2024年4月5日＆12日放送

　新年度最初のお客様は、四万十川のほとりに佇むコーヒースタンド「hotori COFFEE」の店長・森本すみれさんです！

▶ 四万十市は思い出の場所！

　子どもの頃から何にでも興味津々！好奇心旺盛な女の子だった森本さん。
幼稚園の頃はケーキ屋さんに憧れ、両親が美容師だったことから中学時代は一瞬（？）美容師を目指し、その後はウェディングプランナーになりたいと思って専門学校に進んで卒業後はホテルの宴会場で勤務します。

　一方で子どもの頃から四万十市に馴染みがあり、サーフィン好きの父親に連れられて森本家の家族旅行は決まって四万十市！小学校低学年から高校まで毎年夏に来ていたそうです。大阪からフェリーに乗って高知を訪れ、海が見えた瞬間は拍手パチパチ👏！子どもの頃からずーっと大好きな場所だったそうです。

　高知では、父親がサーフィンをする姿を見たり、友達家族とバーベキューをしたりといろんな思い出がある森本さんですが、いちばん印象に残っているのは黒潮町の砂浜で見る花火だったとか。間近で見る花火の迫力に圧倒されていたそうです。

▶ 2021年に四万十市へ移住！

　森本さんが大好きな四万十市へ移住したのは2021年。きっかけは高知での自動車免許取得でした。免許を取ってから、自分で車を運転して高知を回ってみたいという気持ちが強くなり、その話を四万十市在住の知り合いにしたところ「是非ともこっちへおいでよ。大歓迎！」と言われてすっかりその気に！移住を決断してからたった２週間で住居を決め、あれよあれよという間に移住が完了しました。

　家族そろって四万十市が大好きで、この場所に深い繋がりを感じていた森本さんにとっては【四万十市＝還ってくる場所】という感覚だったとか。四万十市に移住した当初は寂しさを感じることもあったそうですが、四万十の人の温かさに触れたり、移住者の友達が増えたことでいつしか寂しさを感じることもなくなり、今では移住してよかったなあと痛感しているそうです。


　年が明けて2022年、コーヒースタンドの運営スタッフ募集に応募して採用された森本さん。「hotori COFFEE」の立ち上げに参加し、ドリンクやフードのメニュー作りから店舗運営・広報展開まで、店長として様々なアイデアを出していきました。

　そして迎えた2022年5月30日。四万十川観光の名所として知られる佐田沈下橋の近くに、いよいよ「hotori COFFEE」がオープンするのでした✨

▶「hotori COFFEE」はこんなお店！

　日本最後の清流・四万十川にはたくさんの沈下橋が架かっていますが、その中で最も下流に位置し、最も長い橋が【佐田の沈下橋】。四万十市中心部からも比較的近く、県内外はもちろん、海外からもたくさんの観光客が訪れる見どころのひとつです。「hotori COFFEE」はそんな【佐田の沈下橋】を渡った先の小高い丘の上にあります。

『 hotori COFFEE 』
【住　所】　　四万十市佐田2446-1
【営業時間】　午前10時～午後5時頃
【定休日】　　なし（雨が強い日はお休みです）

　こだわりのコーヒーは、スペシャルティコーヒーという希少な豆をオリジナルでブレンドし、一杯一杯ハンドドリップで丁寧に淹れています。少しお待たせすることもありますが、そんな時間も、川を眺めたり、風を感じたりしながらゆっくりと楽しんでいただけたらと思っています。

　そのほかに地元で獲れた果実を使ったドリンクも好評です。

　例えば、黒潮町産のグリーンレモンを使ったレモネードやレモンソーダ！
一般に流通しているレモンは黄色ですが、グリーンレモンは完熟する前の緑色の状態で収穫したもので、さっぱりした甘みと、程よい苦みが特徴です。すっきりした後味をお楽しみください。

　また四万十の香酸柑橘・ぶしゅかんを使ったドリンクも人気です。ゴールデンウィークを過ぎると高知にも暑い夏がやって来ます。そんなときはスッキリ爽やかな「ぶしゅかんソーダ」がオススメ！ぶしゅかん大好きな地元の方から、ぶしゅかんに馴染みのない県外のお客様まで、たくさん注文していただいている夏の大人気ドリンクです。

　珈琲を一杯ずつハンドドリップしたり、ドリンクを丁寧に作ることはもちろんですが、時間や余裕があるときはお客様に声をかけて会話するように心がけていると語る森本さん。お客様からの質問にもお答えして四万十市周辺の見どころや美味しいランチの店など大好きな地元の情報を伝えています。

　お客様の７～８割が観光で来られた方ですので、旅先で出会った素敵なお店での出来事は大切な思い出です。「hotori COFFEE」で味わうメニューと共に、森本さんとの何気ない会話がかけがえのない思い出になりますよね。

▶ 限定販売のスウィーツも！

　「hotori COFFEE」では、こだわりのドリンクだけでなく、限定販売のスウィーツも人気です。

　一番人気は【 ねむりねこMONAKA 】！お店の周りには近くの民家で飼っている猫ちゃんがよく遊びに来ていて、その猫ちゃんを目当てに来てくださるお客様も多いんだとか。【 ねむりねこMONAKA 】は日向ぼっこをしながら寝ている猫ちゃんをモチーフにした最中になっています。

　この最中は、四万十市一条通商店街にある「和菓子処おおいし」さんに『コーヒーに合う和菓子を作って欲しい』と依頼して作ってもらったもので、北海道産の大粒小豆と黒潮町産の黒砂糖を使った贅沢な一品。皮とあんこが別々になっていて、食べる際にお客様ご自身があんこを乗せるので、皮のサクサク感も楽しんでいただけます！番組収録の際にはスタジオにお持ちいただき、皮のサクサク感を音でも表現しました。（いい音でした♪）


　また同じく「和菓子処おおいし」さんに作ってもらった、夏にオススメの【 幻のプレミアム珈琲わらび餅 】も人気です。

　「hotori COFFEE」オリジナルのスペシャルティ珈琲豆を贅沢に使ったもので、甘さの中にほろ苦さもあり、モチモチした食感が楽しめます。召し上がっていただく際には生クリームをかけるので、感覚的にはコーヒーゼリー！毎週金曜日に入荷していて週末には売り切れてしまう、まさに“幻の珈琲わらび餅”なのです。


　ちなみにＧＷから夏にかけては【 コールドブリュー 】も販売してます。hotoriオリジナルの深煎りの珈琲豆を贅沢に使い、8～10時間かけてゆっくりゆっくり抽出した水出し珈琲で、一日10杯程度の限定販売です。

　新緑の季節も、高知の暑い夏も、「hotori COFFEE」のドリンクとフード、そして清涼感ある四万十川の景色をお楽しみください。


　YouTubeチャンネル【 おひとりさま幡多グルメ 】には「hotori COFFEE」さんを紹介した素敵な動画がアップされていました！映像からもゆったりした時間の流れが伝わって来るようですね♪

　「hotori COFFEE」には店長の森本さん以外にもう一人スタッフ（焼菓子を作ってくれる女性）がいるんですが、現在（注：2024年4月時点の状況）、さらにスタッフを募集しています！明るくて、お話好きで、一緒に楽しく働きたいという方は「hotori COFFEE」InstagramからDMでお問い合わせください。たくさんのお客様との出会いが待ってますよ！

▶ 今後の夢は？

　子どもの頃から四万十市が大好きで、奈良から移住してきた森本さん。「hotori COFFEE」の店長として、忙しくも楽しい毎日を送っています。お店の運営やメニューづくりのほかに、Instagramの更新も担当していて、四季の移ろいを感じさせる【佐田の沈下橋】の景色を、全国へ、そして海外へ発信し続けています。まるで四万十川に抱かれているかのようですね。

　最後に森本さんの今後の夢を伺いました。

■ 高知の観光地として良いイメージのおもてなしをしていきたい！
■ 県内や地元の方々にも普段使いしてもらいたい！

　【佐田の沈下橋】には、県内外・国内外から多くのお客様がいらっしゃいます。こだわりあるコーヒーや地元産のものを使ったドリンクの提供、また真心の接客をとおして、四万十川に、そして高知県に良いイメージを抱いてもらいたい！　そして一度ご来店していただいた方には「hotori COFFEE」があるからもう一度行ってみようと思ってもらいたい！　また県内の方に対してはデートやドライブのついでに立ち寄ってもらえるような店づくりをしていきたい！と力強く語っていただきました。

　ラジオをお聞きの皆さんも、今度のお休みには四万十市へ足を伸ばしていただき、「hotori COFFEE」のドリンクと【佐田の沈下橋】の景色で、ゆったりとした時間の流れを楽しんでいただきたいと思います。ぜひ森本さんに会いに行ってみてください！！