プレママD

地方テレビ局ディレクター/2022.9出産予定 はじめての別居婚/はじめての妊娠/お産…

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地方テレビ局ディレクター/2022.9出産予定 はじめての別居婚/はじめての妊娠/お産難民 日々の様子をマイペースに記録しています📝🍀

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お産のできないこの町でわたしは子育てすることに決めた。

はじめまして。 プレママDです。 地方テレビ局のディレクターとして働く傍ら、 今は妊娠16w0d(16週0日)の初産婦でもあります。 妊娠が分かったのは、年が明けて1ヶ月が経とうという寒い日。 ちょうど結婚3年目を迎える頃でした。 待ちに待った「陽性」の検査薬。 涙が溢れて止まりませんでした。 わたし、お母さんになるんだ。 人生にはこんなに嬉しいことがあるんだ...。 しかし運命とはわからぬもので、 その時、私たち夫婦は30歳を目前に 転職とそれにともなう別居婚を始めよ

    • 29w0d ありがとう、さよなら。

      最近よく考えることがある。 いつか子どもたちに「お母さんもテレビで働いていたんだってね」と言われる、そんな未来のこと。 この3年近く、カメラで追い続けてきた人がいる。 晴れの日も、雨の日も。 それはドキュメンタリー番組のディレクターという域を超えて、一緒に食事して、旅をして、ある種の家族のようだった。 きっとこの先も、人生の長い期間をこの人たちに捧げていく。ライフワークに出会ったのだ、と本気で思っていた。 でも、ついにお別れをした。 「名誉の諦め」について以前書いた。

      • 28w3d マタニティフォト体験記

        昔から「タダ」「無料プレゼント」「ご優待」にめっぽう弱い。 それは妊婦になっても変わらず、 貰えてかつ面倒が残らないもの(メールがめっちゃ届くとかは避ける)はほぼ手に入れてきた。 そんなわけで、昨日はマタニティフォトに行ってきた。 もちろん、通っている産院の優待を使って。 私のお腹、見たいですか? 産院で優待チラシを見るまでは、 私がマタニティフォトなんて...と及び腰だった。 というより、マタニティフォト=「お腹を出す写真」の印象を勝手に抱いていて、抵抗感があったのだ

        • 子はどんな生き物より面白い

          職場の唯一の同期は、京都大学とその大学院を卒業した才女だ。 私自身は、有名大学とか私立中学とはすっかり縁のない人生を歩んできた。おまけに好きを仕事にしたクリエイターの身分なので、子に英才教育を施すつもりはさらさらない。 さらさらない、けれども。 そもそも、どうしたらこの田舎町から「京大へ行こう」という発想が生まれるのか。 どうしたらそれを成しうるのか、は 地味〜〜〜〜に長年の謎だった。 その答えが垣間見えるやりとりは、 突然降ってきた。 育休後の復職について話していた

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          28w0d ヨガ講師の母に頭が上がらない

          妊娠8ヶ月、妊娠後期に突入した。 生産期まで2ヶ月。胎動を感じる幸福と、子に会える近くて遠い未来への希望で、生きることが楽しくて仕方がない。そんな毎日。 なんだけど。 ふと冷静になると襲い来る、体あちこちの痛み! 座る時のヒザ。 立ち上がる時のお尻。 起き上がる時の腰。 歩く時の股関節。 オズと魔法使いに出てくるブリキの木こりになった気分で、頼む、誰か油を差してくれ...!! しかし私には強い強い味方がいる。 それはヨガ講師として働く実母。 痛い場所を伝えるとストレ

          28w0d ヨガ講師の母に頭が上がらない

          27w4d 夫の読み聞かせがやばかった

          2週ぶりの夫。 また一段と出たお腹に驚く。 喜んで顔を近づけて、声をかけたり、 手で触れて胎動を感じたり。 ひとしきり父親らしいことをして、 話も尽きたのか、昔話を語り聞かせはじめた。 「昔々、おじいさんとおばあさんがいました。  おじいさんは山へ柴刈りに......  この柴刈りというのはね、芝刈りとは違うよ。  火にくべる小枝のことを柴と言って、  女の人が都で売ってお金にしたんだよ。  お父さんは「芝」刈りと思っていたんだけど、  さっきのブラタモリで

          27w4d 夫の読み聞かせがやばかった

          27w0d トツキトオカの目が開いた!

          朝起きたらまずスマホの妊娠アプリを開くのが日課。 日々成長するヨメオ(我が子の胎児ネーム)のアバターに、だんだん愛着が湧いてきた今日このごろ。  ついに! 目が開いた!片目だけどね! こんなサービスショットもあるよ! ヨメオがひとりでこんな風に遊んでいると思うと か、かわいすぎやせんか...(涙) 考えただけでウルウルしてくる...。 こうして見ると毎日着実に成長していて、我が子ながらエラすぎる。すてき。さいこう。冗談抜きでナンバーワンにならなくてもいい、もとも

          27w0d トツキトオカの目が開いた!

          母になる父になるとは?② 別居婚夫婦「アイスクリーム事件」譚

          別居婚夫婦の私たちが、 物理的な距離から心の距離まで開いて、 ついに私が爆発したという記事を書いたのが ちょうど1ヶ月前のこと。 あれから切迫早産疑いの管理入院があり 天地がひっくり返ったくらいの大騒ぎをして、 夫もさすがに週末のたびに駆けつけてくれて、 目を見てたくさん話して、 今ではすっかり仲直り。 きっとお腹のベビー(胎児ネーム:ヨメオ)が 「いい加減にオレの方を見ろー!」 と引き起こしてくれた騒ぎだったのだろうと 今では思う。 ※ヨメオ=「空気読め男」の略。職

          母になる父になるとは?② 別居婚夫婦「アイスクリーム事件」譚

          26w4d 妊娠したら汗腺がバカになっていた

          あすは夏至。 1年で日がもっとも長い1日。 夏だ...... そう実感したのは、けさ目覚めた瞬間だった。 枕やパジャマがぐっしょり。 もちろん自分の汗で! 夏だ!とは言え、まだまだ序の口である。 俗に北国と呼ばれる地域なので、 列島の大半に比べれば暑さもプチサイズ。 これは完全に私の汗腺がバカになっているに違いない。 思えば妊娠初期から、ネジの狂いを感じていた。 止まらない冷や汗、謎の手汗、顔汗。 階段7〜8段目あたりからじわじわと感じる汗の気配。 そこに突然の

          26w4d 妊娠したら汗腺がバカになっていた

          26w1d 親目線ではじめて感じた「親の心子知らず」

          テレビの街録インタビューで、道ゆく人が「父の日でお父さんに伝えたいこと」を話していた。 とある女子大生は「留学の費用も出してくれて、好きなものも買ってくれて、ありがとう」と言う。 ふむ、私だったら、 お腹のベビーになんて言って欲しいかな。 やりたいと言うことを叶えてやるためなら、 一生懸命稼ぐ。 例え一度も感謝されなくても。 でも、もしも、もしもだけど 「産んでくれてありがとう」なんて言ってくれたら、泣いちゃうくらい嬉しいかも。 これが親心なのか。 なってみないとわ

          26w1d 親目線ではじめて感じた「親の心子知らず」

          26w0d 別居婚夫婦 町へ出よ、デートしよう

          別々に暮らし始めてまもなく4ヶ月になる夫と私。 先日ひさびさに2人で(否、正確にはお腹のベビーと3人で)デートをした。 結論、デートはいい。デートって大事。 大したことをしたわけではない。 約1時間かけてドライブして(※注:ド田舎です) 映画館で見たかった映画を見て、 その途中にはウン年ぶりにポップコーンを食べ、 (2人でSサイズ1つ食べきれなかった、バター醤油おそるべし) 見終わって「難しかったね」と顔を見合わせて、 前日にふと思い立って予約した温泉宿に直行し、

          26w0d 別居婚夫婦 町へ出よ、デートしよう

          25w6d 予定日まで100日の日

          予定日まで、ついにあと100日となった。 夫の転居先を探しに行った直後、妊娠が発覚した。それが今年の1月末のこと。 長い冬はとにかくつわりに悩まされて(いつかは終わるからという経験者たちの言葉に若干イラつきながら笑)、 別居婚に慣れてきた春、夫とすれ違いからケンカもして、 切迫早産疑いで人生はじめての入院、 梅雨時なのに顔も体もカサカサだと思ったら、 あっという間に季節はもうすぐ夏になろうとしている。 そんな100日メモリアルの昨日、25週の検診。 だんだんと慣れてきた片

          25w6d 予定日まで100日の日

          25w5d 乳首からなにか出た!

          先日、湯船に浸かりながら、おっぱいマッサージ(ネットで調べた)をしていた時のこと。 乳首の辺りを指でうにうにと(?)押したら、 突然なにか出た! ギョッとした私は、試しにもう一度、乳首を摘んでみた。 すると色は薄黄色で、サラサラよりはどろっと質量感のある液体が、乳首の先の割れ目の間から漏れ出してくる。 これがなんだか楽しくて! 何回か押すと割れ目という割れ目からじわじわっと出てくるので、その感覚がやめられない止まらない。 その日はすっかりのぼせてしまった。 (何事も

          25w5d 乳首からなにか出た!

          24w5d 職場復帰の朝

          切迫早産疑いによる入院、自宅安静期間を経て、きょう職場に復帰する。 2週間もの長い期間、会社を休んだのは、入社してはじめて。 後半はネットでベビーグッズを物色したり、育児書を読んだり、さらにはうん十年ぶりに母とパンを作ったり、なんだかんだ満喫した。 なので再びルーティンワークが始まることへの憂鬱な気持ちが、全くないと言えば嘘になるけれど、 社会の一員に戻るという適度な緊張感や、 仕事へのワクワクもあって、不思議な感じ。 夫が来てくれたことも大きかった。 別居婚の夫が、入院

          24w5d 職場復帰の朝

          24w0d 退院、出迎えてくれた満開の芍薬

          切迫早産の危機は過ぎ去り、母子ともに健康そのもの、無事に退院と相成りました。 久々の自宅。 漫画の中の田舎よろしく広い庭だけが取り柄の我が実家は、1週間そこらの間に花のラインナップが総入れ替えされていた。 眩しい白と、上品なピンク。 2色の芍薬は、作り物と見紛うほど繊細な美しさ。 バラも開き始めている。 この淡いグラデーション、花びらの質感、まるでベイビーの肌みたいじゃない? 入院前にようやく田植えが終わったばかりだった、家の前の田んぼも、もう頼り甲斐のある姿でしっか

          24w0d 退院、出迎えてくれた満開の芍薬

          22w5d 突然の入院、これって破水...?

          ロケから帰った昼頃、ずいぶんとおりものが多いなぁと気がついた。それも水っぽいサラサラしたもの。それでも慌ただしく編集の付き添いなどをしていたらあっという間に夕方に。少し湿っぽく感じたのでトイレに行くと、下着、腹帯(パンツ型)はもちろん、ズボンまで濡れていた。これは、おかしいんじゃない...?? かかりつけのクリニックは、職場から100キロ離れている。 電話で事情を話すと、すぐに県内で唯一の医大附属病院を紹介してもらうことになった。 後輩が運転し、上司と同僚が付き添いで来て

          22w5d 突然の入院、これって破水...?