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5月の課題(初心者コーチがベスト8に行くまで)

GWは練習試合づくしで終わった。
GWに入る前にチームにはDFのテーマとして
「ボールをもらわれる前に頑張る」
ことを伝えた。

つまり、2線のディナイとヘルプに寄ったあとのローテーションにおいて足を動かしてOFにプレッシャーをかけるということ。
さらに、オールコートマンツーマンで常に相手にプレッシャーをかけ続けること。

これらをテーマにして練習試合を4試合行った。結果は3勝。
全体を通して見てみると先に述べたテーマを意識して選手はDFを頑張っていたように思う。そこは地味に大きな収穫。これを基本として次の段階に進んでいきたい。

そのための課題の整理をしておく。

①ボックスアウト


プレッシャーをかけることができるようになったおかげで相手のターンオーバーを誘発することはできるようになった。
しかし、リバウンドはまだまだできていない。特に、ローテーションが起こったときにボックスアウトまで考えて動けていない。
これは自分も意識しきれていなかった部分だから、翌週以降の課題だ。

②スペーシング


ここからはOFの話。
うちのチームは5OUTでオフェンスを行っているが、相手のコーチから「4OUTのほうが良いのでは?」と指摘をもらった。
なぜ4OUTかというと、1on1のスペースを作りやすいからだ。

1on1を仕掛けるためには2ギャップを作る必要があるが、5OUTではその2ギャップを作るためにはひと手間必要だ。(カッティングやピックなど)
それに対して、4OUTなら2ガード、2コーナーと広がるだけで何もしなくても2ギャップができる。

ただ、懸念しているのは何もせずとも2ギャップが作れてしまうがゆえに、オフボールの動きがなくなってしまうことだ。オフボールが動かなければDFも動かないので、ドライブしたとしても簡単につかまってしまう。
1on1のスペースをパスをつなぎながら作るということを意識させる必要がある。
なにはともあれDDMOと同じように考えるのがよさそうだ。

③ミート


ミートは全くできていなかった。ボールを棒立ちでもらってドリブルをついてから1on1を始めてしまっていた。ボールミートからの1on1は練習必須だし、どんな練習のときもミートするという癖をつけさせたい。

④ラン&グライド(1線のDF)


今回のゲームで簡単に1線が突破されてしまうケースが非常に目立った。特に、1歩目はそこまでOFに負けていないのに、最後にあきらめてコースを譲ってしまう。1人で守り切る意識を高める必要があるし、OFは体をあててフィニッシュまでいくことを習慣つけたい。

⑤コーチの意識


正直これが最大の反省だが、自分自身の基準がベスト8ではない。
自分たちのチームがベスト8にいくバスケをできているか、妥協していることはないか常に意識して、客観的に見る必要がある。
「まあ、〇〇だから仕方ないか」と妥協することを辞めることから始める。

色々と課題は見つかったが、着実に前に進んでいる実感がある。
ベスト8に行くための行動をこれからも取り続ける。
やるべきことを徹底してやるだけ。

あと2ヶ月。やりきろう。

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