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福岡の姪の出産と夫婦喧嘩

昨日の昼間に、福岡の姪が二人目の赤ちゃんを出産しました。
元気な可愛い女の子です。

福岡の姉からラインで送られてきた赤ちゃんの動画にしばし感動。
姪のマミちゃん、よく頑張ったね。
私は長女のアヤも二女のサヤも夏の出産だったから大変さがよくわかるよ(泣)

早速アヤやサヤにも赤ちゃんの動画を送る。今はほんとに便利ね。
「キャー、可愛いね~」
「出産のお祝いは今回も姉妹で一緒にベビー用品にしようか?」などとグループラインで盛り上がっている。

夕方、夫が会社から帰り一緒に犬の散歩。
東京は昼にすごい雷雨で夕方の散歩道は雨に洗われて久しぶりに気持ちいい。
「マミちゃんの赤ちゃん、可愛いわね~。お祝い、一人目の赤ちゃんの時いくらだったかしら。同じにしなくちゃね。」
「予定日より10日早いけど大きな赤ちゃんだね。マミに似ているね。」
など楽しくお喋りしながら散歩。

そして、帰宅してから夫と夕飯。いつものようにワインで乾杯。美味しく食べて、お風呂に入る前にお皿を洗う私(我が家は私が一番風呂!)。

お皿を洗いながら、夫にひとこと、余計な事を言ってしまった(言わなきゃいいのに)。

「私の出産のときは、退院するまで来てくれなかったわよね~」(ちょっと意地悪い感じで言ったかも)

今の若い旦那さんたちは優しい。
妻の出産をわがことのように一緒に乗り越えようとする。

30年前はそうじゃなかった(我が家だけだろうか)。
二女のサヤは、千葉の社宅から福岡に里帰りしての出産だったけど、夫は東京で仕事ばかりであまり関心を示してくれなかった。

赤ちゃんに会いに福岡に来たのも私が退院してから。夫婦仲良く出産に向かう姿を見るたび、私は夫に嫌みを言ってきた。何度も何度も、、

その度に「悪かったよ、、」と夫が言って終わりだった。

しかし、昨日はちょっと違った。
「俺を責めているの?
ずっとずっと責め続けるの?
俺はどうすればいい?
謝ってもダメなのか」


めったに反撃しない夫なので、私はちょっとびっくりしてしまった。

「責めてなんかいないわ。悲しかった事実を言っているだけよ。
今は幸せだけど、昔はほんとに辛くて悲しかったの。その気持ちはいつまでも消えないわ。事実なんだもん。」

「昔だって、辛いことばかりじゃなかったと思うんだ。昔いろんなことがあったからこそ今の幸せもあって、全て今の自分に必要なことだったかもしれないよ。」

「とにかく私は昔ひとりで出産して、ひとりで育児して、その辛さはまだ癒されてないの!
今日は私、下の部屋で寝ますから!」
私はキレて下の部屋へ。

「キレたらだめだよ、」と後ろから夫の声。私はプイっと怒ってリビングのドアを強く閉める。

シュナウザーのタルトが私のあとをついてきて、一緒に下のピアノ部屋へ来てくれた(元の子ども部屋)。

私は泣きながらタルトを抱いて寝た。
寝ようと思ったけど寝れない。

結局は夫が迎えに来て、タルトと一緒に寝室に戻った。
「言いすぎてごめん。」と夫が謝った。「わたしも、、」と私も小声で言った。

「俺はね、まりりんに会った頃、ほんとに若い頃に何故か、俺はこの人を一生守るんだと思ったんだ。ずっとそう思ってきたんだよ。」

そうか。九州男児の彼なりに一生懸命大切にしてくれたのに、あれしてくれなかった、これもしてくれなかったと昔のあら捜しばかりされていたら、さすがの彼も気持ちが萎えちゃうわよね、、

私はやっぱり感謝の気持ちが足りないようだわ。自己中よね、いつも自分の気持ちばっかり。
62歳になっても性格はなかなか変わらない。

「俺より先に死んでくれ。心配で残していけない。」

はいはい。
私のほうが一つ年上だし、身体も弱いからうまくいけば。

いつものようにモナカとタルトを真ん中にして寝室でゆっくり眠りにつきました。

時々起きる夫婦喧嘩。
でもそのあとは、お互いに少しだけ解り合えた気持ちになる。

夫は外見は私の嫌いな九州男児だけど、中身はほんとに優しい。ありがとね。大好きだよ。




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