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最も上質な指導とは?

最近、「最も上質な指導」とはなんだろう?と考えることがある。

要は、「子どもが生き生きと活動することができるような指導」「成長することができる指導」とはどんなものだろうということだ。

色々自分なりに考えて挑戦してみて、分かったのは
「好きになってもらえれば全てうまく行く」ということだ。

例えば、バスケットボール部の指導を例にあげて考えてみる。

選手が一生懸命取り組まない、自分たちで考えて行動しない。
そして、コーチがイライラして怒る。怒られたので、選手は一生懸命やる。

こういうことはよく起こる。

これはこれである程度効果のある指導だと思う。
強制的ではあるが、一生懸命頑張らざるを得ないし、その結果、実力がつくこともあるからだ。

しかし、「最も上質」ではない。

もし、選手がバスケットボールを大好きになってくれたら、どんなことが怒るだろうか。

おそらく、勝手に練習する。うまくなりたいから、コーチの話も真剣に聞いてチャレンジしてみる。当然、一生懸命やる。たとえ叱られても厳しいことを言われてもくじけずに頑張れる。

なぜなら、好きだからだ。選手が「バスケやりたい!」と心から思っているからだ。

こういう状態の選手は今までのチームにもいた。そして、そういう選手はもれなく上達していった。逆に、能力はあったけれどなんとなくバスケをやっている選手は大して伸びなかった。

結局、好きこそものの上手なれという言葉が真理だということだろう。

では、どうすれば選手がバスケを好きになってくれるのだろうか。
口で言うのは簡単だが、これはかなりレベルの高い指導になる。
自分もまだまだできていないが、「こういうことを積み重ねれば好きになってくれるのではないか?」ということを書いておく。

①上達する
うまくなれば、成功体験を積むことができる。成功体験が積み重ねれば、もっとやりたいと思うようになり、それが「好き」に繋がっていくはずだ。

②外野からあーだこーだ言われない
ゲームをしている人に横から「あーしろこーしろ」と言われたら、はっきり言って嫌な気持ちになる。特に本番はそうだろう。練習や準備の段階で完璧な準備をして本番に臨み、本番は指導者は外から応援する。こういう流れが出来上がれば、バスケットに夢中になれるはずだ。

③自分たちで決める
「やれでやるより、やるでやる」という言葉があるように、自分たちで決めるというのが大事である。たとえ間違った選択でも自分たちで納得して決めて取り組んだことはきっと楽しいし、成果もあがるはずだ。

このようにつらつらと書いてきたが、好きにさせる指導を日々行っているかを振り返ることが必要である。

そして、好きにさせる指導の根本にあるのは指導者がバスケットを大好きだという情熱である。そこを全面に押し出していくことから指導を始めていきたい。

まだまだ伸びしろだらけ。成長を続けます。


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