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ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道を見てきた2019年6月

そしてそしてようやく見てきました。新国立美術館のウィーン・モダン展。
結構やってる期間が長いので急がなくていいやーと思ってなかなか行けなかったのですが、曇天の空、行ってきました。
新国立美術館には初めていくので、どんな感じなかなと思って行ったら…

意外と空いてた!
もちろんひっきりなしに人は来てたけど、自分のペースで見られる感じ。日曜の15時過ぎという事もあるだろうけど、いい感じの人の入りです。
どうしても音声ガイドのポイントある展示は人が溜まりがちなんだけど、逆にいうとその直後の展示は空いてるので、そこから先に見たり。

今回のの音声ガイドは、城田優さんで、なんの感情もわかないけど、借りました。
たしかに音声ガイドに引きずられず、自分がいいものを鑑賞したらいいんだけど、そこまでお金払って美術を鑑賞できるって才能だと思う。
なので、あまり美術の入り口が狭い私なんかはちゃんと見所があると、展示を満遍なく楽しめる。逆にいうと、音声ガイドがなくても、揺さぶられる作品はあります。

今回の展示でいうと、シーレの『死の床につくグスタフ・クリムト』はうわーってなった。
シーレ自体が、もともと結構くるものはあるんだけど、これは。日付的にはクリムトの死んだ年に描いてるんだな。
もちろんその物語性も込みで見てはいるけど、っょぃ、よね。

で目玉の『エミーリエ・フレーゲの肖像』

ここは撮影ok。
このドレスの復元がこれ。

いいっすねー。クリムトが生涯愛したエミーリエ・フレーゲですが、いろいろ読むとかなりの女性だという事がわかります。だって、この時代のデザイナーだし。新進気鋭の才能あるひと。そりゃクリムトもメロメロだわ。フレーゲ姉妹のお店家具も復元されており、フレーゲ姉妹とその周囲が、かなりのおしゃれさんであった事がわかります。

そして、今回良かったのは「ウィーン工房のグラフィック」の展示で、ルドルフ・ガルヴァハのポストカード図案。

「ユーモラスなグリーティングカード」という作名だけど、めっちゃかわいい。110年以上前の作品なんだけど、全然色褪せないなあ。アートの素晴らしいところってそこなのかも。
シーレのポストカードもあって、これは正しい表現でないけど、かなり、イラスト的。どっちかってーと、マンガ的に感じる。全員応募プレゼント的な。
ダゴルト・ペッヒェのポスター画も全く年代を、感じられなくて、すごい。これはもうウィーンに行かないとな!

図録も豪華!3センチ以上ある!ミニもあるみたいです。でもやっぱり通常サイズだな。重いけど買って良かったです。


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