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マイクロマーケットに目をつけたファミマの戦略とは

今日はちょっと真面目な時事ネタです。

現在のコンビニ業界では、マイクロマーケットと呼ばれる小さな巨大市場が注目を集めています。
小さな巨大って、、、自己ツッコミを入れておきます。

現在コンビニは、全国に54,000店以上もあると言われていて、一店舗あたりが対象となる人口や距離は狭まるばかりとも言えます。

このような状況であるならば極小商圏でも成立するようなコンビニを出店した方が良いという考えから、無人決済型店舗の出店を加速をすすめているのがファミリーマートなのです。

そのファミリーマートは、24年度末までに無人決済型店舗約1000店を目指すとの発表がありました。

現在ではコロナの影響もあり、無人決済店舗が注目を集めているとも言えますよね。

従来型のコンビニの場合には、レジを打つ担当や商品の補充にあたる担当など、常に2人は確保しなければなりませんでした。このようなことから出店するにあたり、コストや人件費などを考えた場合には、一定の客の数が見込める商圏に出店することが条件となっていたのです。

これまでと同じようなモデルでは限界があり、人手不足の解消も大きな課題となっていたのです。

コストや人身人員を削減した上で、これまでに開拓できなかったような新しい商圏を獲得する必要がありました。

そこで目を付けたものがマイクロマーケットと呼ばれるもので、これは工場の中や病院、オフィスなどの小さな商圏が狙い目です。

無人決済システムを活用すれば、1日の従業員の業務で3から4割ほどを占めると言われているレジの業務を無人化することができました。

公共料金の支払い、荷物の発送などは行わず、スピーディーに買い物を済ませたいと言うサービスに特化することにより、効率の良いオペレーションが実現されています。

これまでに収益が見込めないだろうと出店を見合わせたり、撤退した商圏に対して進出が可能になりました。

その一方で課題があるのも実情であり、現在はSuicaなどの交通系電子マネーとクレジットカード、現金のみの支払い方法となっています。現在利用者が急増中のQRコード決済、ファミペイなどは現在利用できず、課題を超える必要があります。

とはいえ、コンビニの無人化が加速すると、雇用の維持的な動きもあると思いますが、単純作業を機械に代替させる方が、生産性が高まり、頭脳労働に注力できるので、個人的には良い傾向だと思っています。



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