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ファーストチェス理論で即断即決?

ファーストチェス理論とは、直感を信じることを主とするものです。

チェスで、「5秒で考えた打ち手」と「30分で考えた打ち手」では、86% 同じ打ち手であったことから由来しています。

つまり、どれだけ長く思考しても、“最初に思いついた手段”に戻ってくることは、往々にしてあるということです。

この理論は、実証されているものの、Twitter上では、嘘とホント、どちらの観点からも発信しているひとが多いので、見ていると面白いし、勉強になります。

ファーストチェス理論は、すべての場合において当てはまるわけではありませんが、長期的な思考を行ったとしても、必ず短期的な思考に負けてしまうわけではないという点が特徴です。

また、素早く決断して実行することが重要であるという観点から利用されます。現実的にも、ビジネスで利用されることも多いですね。

ただ、すべてにおいて同様の考え方が通るわけではありませんので、状況に応じて使い分けることが大切です。

例えば、経験則的に答えがわかっているような場合、この理論は通用しやすい傾向があります。
チェスは、この典型的なゲームです。
チェスには、いくつかの型が存在しますので、ある程度までゲームを進めると、特定の打ち筋しか見えてこないことがあります。

スポーツ等でも同じです。
スポーツを行うとき、例えば野球やサッカーを行うときには、直感的な動きが重要になります。
その場で体の反応速度を利用して条件反射的に動いた方が、正解になりやすいことが多いからです。

これらは、最初から存在する型や練習による経験則で、どういった答えが最善なのかを本人が理解しているからに他なりません。

一方で、ビジネスの現場ではこのように常に考えられるわけではありません。
ビジネスにおいて、正解はひとつではないからです。

確かに、短期的に直感で考えて行動をして成功することもありますが、初めて足を踏み入れるビジネスについては、よく考えて行動した方がリスク管理もしやすくなります。

ファーストチェス理論の直感は、あくまでも特定の条件を演出することで効果があるものなので、その点を誤解しないように気を付けることが大切です。


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