120.【芝浦】秀味 海岸店【中華そば】

 今回は隠れ家的(?)美味しいお店。
 田町駅を芝浦口(東口)を出て、橋を越え、、高速道路をくぐり、、、マンションの隙間を縫って歩き続け、、、、徒歩で20分の道のりの先に名店が道路沿いに構えています。平成レトロを彷彿とさせる外観から期待感が高まり、うきうきです。

 ガラス戸を開けると一望できる厨房。大賞と店員のお姉さんが元気に挨拶してくれます。
 右手に券売機がありましたのでメニューを物色しながら注文を決めます。スタンダードの醤油のほかに、もやしラーメンが同じラインにナップされており、なんとも珍しい配置に目を泳がせながらも、定番中の定番”半チャーハン+ラーメン”を発見。見慣れた単語に安心感を覚えながらも指先が赤くなるくらい押し込みます。

 お水をもらった席につき一息、店内に目を配ると程よいレトロ感にノスタルジックを覚えます。大好きです。雰囲気も最高、中華そばだって絶対美味しいです。レトロ中華そば。

 卓上にはおなじみ定番の調味料がならびます。うーん、安定感。これさえあればなんでも乗り越えられる気にさせてくれる、力が漲ってきます。

 厨房が丸見えなので否が応でも目に入る、大将の鍋捌き。私独自に見つけた美味しいチャーハンの法則があるのですが、それは「うるさくない」こと。チャーハンは「炒飯」と漢字にするように、炒める!炒めるのが大事なのです!チンカチンカとせわしなく鍋を振っていては、火が十分に入りません。必要以上の鍋振りは所詮パフォーマンス、味には効果的ではありません。
 ああ、熱くなってしまいました。そうそう、大将の鍋はうるさくない!心地よいリズムと音が店内に響きます。

 …むむ、ふっとレトロの気配を感じ振り返ると……

レトロ!!!!!

 レトロ過ぎてめまいがするほどレトロの漫画棚。6歳頃に通っていた床屋さんの待合を思い出します。焼けまくった漫画の色がたまりません。

 レトロアタックを食らってノスタルジックに陥っていた私を、我に戻すどんぶりが置かれる音。到着しました。

 濃いめの味の醤油ラーメン。特徴的なのがサラダ菜が乗っている!!これはこれで美味しい。彩りも良いです。
 チャーハンも美味しい!味濃いめですが疲れた日にはたまりません。細かいかまぼこ(?)も入っており、こちらもレトロ!!

 少し遠いかもしれませんが、THE 中華そば需要をみたす名店です。

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