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教師・講師・指導者のスキルと心

“教師たるもの十者たれ”

今迄の社会で、“教師たるもの五者たれ”
とされて来たことを人生後半に学び知りました。
記憶が定かではありませんが7~8年前
カリフォルニア州立大学の日本語教師の方から
この投稿記事を使いたいと有難いメッセージを
頂戴し今もその時の嬉しさが甦ります。

この5者は、以下のことを表します。
(学びのメモより転載)
1.「学者」…豊富な知識を有すること。
              卓越した問題解答能力を有すること。
2.「役者」…強い信頼関係、良好なクラス環境
      を構築する力を有する。
3.「易者」…最新の様々な情報を分析し、
                    的確な指導ができる。
4.「芸者」…励まし、やる気にさせる力を有する。
5.「医者」…精神面・体力面で
     万全のフォローが出来る。

現代社会を導く様々なことに
関わるに求められるのは
この“5者”であると共に
豊かな「社会性・人間力」を備え
持つことが重要だと思います。

ここで言う社会性・人間力とは、
教え導く相手との信頼関係を
構築するためにひとりの人として
必要な最重要の基盤を指します。

現在のようなAI化が始まり、
情報溢れたグローバル社会に於いて、
教師や教え導く立場の人達は、
今迄の“五者”では教師力が足りず
今迄の“五者”
「学者」
「役者」
「易者」
「芸者」
「医者」
新たに加える“五者”
「徳者」
「勇者」
「仁者」
「知者」
「感者」

五者からこの“十者”に変る
必要があると考えられます。

既存の【5者】

1.「学者」…豊富な知識を有すること。
      卓越した問題解答能力を有する。
 ⇒教える側は
       「百を知っていなければ、
          一も教えられない」
    「一を知って一を教えられる」ではない

2.「役者」…強い信頼関係、
                 良好なクラス環境
                 を構築する力を有する。
 ⇒「教える」とは、知識や技術を
         教えるだけでなく、話し方や
         自分のみせ方(身嗜み含)などの
  「役者」としてのスキルも新たに
   研究する必要がある

3.「易者」…最新の様々な情報分析をし、
        的確な指導ができる。
 ⇒相手を励まし、
 「成功することを前提に物事を常に
  考えて行ける思考プロセス」
  を植えつける

4.「芸者」…パフォーマンス力。
       励まし、やる気にさせる力を有する。
 ⇒教え中に「笑いやわくわく感」
     「パフォーマンス」を取り入れる。

5.「医者」…各人の個性と向き合い、
     精神面・体力面で万全のフォローができる。
 ⇒相手のタイプ
     「思考型と暗記型」等を見抜いて、
  適切なサポート・アドバイスをする
  カウンセラーとしての一面も必要とされる。

加える【5者】は

💖6.徳者
 ⇒人を明るい気持ちにするような、
      心を軽く、元気にしてくれるような
      会話や行動のとれる者。
 ⇒気質や能力に社会性や道徳性が
       発揮されると共に、均整のとれた
       精神の在り方を指し、謙虚さ、
       寛容さなどの人徳を備えた者。

💖7.勇者
 ⇒勇気のある者。勇者は意気盛んで
       道理を貫くことに果敢であるから、
  恐れることがない
 ⇒誰もが恐れる困難に
       立ち向かい偉業を成し遂げた者、
 ⇒又は成し遂げようとしている者に
       対する敬意を表す
  呼称として用いられる。
 ⇒勝敗にかかわらず勇敢に
       戦った者に対しても用いる。

💖8.仁者=仁の思い遣りの心を備える者
  ⇒情け深い人。
  ⇒儒教の説く仁徳を備えた人。
  ⇒仁者は道理のある処に
   安んじている故、心配することがない。

💖9.知者(智者)
 ⇒知恵の優れた人。
 ⇒道理を弁えた人。
  知者は道理に明るいから迷うことがない。
  悟りの智慧(ちえ)を開いた者。

💖10.感者≒「察者
 ⇒個性的で魅力のある感性。
  豊かな感受性。観察・察知
  洞察力に優れた者。

また、以上の十者を以下の表に
照らして行う必要があると思われます。





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