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僕が起業前の学生時代にしたこと1(攻略編)

■ここまでのあらすじ

前回、「起業をする」というよりは「就職をしない」と決め、
当時流行りのmixiにコミットするという20歳の僕にしては後戻りがしにくい、大胆なことをしてみた続き。
起業前のした準備について話していこうと思う。

■親を説得する

え、当たり前じゃんって思うかもしれないが、まず何よりも必要なのが親の説得
勝手に大学を辞めたり、黙ってこそっと就活しているフリはぶっちゃけよくありません。
当時はTシャツが似合うドラえもんに似た名前のIT起業家などが流行っていたせいもあって「起業ブーム」ではあったが、それでも普通の会社員の親にとって三人も兄弟がいて対して期待もしていない次男坊に私立大学へ行かせなおかつ1年間の留学をさせるにはなかなかの苦労があったわけで。
ちなみにうちの兄も同じ大学なので、学費として年間150万円だとして4年で600万円・・・。

お金の価値を考えてみよう

パンケーキ系婚活女子と呼ばれるジャンルの人が
「年収5、600万円ぐらいの普通の人がいいの〜」
という発言をして、サラリーマンの平均年収と比較されて「そんなやついねーよ!」と炎上したりしているが、600万円という数字はそれぐらいのパンチ力がある。
そして僕は留学しているので100万円ぐらいプラスした700万円なのでさらにボディブローが効いている。
(ちなみに僕個人の意見として、女性が年収高い男性を目指すことについては、それで自分自身にも磨きがかかるならばとても良いことだと思うので誤解のないように・・・。)

なので大学生で就職をせずに起業をしたい、さらには大学を辞めて起業をしたいという人はそれなりに覚悟を持って考えたほうがいい。
そしてこの600万円、それまでの教育費も考えたらそれ以上の覚悟を持って育ててくれたことに感謝をしたほうがいい。
その気持ちを親に正直に伝えた方がのちのちにいいことがたくさんある。

もちろん親御さんとの関係性や期待値によってはどうしても言えない場合もあると思うのでそれは個人の状況によって考えた方がいいと思うが、そんなに関係性が悪くない場合は正直に話してみることをおすすめする。
そして、ほぼ100%反対される。

工夫して攻略する経験が大切

でも考えてみよう。
これから起業というちょっとした茨の道を開拓していこうという人が、親ぐらいには正直には話す勇気がなくてはへっぴり腰もいいところ。
営業の仕事だって最初は断られることからスタートすることも多い。
そこから関係性の構築、提案を駆使してどう攻略するか考えていく。
ダンジョンの入り口に入るのに村人その1みたいなのに3回ぐらい声をかけたり、モンスターのアイテムを集めたり、森の木を揺さぶってみたり、やっと入ったと思ったら奥の秘宝の扉の鍵がないってなってまた村に戻ったり、意外とそこは置いておいて進められるところから進めたら、ずいぶん先の場面で鍵が手に入ったりなんてことはよくある話なのだ。

要は「試行錯誤しながら、なんとかする」という考えが大切。

なので、一番身近である程度趣味趣向も知ってて、親というのは序盤のボスみたいなものなので、ぜひ頑張って攻略してみてほしい。
そして反対されても無理やり「成功したら認めてもらえる」と思って起業をするのか、それとも就職してタイミングを見て副業ぐらいでコツコツ始めていくのか、辞めるのかはそこから考えたらいい。

僕の場合

ちなみに僕の場合は・・・というと実はまったく反対されなかった(笑)

また機会があれば語るが、
僕の祖父・曽祖父の代は事業をやっていたのだが傾き、借金の返済に追われていた時期がある。
それを見ていた僕の父はリスクを負わずサラリーマンという道を選んでいた。

そんな関係もあって、過去の父の選択とは違っていたとしても、「お前が頑張るならやってみろ」と。
そして言われたことが「責任と自由だ」とも。

■彼女と奥さんの攻略法

実は親以上に難しかったのが彼女。そりゃ彼氏が唐突にmixiで就職しません発言をするとびっくりするところで。
まず「なんで一言言わないの!?」と激怒。

なので、いきなりSNSで発信するのはよくない。

まあ若さもあり、なんとかなだめつつ、ぶっちゃけごまかした。そしてちょっと先に別れることになる。

奥さんや子どもがいる人は、ごまかすのはよくないのは当然で。会社を辞めて起業する場合は、大学生の親同様ちゃんと真摯に向き合う方がいい。家族の助けは起業をする上でとても大切なことだから。そして稼ぎは責任もある。

その場合は、副業から小さく始めてみるのもおすすめだ。
僕が起業のお手伝いをさせていただいた人の中にも「家族に反対されました」という人が何人かいたが、本人にもびびっているところが家族にも感じ取れていたらしく、副業ベースで始めてもらうことを提案した。結果、本人も少しずつコツや自信がつかめたらしく、今では独立して家族をきちんと養って、ハッピーになっている。

家族を説得したら次はお勉強編に続く。


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