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元フランス首相のガザに関するインタビュー

2023.11.08

ドミニク・ド・ヴィルパン元 #フランス首相 のガザに関するインタビューがまた見事だった。

彼の言葉は非常に重要であり、今日の欧米の指導者の中では非常に稀であると思うので、全文を翻訳することにした(太字の部分は、ヴィルパン自身が話す際に強調したものである):

「#イスラエル 政府、ベンヤミン・ #ネタニヤフ 首相は10月7日に失敗し、二重に失敗した。

第一に、忌まわしい #ジェノサイド#大虐殺 )を許すことで、イスラエル国民の保護を確保する能力において。

彼は、何が起こったかについて直接的な責任を負う。

そして彼の第二の失敗は、#ヨルダン川西岸 で現在も続いている #占領#植民地化 の政策を奨励したことであり、ヨルダン川西岸で第二の戦線が開かれた場合、イスラエルにとって別の脅威となる。

武力は民族の安全を保障しない!

これこそ、すべてのイスラエル国民が今日理解しなければならないことである。

そして重要なのは、10月7日以降、イスラエル政府の選択は武力行使をエスカレートさせることだったということだ。

武力も復讐も、平和と安全を保証するものではない。

平和と安全を保証するのは正義だ❗️そして、正義は今日も果たされていない。

今日起きている #爆撃 に対するイスラエル政府の根拠には欠陥があり、国際社会全体がそれを見抜いている。

その原則とは :

「われわれは #テロリスト を標的にするが、不幸にも一般市民も巻き添えになる」、軍事用語で婉曲に『 #巻き添え被害 』と呼ばれるものだ。

この巻き添え被害は偶発的なものではないことを理解しなければならない。

つまり、それは、完全に予測可能であり、十分に受け入れられるものなのだ。

[司会者:「しかし、もう一度言いますが、責任はイスラエルだけにあるのではありませんよね。]

いや、もう一度言いますが、責任について問うのはやめましょう;

現場で起きている現実を見よう❗️

責任の所在については、歴史家に任せよう。

私たちが望むのは、この暴力を止め、虐殺を止めることだ。

イスラエルは、この種の戦争や攻撃によって、今日さらに自らを危険にさらしている。

私たちは本質的に、ネタニヤフ政権の #復讐政策 に対処しているのだ。

イスラエルには自衛権がある、しかし、それは、 #自衛権 は民間人を #無差別 に殺す権利を与えるものではない。

救急車を標的にする場合、その救急車の中にテロリストが乗っていたかどうかは常に想像できる。

しかし、その結果、子どもや女性が死ぬ。

子どもや女性が殺されるたびに、テロリストがもっと増えることになる。

したがって、イスラエルの目的、イスラエルが達成することは、彼らが望むこととは正反対なのだ。

だから今日、この論理を変え、健全な戦略に戻ることが不可欠なのだ。

人質、その解放を確保するためにあらゆることをしなければならない。

しかし、忘れてはならない:

#パレスチナ の人々もまた、#ハマス とイスラエルによって人質に取られているのだ。

そして、ハマスがパレスチナの人々のことをほとんど気にかけていないことは周知の通りだ。

だからハマスは言うのだ:

「人質が解放されるまで、包囲は解かないし、人道的停戦もしない。」

ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、政治的解決のテーブルに着かないよう、あらゆる手を尽くして戦争を仕掛けている。

そして、国際社会、ヨーロッパ、アメリカは、ベンヤミン・ネタニヤフ首相に、この戦争は受け入れられないと伝えなければならない。

なぜなら、それは私たちを直接(エスカレーションへと)導くからだ。

- ハマスから #イラン へ、イランから他の標的へ、そして文明の衝突の論理に突入する。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相が、一方には光の民がおり、他方には闇の民がいると言うとき、私たちがどのようなスパイラルに陥っているかがわかる。

過去20年間続いてきた戦争はすべて、始まって終わらない戦争だ。

これらは凍結された紛争である。

私たちは戦争の始め方を知っているが、終わらせ方を知らない。

ベンヤミン・ネタニヤフ首相が #ガザ を支配しても、何も変わらない。

#テロ攻撃 は続くだろうし、イスラエル人は #恐怖 の中で生き続ける。私たちはここから抜け出さなければならない。

これが昨日の戦争である2つ目の理由は、テロとの戦いはどこにも勝利したことがないということだ。

力では解決できない。

復讐は答えではない。

答えは正義であり、それこそが世界のすべての人々、今日起きていることを注視しているすべての人々が求める正義なのだ。

今日、私たちが進むべき方向は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相がイスラエルを包囲国家にする自殺的な論理を続けるのを阻止することである。

彼らはガザを包囲することはできるが、彼らは包囲されることになる。

そして、明日またサウジアラビアやアラブ諸国と平和的な談話を結び、状況を正常化できるなどと考えてはならない:

そうではない❗️歴史の傷が目覚めつつあるのだ。

イスラエルの関心は、責任ある国家を味方につけることだ。

そしてこの責任ある国家は、毛嫌いするのはやめよう、それは明らかにヨルダン川西岸地区、全てのヨルダン川西岸全域である。

それはガザでなければならないし、2つの領土を行き来できるようにしなければならないし、東エルサレムでなければならない。

問題は、これがベンヤミン・ネタニヤフ首相のエスカレーションの要点だが、ベンヤミン・ネタニヤフ首相がそれを望んでいないことだ。

そして、分離政策は威厳のあるものでなければならない。

つまり、パレスチナ人に、彼らが生きることのできる国家、実行可能な国家、真の国家を与えなければならない。

[司会者「ヨルダン川西岸地区の入植地を撤去しなければならないということですか❓]

私たちがアルジェリアを去ったとき、100万人のフランス人がアルジェリアを去った。

今日、ヨルダン川西岸には50万人のイスラエル人が入植し、東エルサレムには20万人が入植している。

[彼らはヨルダン川西岸から去らなければならないのですか❓]

それが歴史であり、それが責任であり、それが代償なのです!

厳粛に申し上げますが、それがイスラエルの安全保障の代償なのです!

そして今日、これで十分だと考える人々はみな、最悪の政策を追求しているのだ。」

(了)

引用元

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