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初演と再演の難しさの違い

プペルが今年も再演となり、
再演にチャレンジさせていただけることに
心から感謝すると共に、
やはり初演と再演は違う難しさがあるな
と感じています。

今日は、
その辺りを言語化していこうと思います。

一言でまとめると、
初演は、
創る大変さ。
イメージしてもらう大変さ。

再演は、
エネルギーをマネジメントする大変さ。
慣れと戦う大変さ。
と言ったところでしょうか。

初演は、作品自体の信用が全く無いですし、
その作品を舞台でやったことがないので
宣伝するにも舞台上の素材がない。

やはりお金を払って、時間を割いて観に行くなら
やはり良い舞台を観たいし、
微妙な舞台ならチケットは買いたくない。
と、ほとんどの方が思うと思うのです。
#そりゃそうだ

でも、舞台で上演されてる素材がないし
口コミもないので、
お客さんも良いものかどうかわからない。
というのがとっても難しいところでした。

特にプペルバレエは
”ゴミ”とか”煙”とか
今までのバレエには中々ないような
表現がありますので
「ゴミでバレエ?想像つかないわ」
となることも多かったです。
#実際プロジェクト当初はゴミとバレエが全くイメージつかないと断られることもたくさんありました
#お姫様と王子様のキラキラ物語じゃないと!
#と言われたりもしました

ダンサーたちも、
公演3週間前の通し稽古になるまで
どんな流れの作品かわからないまま
自分の役作りをしなければならず
みんながみんな手探りだったと思います。

その反面、0→1を創るエネルギーは強く、
全員が手探りではあるものの、
スタッフもダンサーたちもみんな
「絶対良いものにするぞ!!!」
という空気感だったり、
そのパワーは凄まじいものでした!!

再演に関しては、初演とは違い、
昨年の舞台の映像や口コミがありますので、
どういうものかイメージしてもらうことは
初演に比べると伝えやすくなったと思います。

スタッフもダンサーたちも
どういうものか知っている。
そして、初演のエネルギーを知っている。
というのは物凄い強みだと思います。

特に新作は、
次の再演まで同じキャストで行えると
作品がとても強くなります。
#キャストを完全に新しくするとストーリーを伝えたり振付を伝えたり想いを伝えたり初演と同じ労力がかかりつつも初演のエネルギーにはならないのでこれまた難しいのです

ありがたいことにプペルバレエは
初演終わってすぐの頃から
ダンサーたちが皆
「すごく楽しかった!!絶対またやりたい!」
と言ってくれ、
再演が決まり、お知らせすると
ほぼ全員が再演への参加表明をしてくれました!
#一部はキャスト変更があります

バレエ団じゃない組織で
再演もほぼ同じメンバーでやれるというのは
本当に奇跡以外の何物でもなくて、
本当に本当にありがたい気持ちでいっぱいです!!
#本当に本当にすごいこと!!
#必ずブラッシュアップできます

その反面、再演は、
エネルギーのマネジメントが難しいです。
全員、1回やった慣れというのも出てきますし
応援してくださる皆さんも
正直、「あ、またやるんだね~」
と1回目よりも応援シロがなくなります。
#応援シロとは応援できる幅のような意味合いです
#伸びしろのシロです

ここが再演の難しいところ。
であり、私の課題です。

あとは、
死ぬほど大変だとわかってることに突っ込む
という大変さ。
ここは勇気しかないです。

これはまた別日に書きます💡

1つの作品が公演を重ねていくことって
本当に奇跡のようなことで、
いや、、、、
たくさんの奇跡が重ならないとできないことで
今ある数々の作品が通ってきた奇跡と
その凄さを改めて感じると共に
身を引き締めて今年も進みます!!!

2024.1.29
製作総指揮 関 巴瑠花

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プペルバレエ再演に向けてクラファンに挑戦中です!
ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします!

【2024年公演情報】
2024年9月19日(木)14:00/19:00
@めぐろパーシモン 大ホール
↓チケットの先行予約はこちら↓
https://www.picture-book.jp/projects/4275/rewards/40922
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