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お辞儀の目的は❓

お辞儀は誰に対し、何の為にするの❓

と訊ねられたら、私は「自分のため」と即答します。

お辞儀

何故なら、お辞儀は自分の心の姿勢を正し、
相手を敬う(リスペクト)気持ちで行うからです。

即ち、お辞儀は、
先ず、自分に向かい自らの心身の姿勢を正し、
身体の隙間を無くすることから始めます。
同時に、相手へ自分の最も大切な頭を
差し出し、緊張感を手足の先々で示します。
これは敬意表現を体現する行為態度です。

具体的には、
触合う相手へ身体を小さくし
=(遜り・敬意表現・無敵意など)と共に、
身体で最も弱い部分である頭を差し出し、
「あなたに緊張感を持って接します」
「私にはあなたへ敵意はありません」
「あなたへ敬意を持って接します」
「あなたとの出会いに感謝します」
「出会いで頂いた御縁を大切にします」
と言うことを表現しています。

例えば、飲食店、スーパーや物販店では、
会計時にレジに向かってお辞儀をする人、
お喋りしながらお客様にお辞儀をする人、
パーラー(パチンコ店・遊戯施設)では、
誰もいない遊戯台に向かってお辞儀をする人、
会社では、机に向かってお辞儀をする人など、
「誰に」「何故するの?」と言う目的を認識(自覚)
せずお辞儀をしている場面を目にします。

このようなお辞儀の仕草や態度をしている
人は表面上の形や仕草のパフォーマンス
だけをお辞儀本来の原義や目的を知らず
正しい仕草=所作の原義を教わることなく、
実施しているのでは?と考えられます。

即ち、お辞儀の大切な目的である、
自ら心身の姿勢を正し、相手に対する
礼を表わし、敬意や感謝の心を表現し
伝えるために行う
ものと言うことを
自覚していない表れだと考えられます。

お辞儀は相対する相手へ正対し、
お店(≒会社、スタッフ)の『心』💞
を表し、伝えるために行うのです。

また、互いの心と心を近づける意を表し、
相手に心のある胸から出すような仕草をします。

それは、お店と、接客係の品格を伝える
大切なマナー(思い遣り)をも表しています。
ですから、頭だけを下げるコックリは
お辞儀とは言えず礼ではありません。

お辞儀はお客様や相手に対し※礼や
思いやり、謙譲、感謝、敬意、信頼を
表現伝達するための行うわけですから、
互いが心の窓と言われる目を合わせ
(アイコンタクト)と共に、自らの姿勢を
正して、相手への敬意表現の所作(作法)
として行われるべきもので、一部の方々
が格好良さや人の目や周りの思惑を重んじ
行っているような形=パフォーマンスや
見た目の美しさ、エレガントさなどを意識
して行うのではない、と日本のおもてなし
や接客サービス業で体験し学びました。

📚礼の辞書検索

(三省堂国語辞典より)
  社会秩序を保ち、人間関係を円滑に
  維持するために守るべき、社会生活上の規範。
  礼儀作法・制度など。
  敬意を表すために頭を前に下げること。
  お辞儀。

📖参考記事

(参考)

お辞儀❓

個人中心の現代社会でのお辞儀は、
手を身体の中心で組み、肘を張る
お辞儀が=コンス多く見られます。

これは、スマートさ、見た目優先、
個人中心の自己主張、格好良さ、
自己顕示の表れと言えるかも❓
しれません。

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