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「ガッシ!ボカッ!」アタシは死んだ。」スイーツ(笑)

著作元がわかりませんですが、どちらさまのでしょうか。DEEPLOVE?10年はかるく昔のことでしょう、恋空に代表されたケータイ小説が空前の大ブームな時期がありましたね。ケータイ小説というくらいですから、10代の子供たちの手元にあるのはまだ最新最先端のおiPhone3GSなどであるはずもなく、いまだパカパカしたりしなかったりしたケータイであったころですね。

スイーツ(笑)不況

まずはこちらの記事からの話題。

その前に、2019年にもなっていまだにまぐまぐという名前が存続してることに驚きを禁じえません。もちろんずっと存在していたのは知っていますが、継続しているということがやはり凄いなと思います。とても邪険にされた思いでしかないので、事業者としてのまぐまぐは好きではありませんが。

帝国データバンクによると、2019年1~8月で30件の倒産が発生したという。これは、00年以降で最多だった18年の同時期(25件)を上回るペースだ。通年で最多を更新する可能性も出ている。

タピオカブームやそれ以前からのインスタ映えブームに後押しされて、世の中は空前のスイーツブームというのが確かにこの記事にもある通りの間隔であったかもしれない。特にコンビニスイーツの競争激化あるいはジェネリック系と揶揄されるスイーツの乱立はみなさんもよくよく体感していることと思う。その勢いに乗れていないのがいわゆる町の洋菓子店、老舗の一つといっていい不二家や銀座コージーコーナーも含む洋菓子・製菓の店舗だという。

結論を引用しまうのは恐縮だが…なかなか店舗経営のコンサルタントというにしては乱暴なマーケテイングが語られていた。

SNSなどを活用し、コンビニスイーツにはない魅力を発信するといったことも欠かせない。街のケーキ屋さんも同様で、コンビニにはない商品を開発し、その魅力を積極的に発信していく必要があるだろう。

不二家やコージーコーナーならいざ知らず、町の洋菓子店が目指すべきところは果たしてそんな軽くいなせる問題だろうか。SNSを活用するというのが町のケーキ屋さんにおいそれと可能だろうか。このような書き方でマーケティングをむやみに銀の弾丸かのようにみせてしまうのは、コンサルタントという肩書むやみに軽く見せるものではないだろうか。

さて、上記の記事と似たような内容の記事がちょうどこちらにもあった。

こちらの記事は実際に店舗を営む主人に電話取材だろうか、雑な取材記事としてまとまっている。かもしれない、感じる、たぶん。具体的なエビデンスは店主が言ったというだけであり、発言内容の裏どりもないが、当事者への取材をしているだけなかなかどうして、褒めても良いのではと思えるほどウェブニュースの記事は浅薄なのが多いことを憂う。

スイーツ(笑)は甘くない、ただ太るのみ

アベノミクスだろうがなんだろうが、皆さんが求めてきたのは努力をする人間のみを評価することであり、扶助の精神ではなく勝ち残り生き残りのサバイバルを望んでこられました。もちろん自分だけはその蹴落とされるほうではない決まっている、違いないという明らかな認知のゆがみをもとにみなさんがその方向を国に、というか現代の社会民主主義国家団に求めてきました。永遠に第3国が存在し続けるという幻想とともに。

アタシは死んでいた

スイーツ業界が苦境という話の前にこちらの記事を読んでいた。衝撃的なのはワンピースの発刊数が1巻分多いかどうかに左右される集英社だ。まあ、ハリウッドの配給会社もAAAクラスの作品がこけたら困るとは思うが。

内容の趣旨は下記のような話を個別に膨らませているもの。

ケータイ小説がヒットしたころも、そして今現在もインターネットというものが登場して以降、グダグダいう業界の最右翼がこちらの出版業界の方々。2019年のいまになってもなお、Twitter発で出版される方の話を見ると、なるべく電子書籍の出版は紙から遅らせたいとする編集の声があるなど、相も変わらず固着した構造の中で漂っていらっしゃるようで、私はとても悲しい気持ちになる。

なにせGoogleが幅を利かせるコンテンツイズキング時代こそが今であり、出版の人々も編集の人々もその力の古どころではないのかと感じていたからだ。東京カレンダーはビジネスモデルが古臭いと思うがコンテンツパワーとしてはウェブにも迎合できていたと思うが、なぜだろうか。面白くもない立場になるのが嫌なのかと感じることがある。ウェブの世界ということではなくビジネスにおけるパワーバランスとして彼らはいわゆるマス側であったり、仕組みとして頂点に近い側にいた。しかしウェブの文脈でコンテンツを作るためにお金をもらうためには、その立ち位置を低くー本当は低くないのだが今までが高かったためにー

ナラティブの時代に

去年かな?自分のいつも使う急行の止まらない駅、その駅前のちょっとした商店街に新しいベーカリーができた。めちゃくちゃおいしいとかではなかったが、おしゃれなベーカリー。多分表参道にあればみんなおいしいっていうと思う。そしてそのお店のすぐ近くには、昔からドイツ菓子を作るまさに町の洋菓子店がある。そして近くのターミナル駅からバスで少し行ったところに、土日だと行列が、クリスマスには予約が殺到する町の洋菓子店がある。

世の中に目をこらしてみれば、こだわりの一人版元だっていくつもあるし、個性的で独自の文化を提供する本屋だってある。あるのだ。そこに。

お客様は神様だった

色々なモノやコトへのアクセスが容易になった時代を経て、犠牲を強いられるのは自分たちも例外ではないと気付いてきた私たち。今現在の目線から、画一的でサービス精神のない商店街の店々を責めるのは簡単だ。町の本屋の品ぞろえの悪さや、八百屋のいい加減さ、駄菓子屋の感じの悪さ…しかし努力が無かったわけじゃないはずだ。その時代その時代の我慢があった。

サービスというものが、激しく揺り戻す日が近い気がしている。どんどん消費してくれる神様が、いなくなったのだから。

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