻拭き
…その名の通り赤ちゃんのお尻を拭くもの、オムツを変える度にいる(息子のコウは一日の大の回数多め@@)ので、まぁまぁな量がいる。
 これが、備蓄一覧に実は結構ランクインしていて、
ノンアルコールなものが多い、厚手で大きいなどの理由から、震災によってお風呂に入れない時などに身体を拭くのに長方形するそう。
わざわざ買わなくても普段のストックが役に立つという理由があるので、安心して特売の時に大量の方を選べる。

離乳食     
…いざという時の備蓄用に、その時の月齢にあったものを20食程ストック。
 これが普段の生活でものすごい助けられている。今9か月になり、3回食+おやつという生活なんだけども、何せ離乳食作るの大変。
普段は手作りをあげようとしている。ので週1に色々茹でたりきざんでは、冷凍保存。
でも私の力では限界あって、野菜の種類が少ないんじゃないかとか、
そもそも味に飽きるよねこれと思ったり、
純粋に3回食になったら週1に作るペースが間に合わなくて「あ、おかず足りない」なんて時に、ストックからいただきます。
他にも、
外出先では真空パックになっている市販の方が安心してあげられるし、
保育園などのデビューを考えても「我が家と違う色々な味」を知れて良し。
今はたくさん種類もあって、月齢に合わせて作ってくれているので助かる。
そして普段の生活でつかったら、また書いたしてストック。
これぞローリングストックの実践しているなという感じ。

家具や物の転倒防止
新生児の頃は赤ちゃんスペースみたいなのがあって、そこに寝かせるor抱っこで済んでいたけど、ズリバイが始まってからは、もぅ家中が危険地帯。
つかまり立ちを覚えると視線は高くなりますます手を伸ばす範囲も増える。
コウ(息子)の手の届く所には何も危ないものはおけないし、
引き出しはあけるし、のぼるし、倒れてきたら危険!
ということで・・・日々家具や物配置を検討。

その、結果我が家に「転倒するおそれのある家具」は冷蔵庫のみに。
(つっぱり棒しているよ。L字金具検討中)
本棚とか、洋服棚などは全てクローゼットの中に入れ込むかたちにしたので、倒れてたとしても、直接的な危険は減。
TVも小さいのしか置けないので、落ちてこないように括り付けている。
リビング狭いので、家そなえつけのカウンターテーブルはあるけど、
食卓は低いテーブル。コウの食事はあの「ぷー」ってなる小さいイス。
ちなみに、カウンター用の大人イスは不使用時には違う場所に置いておく。彼がよく頭をぶつけるので笑↓

結果、何かおこってきてもイスがふっとんでくることはないかなと。

その他本当にちょっとしたこと
・コウといる時は抱っこすることが多いので外出先でもヒールをはかない
 ⇒安全に走れる
・いつ何をひっぱって物が降ってくるかわからないので、片付けの習慣化
 これ大きい!しょっちゅう私が乱してしまうけど…少なくとも床には何もないので、踏んで怪我とかにはならない。
 

私と防災の出逢い

すっごい私事ですが、
フミ(主人)は前の会社では、全国アチコチ車で営業いってくれるとまして…日々事故に遭わないか、何かあった時どうしようとヒヤヒヤしてた
その後転職し、家も建てて一緒に住んで
私の母が一緒に暮らすことに
その後すぐフミが名古屋に転勤になりまして、1年半ほど単身赴任
その間に妊娠し、出産に向かわなきゃ

ということがありまして

私は一時めちゃめちゃ病んだ

日々出張でなかなか一緒にいなくて
ずっと一緒に暮らしたい!憧れ新婚生活!
と思った矢先に名古屋転勤

まさかの実母と10年ぶりの2人暮らし
それはそれで気楽な時も多いけど
不妊治療したり、仕事たてこんだりと重なって自分に余裕がなくなってきて
実の親子なんで、もぅ色々ぶつかってみたり、気を遣ってるのが逆に空回りしたり…あれこんなハズではなかった??

と、そうとうまいってた

そんな時、よく災害のことを考えてしまって


東日本大震災の時、ちょうど友達の家に何人かでいて、テレビが突然砂だらけになって何も映らなくて「何がおこっているの?」という漠然とした不安を今も覚えている
熊本地震の時は大好きな親戚家族が被災し、連絡なかなかつかずに心配した
今災害にみまわれたらフミに会えない
名古屋に見送る度、次もちゃんと帰ってきてくれるのだろうか…

YouTubeで見まくりました
災害自体のことや、対策、予知系まで
世の中どうして皆大切な人と一緒にいることを優先しないの!?
仕方がないと、また名古屋に帰っていくフミに苛立ちさえ…
そうとう病んでたんだと思う苦笑

そんなこんなで、YouTubeでインプットしまくったおかげで、結構対策系の知識は身に着けてました
(水が何より必要だからすぐ貯める、何でもかんでも外に飛び出すのがいいわけじゃない、171電話の使い方等々)

そして、出産、コウ(息子)生後1か月の時にやっとフミが大阪に戻ってきた!これからは家族皆で一緒に暮らせる!!

そう思った1週間後のこと
大阪北部地震がおこる

震源地にだいぶ近い所に住んでたので、モロに震度6弱を味わう
1か月になる前のコウを片手で抱っこしながら、みそ汁の火加減見ていた時、少し揺れて「あれ?」ってなった瞬間、下から突き上げられて身体浮いた感触
叫びながら人生で一番すばやく動いたんじゃないかという感覚で、
台所からカウンターテーブルの下にもぐりこむ
遅番で寝ていたフミ(旦那)は衝撃と私の叫び声に飛び起き、
カウンターテーブルの下で3人抱き合って時を過ごす…
通勤中の母は電車が止まったけど、安全という確認も済む
フミの妹さんから電話がなり、半泣きで「大丈夫」と応える
幸いなことにコウは泣かず、ずっとスヤスヤ寝ていてくれたけど
私の心臓はずっとバクバクいってた

本当に本当に怖かった
今でも鮮明に思い出せる

家も壁紙に亀裂が入り、修理に来てくださった業者の方が
「この損傷は阪神淡路大震災以来ですわ」って
壁紙だけで済んでよかったよ本当…

その時に痛感したのが、
「あの病み期に災害について調べまくってよかった、冷静に対応できた」
ってこと
揺れの瞬間はもちろん冷静なんかじゃない、バックバクである。
でも、身体が反射のように安全な所にすっとんでいけたし、
揺れがおさまってから、自分の知っている知識をフル稼働して、次の揺れに備えたり、被災地生活に備える動きをした。
備蓄のおかげで、スーパーに走っていくこともなかったし、ガスが止まってしまったけど、市からガスコンロ借りる列に並ばずに済んだ。
コウが小さい時にそういった列に並んだり備えたりするのはなかなか容易じゃないので助かった。

多分冷静でいられたのは、家が亀裂以外壊れなかったというのもあるし、
家族皆が無事とすぐに分かったから、
ただのたまたま運に恵まれたのであってきっと違う状況なら分からない。

でも、少しでも知ってたおかげで対策できた
対策できたかどうかも大きいけど、それよりも
「あ、大丈夫、冷静」という心理状態が一番大きかったと思う。
それはある程度知ってたからだろうなと思う

我が家の備蓄

大人3人と0歳児1人が
1週間は3食普通に食べれる量の食料と水
なので、
3食×7日×3人=63食分の大人食
3食×7日×1人=21食分の離乳食⇒これ地味にめちゃ助かっている
 離乳食作る余裕ない時とか、同じ味ばっかじゃつまらないだろうなぁ~という時に…なので、定期的に買っては減り…とローリングストック制
2㍑×7日×4人=56㍑の水
以上は常時あるように

ついこの間までは、現時点+3ヶ月分のミルクがあればよかったけど、離乳食になったので、そこを追加。一応ミルクは1歳までの分が備蓄で事足りるようになったので、買うのは終了
完全母乳の方もミルクは少しは持っておくと安心かと、ストレスで母乳が出なくなる可能性があるそうなので…しかも、ミルクは卒乳しても料理なんかに使えるから無駄にならない

飲料用じゃない水 30㍑ほど
 これはトイレ流したり、何かを洗ったり、何かと使う水のため
 2週間に1度くらいで交換して、その時洗濯槽洗ったり、他どこ掃除しようと、ちょうど水を使うことで掃除が増えて衛生的になってる

ガスボンベ、ガスコンロ、電池、懐中電灯、防寒グッズ、雨合羽、厚手の靴底、ヘルメット、軍手などなど・・・・ひと通り(詳細は下記の本紹介で)

ワークマンがよかった。安くて、「あ、これほしかった!」っていうものがある。私が欲しかったのは、上下別れてる雨合羽、防塵用マスク、軍手、水弾くタイプのいい軍手、釘刺さっても大丈夫という靴の中敷き等
お店も色々な商品があって楽しい笑

あと、あれも買わなきゃこれも…ってそろえようと思ったら結構な出費なので、楽天ポイントがたまったら、それで防災グッズやら備蓄食品食べたいのを買うようにしている。ちょこちょこ買ってきたものも、だいぶ揃ってきて安心、嬉しい。今ほしいのは発電機…高いから未来の買い物…

ちなみに、今まで買った中で一番気に入っているのはコレ
懐中電灯にもなり、自立するので、デスクランプにもなり、ブザーも鳴り、ラジオも聞けて、モバイルバッテリーにもなる!
そして、手巻き、ソーラー、コンセント充電全て対応
なんとこの大きさで私は毎日持ち歩いている笑(心配性
地下鉄通勤だったので、いざという時と思って…これが入るように、ママリュックも選んだので、リュックが全くかわいくない。

毎日持ち歩いてみるもんで、鹿児島に帰省した際、台風直撃、停電
田舎のばぁちゃん家でこのライトが役にたった、ちびっこたちも喜ぶ
停電の時は一つでも明かりがあると安心するもんね


お家で被災後生活するようの、備蓄と
避難所へすぐ出動できるように避難リュック用の物とは
中身が少し違うし、量も違う

ネットでも色々みたけど、下記の本たちも参考にしました
防災手帳 過去の震災から、日々の防災対策までめちゃくちゃ詳しい
     専門家の方監修で、情報量と手軽さのコスパがいいのでオススメ
自衛隊防災BOOK 色々なアイデアが学べます
地震イツモノート 避難所での話が現場の話ならでは
anan防災BOOK 女性のためのグッズも分かりやすい

本読む間がない方に、
この「教えて木原さん!今日はじめる備え」分かりやすいです

脳内シミュレーションがあるだけで、その時の心理が全然違うと思う

何もないのが一番、今日も健康にみんな仲良く朝を迎えることができて感謝
でも、どこでいつ何がおこるかわからない
その時のために、一人も多くの人が自助をまずして

離れた場所にいる友達も、親戚も、これまで出会ってきた人たちも、
直接は知らないけどnoteやSNSで知り合ったあの人も、
むこうは知らないけど私が勝手に知っているだけのあの人も、
皆が日々無事でありますように
それが災害で亡くなられたり、つらい経験をされた人たちの願いだと思っている(「もうこんなことが起きませんように」「私たちの経験が未来につながるなら」って)

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