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素人の戦い方


聞いてみるって大事だよなという話。

私はバスケ未経験だ。色々と本やDVDで勉強はしているものの、やはり経験していないことの弊害は大きい。私がよくやる誤ちは「選手のレベルに合っていないメニューをしてしまう」ということだ。経験がない故に、これくらいなら出来るだろうと勝手に想像してしまい、選手を困らせてしまう。いや、選手は一生懸命なので難しい練習も頑張るのだが、他のコーチからは「なんか難しいことをしているね」と言われてしまう。

特に、オフェンスシステムについてはかなり迷う。素人目にみて簡単そうだな、と思ってもやってみると判断の要素が多くて選手の処理能力を超えてしまう。

例えば、フレックスオフェンス。ミニバスや中学でも取り入れられているが、実は難しいオフェンスなのだ。というのも、オフボールスクリーンの判断や掛け方であったり、ゴール下からガードポジションまで上がってから3pを打たなければならなかったりと実は高等テクニックが求められる。

このフレックスオフェンスが実は難しい、というのも人に聞いて初めて分かったことだ。何が簡単で何が難しいのか。こういうことは、誰かに聞かないと私の場合は分からない。というか、間違えてしまうことがある。なぜなら、私の想像力はまだまだ頼りないからだ。

「他力本願だ」とか「自分で考えろよ」という考えも当然あるだろうが、目の前の選手のことを考えるとそうも言ってられない。なぜなら、自分の方針が選手に良くも悪くも影響を与えてしまうからだ。つまり、指導者は選手の未来に大きな影響を与える存在に否が応でもなってしまうということだ。

指導者が経験豊富で指導力があればそのままやれば良いが、私の場合はそうではない。そうではないが、かと言って今の現状に甘えることは許されない。だから、他人を頼る。聞きまくる。やれることは全部する。聞かないで間違えて、選手の将来を棒に振るくらいなら、せめて聞いて間違えた方が納得がいく。

だから、他人を頼り質問するのは大切なのだ。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。

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