見出し画像

「ぽてと」と「愛嬌」

10/7(土)
天気:ほどよい晴れ


昨日は高校の同期と飲んだ。

実は、僕の芸名「ぽてと」の名付け親。

てことで今回は「ぽてと」の誕生についてここに記したい。


時は2年近く遡る。

NSC入学の少し前、友人らと居酒屋で飲んでいた時に

「なんか良い芸名ない?」と僕が何気なく質問したのがキッカケだった。

すると「こういうのはノリだ!」と友人が言い出し

これから届くおつまみに入ってる食材名で、一番しっくりくるものにしよう、となった。


よくよく考えれば、この時点で食材に絞られていたんだな。

はたして策略か、運命なのか。


それから5分後、


「おまたせしましたぁ、おつまみメンマです。」

最初のおつまみが届く。

「メンマ」

.....うーん、悪くないけど、まあそこまでしっくりもこないかぁ。

友人の評価は68点。

まあまあ、そう簡単に決まるもんでもないしな。

てかそんな簡単に決まる芸名って逆にどうよ。

そんなことを考えていた、まさにその時だった。

「おまたせしました、やみつきポテトでぇす。」

「ポテト」

「.....ポテトだ!」

「いや、うん!ポテトじゃんか!!!」


友人いわく、まさかの2品目で120点が出たらしい。

「ポテト!ポテト!ポテト!」

そこからは笑いと「ポテト」の大合唱だった。

こうしてめでたく、僕のモチーフ食材が決まったのである。

でもさ、僕だってこだわりたいよ。

ていうか、ちょっとぐらいはこだわりを持ちたいわけよ。

だからそのまま「ポテト」を芸名として受け取るのは、それはちょっと安易だから納得はいかないよね。

ということで

せめてものこだわりということで

「ぽてと」となった。

そう、ひらがなこそ僕のこだわり。

なんのこだわりだって?

そりゃもちろん、かわいらしさよ。


芸人をやる以上、どう売れたいか、売れてどうなりたいかってのは、それぞれあるじゃん?


僕はやっぱり、かわいいと言われたい!

みんなにかわいがられたいんだよな!


話が少し変わるけど

僕は常々、この世の中を生きていくうえで一番大事で有効な武器って

「かわいがられ力」、要するに「愛嬌」だと思ってる。

この社会では、他人に目をかけられて、かわいがられてなんぼ。

なぜなら社会という中では個の力なんて小さい。

必ず他人の助けが必要だし、1人では生きていけない。

だからこそ「愛嬌」でもって、他人の気を引いて助けを乞えることが不可欠。

もちろん、世の中を生き抜くうえでは容姿や能力も武器にはなるが、それだけでは足りない。

なぜなら嫉妬を買って、手を差し伸べてもらえない可能性がある。

そこにはやっぱり「愛嬌」が伴っていないと厳しい。


ちなみに間違えちゃいけないのは、誰彼構わず懐に入ろうとする姿勢が「愛嬌」ではないということ。

「愛嬌」とは、振る舞いや言動から滲み出て、ついかわいがりたいと相手に思わせる雰囲気のことだと僕は考えてる。

そんでこれはあくまで個人的な見解だけど

「愛嬌」って狙って出すものではなくて、ふだんの行いや態度から勝手に相手が感じ取るんだと思う。

いつも快活に、朗らかに。

人当たりがよく、思いやりや気遣いを怠らない。

媚びるのではなく、そうやって日々の生活や人間関係を一生懸命充実させようとする。

そうすれば、その人柄によって人が集まり、自ずと「愛嬌」が滲み出てくるんじゃないかな。


かわいがられる芸人、いや、もはやかわいがられる人間を目指して


毎日を目いっぱい生きられるようにしたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?