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NPO広報担当者のリアル交流イベント「シェアするBar@三田に行っTEMIL」を開催しました!

NPOの広報力を高めたい人・NPO広報に関わる人たちのサードプレイス的に、ゆるやかなつながりと切磋琢磨の場をつくり、ありたい未来に近づける力をチャージする集まりを目指す“NPO広報友の会”。

コロナ禍でここ3年は細々とオンラインイベントを開催してきましたが、そろそろ、皆さんとお会いしたい…!ということで、2023年4月22日~23日に“リアルでしかできない体験”満載のイベントを開催しました。

おとなもこどもも盛りだくさん!

会場は、神戸三田アウトドアビレッジTEMIL。

4年前と同じく会場は、兵庫県三田市の「TEMIL」。屋内の研修やワークショップとアウトドアプログラムが両方楽しめてしまう素敵な施設です。

もともとは伊丹市の野外活動センターだった、「神戸三田アウトドアビレッジTEMIL」。
運営に込めた想いはこちら

自然たっぷりということは知っていましたが、4月の来訪は今回が初めてで、お天気にも恵まれたこともあり、あふれる新緑の美しさに心がリセットされてゆく…。

photo : 永野純一郎 

今回のイベントには、NPOの広報に関わる方々とその家族、世話人も含めて総勢18名、2歳から60代までの幅広い年齢の方々にご参加いただきました。(ありがとうございます!)

photo : 永野純一郎

当日は、コミュニケーションやチームビルディングのワークショップを数多く手掛けてきた “ 山さん ” こと山崎清治さんがおとなたちのファシリテーションしてくださいました♪

photo : 永野純一郎
山さん…2003年に生涯学習サポート兵庫を設立。無人島一週間自給自足プログラムやリアカー縦断プログラムなど、これまでに様々な社会教育プログラムをプロデュース。
2022年<自立をはぐくむ「無人島式」子育てメソッド>を出版。
兵庫県男女共同参画審議会委員、ひょうご市民活動協議会(HYOGON) 代表等、幅広く活動

「伝える・伝わる」 を感じる自己紹介

はじめての方もいらっしゃるので、まずはみんなで自己紹介。(今回は兵庫、大阪、奈良、和歌山と関西を中心になんと東京からの参加をいただきました!)

名前、仕事、働いているところ、ライフスタイルなどを記入した即席の “ 名刺 ” で自己紹介。
名刺を受け取ったら、次の人に “ さっきの人にもらった名刺 ” をもとに、さっきの人を紹介して行きます。それを5回繰り返していきます。

相手の話をしっかり聞かないと次の人に紹介できません(;^_^A

最後に自分のカードを持ってる人が自分について紹介をしてくれるのですが、伝言ゲームを繰り返すうちに一部の情報が欠落してしまったり、難しながらもきちんと戻ってきた想いもあったり、「12年頑張ってきた」という話が「あと12年頑張ります(?)」という話にすり替わっていたり。

「伝えたいようには伝わらないことが多いけれど、伝えないことには伝わらない…」という広報のキホンを体感していきます。

「体験」を共有し「経験」に変えていく

続いて、昨日のこと、最近うれしかったこと、悔しかったこと…といった体験を、順番にペアになった人にシェアしていくワークショップ。たくさん笑って頷いて…。

photo : 永野純一郎

「昨日のばんごはん」もそうですが、体験したことを人に話さないと、ただ流れていってしまい、そのまま忘れていってしまいます。
でも他者に話すことで、「体験」を思い出し、整理・概念化され「経験」となり、「経験」を誰かとシェアすることで “ やってみよう ” 、と試行・改善することがあるかもしれない。それが互いの成長につながる、というお話から、「体験をシェアする、他者に話す」ということの重要性を気づかせてもらいました。

photo : 永野純一郎

以前は職場でも自然にできていたランチや休憩部屋での雑談、仕事終わりの飲み会が、知らず知らずに成長や成果に繋がってたのに、今はどんどん効率化やオンライン化によって削られていっています。
「体験を共有」するための仕掛けをどう増やしていくのか、かかわる人それぞれの意識的な取り組みが必要というお話に、一同ふむふむと頷いて聞き入っていました。

関係性構築の第一歩、ぷち共感体験

家族でもチームでも、「困ったことがあったら言ってね」と言っていても、関係性が構築できていなければ困ったことがあっても言いづらいもの。

では、関係性はどうやって作っていくのか?ーこれもオンラインではできない、 “ 共感 ” を体験する時間もありました。

ちょっとした仕掛けで、初対面でも “ ぷち共感 ” が生まれています。

共感体験を繰り返された相手や場所は、心理的安全が担保された場所になっていきます。そのような場所は偶然に生まれるのではなく、かかわる人みんなの意識や仕掛けが必要とのこと。うーむ、実際に自分で体験したことをもとに自らを振り返り、沁みていく時間の連続です‥。

おかえり&おかわり!芝田さんのスペシャルスパイスカレー

1日目のお昼ご飯は、4年前も大人気だったデザイナーの芝田陽介さんによるスペシャルスパイスカレー。ご自宅で前日からトマトをベースに、スパイスと一緒にコトコト煮込んだカレー鍋をはるばる三田まで運んでいただきました。(ありがとうございます…!)

photo : 永野純一郎

絶好の気候の中、みんなでいただくshiba curry…!最高です!
初体験の参加者からは「あの方、本業がカレー…?」と聞かれるほど。

ほくほくの男子チーム

お子さんも食べらやすいよう、スパイスカレーとマイルドカレーは鍋を分けて持ってきていただいていたので(やさしい…)、小学生からは「おかわり!」の連続。

photo : 永野純一郎 スパイスカレーとマイルドカレー、どちらも大人気でした!
2歳児さんも「おいちい!」とおかわり。かわいい‥

それぞれの気づきを促すアウトドアのワーク

美味しいカレーでお腹がいっぱいになった後は、チームを感じる屋外ワーク。チーム対抗で竹筒を並べてボールを運んだり、フラフープを使ったり、駆けまわったり…

photo : 永野純一郎 めっちゃいい天気でした・・・
photo : 永野純一郎 いいおとなが真剣にフラフープに向き合いました

どう見ても「遊んでいる」ようにしか見えなかったのでしょう、2歳児が飛び入りするシーンも。

なにしてんのー?と飛び入りする2歳児

確かにどう見てもおとなが本気で遊んでるだけ…のように見えますが、いずれも「やったことのない、やり方が誰もわからないミッション」に対して「アイデア出しの雰囲気づくり」「チャレンジ」「対話」「チーム力」「声かけ」といった重要性を体で、心で、感じているのです…

本気で遊ぶ、いやミッションにチャレンジするおとなたち

何に興味があるかをシェア!

アクティビティのあとは、二次会で何を話したいかを軽くシェア。「SNS運用」「マンスリーサポートについて」「NPOのデザインについて」など、あれも話したい、これも話したい!で1泊2日では足りないと感じるほどでした(;^_^A

photo : 永野純一郎 深い問い…!

心をしずめて立ち止まる時間も

非日常のなかで初めての体験やトークをモリモリしたところで、ジェイさんこと永野純一郎さんには「瞑想」をレクチャーしてもらう時間もありました。
輪になって、初心者でも取り組める瞑想に挑戦。

30分ほどでしたが、気持ちよくなって眠ってしまう人も?( ´艸`)

心が落ち着いて、幸福度が高まることが科学的研究によっても示されている「瞑想」。一人ではなかなかチャレンジする気持ちの余裕を持ちづらいものですが、せっかくの「リアルでしかできない」機会ということで、ジェイさんに心穏やかな時間を持たせていただきました。

photo : 永野純一郎 「N」「P」「O」
芝田さんは日帰りなのでいったんここで記念撮影!

子どもたちはアウトドアプログラムを満喫

ちなみにこのイベント、家族参加大歓迎というスタンスです。
子どもたちはアウトドアプログラムの達人によるガイドで、クラフトやスイーツづくり、体を動かす活動をたっぷり満喫していました。

アウトドアでのおやつ作り。寒天ゼリーを作りました。
photo : TEMIL みんな大好きハンモック
photo:TEMIL 巨大シャボン玉に挑戦!
photo : TEMIL 心行くまで焚き火も

子どもたちからの感想を一部ご紹介しますね。

また行きたい!次に行くとしたら、
・りんごゼリーをつくりたい
・シャボン玉をしたい
 →いつもと違って、自分でいろんな材料混ぜて作ったのが楽しかったし、
 道具もいろんな道具でシャボン玉作れたのが楽しかった。
・アーチェリー大会またしたい
・自然物をとってきて工作したい

小1男子

合宿は友達ができてとっても楽しかったです
昼のカレー🍛もおいしかったです

全部楽しかったけど、何より探検が楽しかったです😙

小3女子

子どもたちも楽しめたようで何より。参加したおとなからも「子どもたちがいるだけで多幸感がハンパなかった」と好評でした☺

バーベキュー&二次会!

さて、アウトドア施設ということで、晩御飯はもちろんバーベキュー!

おとなも子どもも協力して、火起こしをする人、おにぎりを握る人、いすを並べる人…と役割分担しての晩御飯はサイコーです!

このお肉たっぷりのプレート×2!!

星空のもと、焚き火をかこんで語る人あり、ひたすら飲み食いを続ける人あり…ゆっくり語らったあとは、二次会で交流&テーマトーク。

「やっぱり応援するかしないかは“人となり”が大事では」「目標をきっちりたててPDCAも回さないと」「団体の外だけじゃなくて中の人も広報に納得してるのか気を配るべき」など、いろんな意見が飛び交い、夜が更けていきました。

photo : 永野純一郎 お酒とおつまみは持ち寄り!

やるべきこと、やめるべきことを出し合う

翌日は一部、二日酔いの人もいましたが(;^_^A、
これまでの講義やワーク、交流を受け、それぞれが感じた “ NPOの広報で「やるべきこと」「やめるべきこと」”の洗い出し。まずは人型をつくって…

photo : 永野純一郎 人間魚拓

これが大事だと思った…と言うことをシェアして魚拓?に書き込んでいきました。

photo : 永野純一郎 

やるべきこと、やめるべきこと…いろんな人の声を聞き、また書いて…インプットとアウトプットが沸き上がる時間となりました。

参加者からの声

最後の振り返りでは、「来てよかった!」「〇〇をしていこうと思う」など、前向きな声が。

photo : 永野純一郎 
photo : 永野純一郎 
photo : 永野純一郎 

事後のアンケートでは、「ありたい未来に近づける力(げんき、やるき)をチャージできましたか?」に「とても+まあ」で100%が「できた!」と回答してくださいました!

関係性をつくるためのヒントを得られた、みんなと話がたくさんできた

共感体験で他の参加者と関係性を自然につくれた

想像以上の素敵な人たちとの出会いがありましたし、何よりめちゃくちゃ楽しかったです!こんなに笑ったの久しぶり!!

素晴らしいプログラムに講師さん、皆さんの飾らない人柄と環境と
自然の中の非日常空間で、時間に追われずにゆっくり過ごしながら、NPO広報に関する様々な角度からの対話に刺激をもらった

4年前は、シミンズシーズさん主催の合宿に、NPO広報友の会が協力する形で開催しましたが、今回はNPO広報友の会が主導。
宿泊を伴うイベントの主催は初めてということもあり、予期せぬトラブルもあったり至らぬところもいろいろあったかと思いますが、心やさしい参加者の皆さん、TEMILのスタッフさんたちのおかげでとっても楽しく学びの多い2日間となりました。

photo : 永野純一郎 

ご参加いただいたみなさんはもちろん、行けないけれど行きたかった!と言ってくださった皆さん…本当にありがとうございました!
きっとまた開催すると思いますので、その時はまたよろしくお願いいたします。
*オンラインランチ会を月に1度(最終水曜日)に開催しているので、よかったらご参加ください☺

協賛社のご紹介

なお、このイベントには、複数の方に協賛をいただきました。
おかげさまで、おとなたちがたくさんまなび、子どもたちが楽しく安全に遊べ、参加者の保険代も賄えました。深くお礼を申し上げます。

H2O space
東京のWeb制作会社さん。プログラム関係の著作多数、講座動画配信プラットフォームUdemyやYouTubeを通じた映像講義配信を手がけ、それぞれで数万人規模の受講者・登録者がおられます。
非営利団体向けに、更新しやすく、シュッとした、お手頃なウェブサイトをつくるプランをご用意いただいています。
(NPOの方からのお問い合わせはMARCHITECTで受け付けています)

合同会社MACARON
「社会課題」 と 「人」 の関係をよりよくデザインする会社「MACARON」。代表の谷さんは東京都杉並区広報専門監で「公務員のための伝わる情報発信術」の著者でもあります。

NPOのためのデザイン
NPOのために、すぐに、安価に、時間をかけず実践できるデザインのあれこれをお伝えしています。

MARCHITECT
非営利団体の広報支援や業務効率化を支援。課題分析・企画・編集・ライティング、運用設計などご相談ください。


NPO広報友の会とは?
NPOの広報力を高めたい人・NPO広報に関わる人たちのサードプレイス。ゆるやかなつながりと切磋琢磨の場をつくり、ありたい未来に近づける力をチャージする集まりを目指しています。会のご紹介はこちら
2023年前半は
4月26日(水)ランチ会
5月27日(土)シェアするBar
5月31日(水)ランチ会
6月28日(水)ランチ会
という開催予定です😊

世話人について
林田全弘(株式会社ガハハ デザイナー):Twitter
槇野吉晃(NPO法人サービスグラント 関西事務局):Facebook
マキノスミヨ(ビッグイシュー・オンライン 共同編集長):Twitter

世話人のイベント登壇予定
*林田全弘
月2回実施している、Youtubeライブ。
4月から新シリーズ「三つ折りパンフ連続講座」をスタート予定です。
https://www.youtube.com/design4npo





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