115.【シンプル】筋肉から見る痩身【遅筋と速筋】

 長距離選手は皆さん引き締めた肉体を駆使して活躍しています。これは遅筋の発達によるものです。某二郎ラーメンで最近お悩みの種となっている自身の体へ筋肉から見てメスを入れていきます。

目標設定・理想のあなた

 皆さんはどんな身体になってどうなりたいですか?この記事では細身を目指します。
 当然どうありたいか、どんな身体になりたいかで作り方・アプローチは変わってきます。

 全盛期のシュワちゃんのごとくバッタバッタと敵をなぎ倒すような、筋肉モリモリマッチョマンのTOUGH GUYになって強きを挫き弱きを助ける人?重い荷物だって颯爽と運ぶ上腕二頭筋と三角筋には女の子のみならず男の子からも羨望のまなざしが突き刺さるでしょう。ベタにご老人を抱えて歩道橋を渡る事で地域社会に優しさの虹をかけちゃうのも良いですね。

 スタイリッシュでスリムな肉体で風を切るのも素敵ですね。引き締まった肉体で省スペース。社会の間にジャストフィット。更には、その省肉体で様々な装いを着こなし、さながらなんかの服を着た悪魔のようにそのセンスで人を惹っ張り新たな風を社会に吹きまくる存在になるのも良いでしょう。

 それとも地球に愛されてやまない太ましい肉体を抱えちゃう道もあります。太るのだって意外と鍛錬が必要なのです!内臓の強さがないと"ライン"は超えられません。更には日ごろからの価値観を変え、習慣を変え、手間暇かけないと実現できない。目標達成を体現しそのふくよかな面持ちで暖かさを周りに与える存在にだって遠くありません。

 この記事では細身を目指していくのですが、”どうありたいか”は皆さんそれぞれの想いと理由でやりましょう!

みんな違ってみんな良い、遅筋と速筋

 皆さんが駆使している筋繊維に2種類あり、それぞれ得手不得手があります。すべての筋肉にこの2種類が混在しており、どっちの割合が多いか、でその筋肉の性能がかわりますが、どちらが多いかは個人差があります。

 遅筋:持続力重視。赤筋ともよばれ、酸素を蓄えるミオグロビンが多く見た目が赤いためです。(カツオやマグロなんか赤いですよね。呼吸のため常に泳ぐ必要があるため遅筋が発達しています。)
 遅筋は負荷をかけても太くはならず細いままです。代謝には主に脂肪を消費します。
 速筋:瞬発力重視。対して白っぽい見た目から白筋とも呼ばれます。(代表的なのはヒラメ。エサが通りかかると目にも止まらぬ速さでパクリ。瞬発力のなせる技です。)
 速筋は負荷をかけて使うと太くなり、いわゆる筋肥大は主に速筋によるものです。こちらは代謝に糖を消費しますね。

 この二つの違いが、太りやすい、太りにくいの要因のひとつになっています。上記でも遅筋と速筋の割合は個人差があると書きましたが、この違いが短距離、遠距離の得手不得手に影響するように、遅筋が多ければ太りにくく、速筋が多ければ太りやすい(ざっくり言うと)となるわけです。

遅筋を育てて、Let's 痩身!

 ズバリ、やる事はシンプルです。
 軽負荷で長時間の運動です。
 といっても何時間もやるわけではありません。1日30分程度で良いので”運動し続ける時間”を増やしましょう。
 オススメは自転車です。心肺にも負担が少なく、足痩せも期待できます。

 2週間、毎日30分の運動で結構違いが感じられました。
 ぜひ皆さんもお試しあれ。


出典

https://www.chiba.med.or.jp/general/millennium/pdf/millennium71_5.pdf

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-kiso/kinniku-kinou.html

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