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EBPMは「Evidence-Based Policy Making」の略で、日本語では「証拠に基づく政策立案」と訳されます。これは、政策の企画・立案・評価・修正を、客観的な証拠(エビデンス)に基づいて行うことを意味します。

従来の政策立案は、経験や勘、あるいは政治的な判断に基づいて行われることが多かったため、その有効性が必ずしも担保されていませんでした。一方、EBPMでは、エビデンスに基づいて政策を立案することで、政策の効果を高め、無駄なコストを削減することが期待できます。

EBPMの具体的には、以下の3つのステップを実施します。

政策目的の明確化

政策を実施する目的を明確にすることが、EBPMの出発点となります。政策目的が明確でなければ、必要なエビデンスを収集することができません。

エビデンスの収集と分析

政策目的を達成するために必要なエビデンスを収集し、分析します。エビデンスには、学術論文、統計データ、事例研究など、さまざまな種類があります。

エビデンスに基づく政策立案

収集・分析したエビデンスに基づいて、政策を立案します。政策立案の際には、エビデンスの信頼性や妥当性を十分に検討する必要があります。

EBPMの重要性

EBPMは、これからの政策立案においてますます重要になると考えられます。その理由として、以下のような点が挙げられます。

  • 政策の有効性を高めることができる

エビデンスに基づいて政策を立案することで、政策の効果を高めることができます。

  • 無駄なコストを削減することができる

エビデンスに基づいて政策を評価することで、効果のない政策を早期に見直すことができ、無駄なコストを削減することができます。

  • 政策に対する国民の信頼を高めることができる

EBPMは、客観的なエビデンスに基づいて政策を立案するため、政策に対する国民の信頼を高めることができます。

まとめ

EBPMは、政策の有効性を高め、無駄なコストを削減し、政策に対する国民の信頼を高めるための有効な手段です。これからの政策立案において、EBPMがますます重要になることは間違いないでしょう。


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