ワーカーホリック 心酔する愚者⑦
「野田さん、この金額の説明をしていただいてもよろしいですか?さすがにすぐにYESとは言えません。]
赤城は村山にも資料を渡す。村山も跳ねるように驚いていた。その様子をみて、隣にいたカトウアイは覗き込むように資料をみていた。
資料を見た下部のカトウアイの表情は急に暗くなった。
私は気にせず、赤城に話す。
「はい、今回の依頼料の内訳ですが、まず処理対象1人です。そこに基本料金とキャスト4人分の機密保持料、業務日数×5日、雑費を含め 計5,760万円でございます。」
「いやいや