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Printioの目指す“サービスとしての”印刷

 こんにちは。Printioです。

 この記事では、Printioの目指す「サービスとしての印刷」が何を意味し、なぜサービスにしたいのかを綴ります。

印刷のハードルはもっと低くてよい

 代表の堀江には娘さんがいます。以前、娘さんがすきなキャラクターの柄のTシャツに自分の名前を入れて注文したことがあるそう。
 そして、娘さんは今もそのTシャツをお気に入りとして、大切に、そして、たのしく着ているとのことです。

 この時、堅苦しい言い方をすれば、堀江の娘さんは印刷受注会社に対して「デザイン入稿」を行い、印刷物(Tシャツ)を印刷工場に「発注」しています。
 しかし、実際の娘さんにとっては、とても自然にオンライン上で「ほしいもの」を選んでいるだけです。印刷のことなど意識していないのです。

 印刷される、という事は、よいしょ!と腰をあげて行う事象ではなく、もっとシームレスに、オプションとして選択するような、もしくは、それがプリントであると気が付かずに手元に届くような、そういうサービスとしての在り方でもよいのではないか、とPrintioは考えています。

サービスとして、とは

 何かを選ぶ時のオプションとして、プライオリティやクオリティをあげる時、オリジナリティやパーソナルな部分を宿らせたい時に、プリント(印刷)はサービスとして利用できるはずです。

 しかも、プリントサービスは商品をつくっているひとが「こんなものを使ってほしい」と思った時に、つくる側でプリントを施してもよいです。さらに、商品をほしいと思っている人が「こんな風に使いたい」と思った時に、ほしい側でプリントを施すのもまたよいでしょう。

 もちろん、プリントがむしろ商品の邪魔になってしまう(トゥーマッチだったり、猥雑になってしまったり)場合もあります。素材の価値がその素材の素朴なところや繊細なところであれば、なおさらです。

 一方、注文があった時に、必要な数だけ、必要なプリントをすぐに追加することによって、既存商品も新商品も、全ての印刷可能な商品が、「今まで」とは違った様相でお客さまの元に届くことが出来ます。
 これは、プリントが似合う商品(様相を変えることで魅力を高められる商品)にとっては、ピッタリのサービスなのではないか、とPrintioは信じています。

シームレスなサービスにするためのデジタル化

  プリントをあらゆるものに「サービス」として導入するのには、2つのことを探さないとなりません。
 「1個からでも高くならない形で制作すること」と「数多発生するプリントを間違えないで正しく制作できること」です。

 その答えは、デジタルの力を借りることではないかとPrintioは考えています。双方のシステムのAPI連携を行うことにより、オンライン上での注文を受けたら、ノータッチのまま、Printioを介して直接工場の現場担当者の元へデータを届けられます。こうすることで、「人件費を減らすこと」と「データ処理を単純化すること」が同時に可能になります。そして、そうなって初めて、工場に過度な負担をかけることなく、プリントをサービスとしてご利用頂けると思っています。

既存サービスとの組み合わせ事例

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 2020年11月、店内POPのデザインツールである「POPKIT」のWEBサービスである「POPKIT for WEB」と連携し、作ったデザインを、様々なアイテムに印刷してお届けするサービス「POPKITプリントショップ」をオープンいたしました。

 Printioとの連携前は、お店や企業がPOPKIT上でデザインしたそれぞれのPOPを、POPKITのお客さまが各自、自前のプリンターやコンビニプリントを使って印刷することによって店舗で作成したPOPを使用しておりました。

 デザインをするサービスに、印刷サービスが加わることで、デザインの出力が一気に行えるようになりました。

“ 印刷会社によるクオリティの高い本格的な仕上がりに感動しますよ。1枚から注文することができるので、POPの印刷はプロにまかせてしまいましょう! ” ――― POPKIT 広報担当

商品との組み合わせ

 既存サービスだけではなく、既存の商品ともPrintioは一緒に印刷のサービスをつくっていくことが出来ます。
 普段つくっている商品に、カスタマイズとして「印刷」をプラスすることが可能です。商品によっては印刷に向かないものもございますが、まずは是非ご相談くださいませ。

 また、既存の商品だけでなく、印刷に向いている商品を一緒につくることも、作った商品をPrintioを介して様々なアイテムにプリントしたいと思っているみなさまに届けることも可能です。こちらの場合も、是非ご相談くださいませ。

デザインとの組み合わせ

 今までのように、デザイン一つ一つのマスターデータを保管して、何年にどのデザインを何枚作り、色違いをどうして、という細かい「デザイン」と「プリント」の間にあることもPrintioはサービスとして、解決していきたいと考えています。
 具体的には、法人向けアカウントの準備を整えており、会社や学校、コミュニティやイベントで、「歴代のデザイン」「歴代の発注情報」といった、引継ぎが必要となるデザインの引継ぎが大変という問題はあちらこちらに転がっています。

 今までだと様々なプリントサイトやECサイトを横断してしまい、デザインの管理も発注物の管理も自分で別紙でまとめるか、もしくは担当者が把握するかしかありませんでした。しかし、Printioは印刷のサービス性を高めるために、デザイン管理や発注管理も準備してまいります。ただいま絶賛開発中ですので、こちらの話は発表できるタイミングで、改めてご紹介させてくださいませ。

印刷がサービスになった世界

 工場に過度な負担をかけずに、印刷をサービスとして提供できるようになった時、誰もが「自分らしい」ものを、気軽に手に入れることが出来るようになるでしょう。
 特別な値段や、特別な手間暇をかけなくても、あたりまえに特別なものを手に入れられ、それらを日常の中で大事にしていける世界にある“GOOD”をPrintioは目指しています。
 そのためにも、デジタルの力を借りながら、サービスとしての印刷を提供できるようにビジネスの構造ごと変えていきます。道はまだ長いですが、一緒に印刷のサービスとしての在り方を模索していけたら幸いです。

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noteでは、Printioのヒトや工場、プロジェクトの紹介、わたしたちの考えていることや目指したいことを綴ることによって、“GOOD”を目指す軌跡を記録しています。
みなさまも一緒に"GOOD"であることを考えていただけますと幸いです。

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