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強いチームの練習を見て思うこと

今日は自分のチームの練習が休みだったので、同じ地区の強いチームの練習を見に行ってきました。

そのチームは指導者が良く、毎年強いチームをつくることで有名です。
今は、ミニバス出身の選手がおらず、なかなか苦しいらしいです。
それでもうちの初心者と戦ったら向こうが圧勝するくらいよく鍛えられています。

さて、そんなチームの練習を観て思ったことは
うちのチームの練習メニューとたいして変わらない…
ということです。

フットワーク。1on1のスキル練習。合わせのシュート。ハーフコートの練習。速攻の練習。ラリーの4on4。

なんなら、自分のチームの方が走っているし、強度だけなら高いかも。
そういうふうに感じました。

しかし、試合をやってみると向こうが圧勝するのです。
不思議です。
ハードな練習をしているはずなのに、負ける。

この差はきっと練習メニュー以外にあると私はかんがえました。
この最初にかいた「うちのチームの練習メニューとたいして変わらない」の「たいして」の部分が大きな差になっているということです。

その差は一体何なのか。自分なりに考えてみました。

①切り替えのはやさ

まず、練習と練習の間の時間がほとんどない。メニューが終わって水を飲んだらすぐに説明が始まります。全員が集まる前に説明が始まっている感じ。そして、人数が少ないこともあるとは思いますが、回転もはやい。
さらに、ひとつのドリルにかける時間もかなり短いです。飽きないように工夫すると同時に、よくやっているドリルなどはささっと終わらせることが多いそうです。
人数が25人をこえるうちのチームにとっては効率が良いことは常に意識していました。しかし、ドリルをもっと短くても選手の練習にはなるのかなと考えさせられました。

②シュート力の差

シュートが入るかどうかがバスケットでは最も重要と言えます。なぜなら、シュートが入らないと勝てないから。DFも大事ですが、やはり最後はシュート力。うちのチームと大きな差があるとすれば、このシュート力です。

他のコーチにも言われましたが、うちのチームはシューティングにかける時間がやはり少ないと感じます。せめて30分から1時間はシューティングにかけたいです。(時間がないのだけれど…)かといって、スポットのシューティングばかりするわけにはいかないので、効率的に他の動きと組み合わせて行いたいです。

でも、シュート確率は打った量にある程度比例するので、たくさんうたせたいところです。この差が実力の差になっていることに気づけたのが今日の一番の学びでした。

③環境

シュート力とも関係してきますが、今日行ったチームは練習開始前に1時間ほどシューティングをする時間があるそうです。16時から体育館が使えて、17時頃までシューティング。そこから1時間半ほどチーム練習。
そういう環境が少しうちのチームとは違うと感じました。

2時間半も練習できるのいいなと思いつつも、この部分は私個人の力でどうにかできるものではないので、やはり工夫が必要です。

あとは、チームにトレーナーがついていたり、保護者が練習の送り迎えに来ていたり。やはり、強くなるチームは選手とコーチだけではなくその周りの方の協力もあるのだなと感じました。

④指導のポイント

最後は、指導についてです。指導のポイントを本当にさらっと言って終わりなのですが、選手にはきちんと伝わっている。

端から見ていると「なぜそんな簡単な説明で伝わるんだ?」と思いました。

聞くと「求めていることは常に同じだから」とのこと。
おそらく練習メニューが変わっても大事にしていることが変わらない。

何度も同じようなことを求めている。
だから、選手も何を頑張ればいいのかよくわかっている。
つまり、説明をそこまでしてなくても選手が理解しているということです。

大切にしたいことを絞って、それを一貫して伝え続けること。
言葉にすると簡単ですが、やはり難しいことです。

ちなみに、その先生曰く「リバウンド。シュート。DF。走る。これらができればなんとかなる。」とのこと。

そのとおりだよな、と思いました。

リバウンド。
シュート。
DF。
走る。(=速攻)

私もここを大切にして選手を育てていきたいと思いました。
明日はまた別の中学を観に行きます。

では。

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