Project WILD JAPAN

ここに展示している昆虫標本には、採集された方々の様々な想いが詰まっています。親子で採集…

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ここに展示している昆虫標本には、採集された方々の様々な想いが詰まっています。親子で採集されている方もいます。それらのエピソードを通して、多くの方々に身近な生きもの(昆虫)に興味を持っていただきたいと思います。 https://www.projectwild-museum.jp/

最近の記事

[61.9mm]北陸のヒラタもなかなか立派

標本DATA 【種類】  ヒラタクワガタ Dorcus titanus  【サイズ】 61.9㎜ 【採集場所】福井県小浜市 【採集日時】2020年6月27日9:00 【採集方法】Looking採集(河川敷のヤナギ類) 【採集者】 Y. T.さん ヒラタクワガタは南方系のクワガタです。雪深い北陸のヒラタクワガタは全体的に小型個体が多いのは間違いないのですが、この個体は60ミリを超える立派な個体です。細身ですが大アゴがすっと前に伸び、内歯のギザギザが美しい。 この

    • [32.3mm]大型個体は特に魅力的!

      標本DATA 【種類】  ネブトクワガタ Aegus subnitidus subnitidus  【サイズ】 32.3㎜ 【採集場所】大阪府吹田市 【採集日時】2020年5月26日 11:45 【採集方法】Looking採集(クヌギ) 【採集者】 H.M.さん このクヌギの根元の樹液場は、毎年、ネブトクワガタが大量に発生するとのこと。オスの26~ 29ミリクラスは必ず採集できるネブトの楽園!ここ数年は特に調子が良くて、昨年(2019年)も30ミリ超えが2匹も採

      • [54.2mm]持つべきは友!

        標本DATA 【種類】  ヒメオオクワガタ Dorcus montivagus montivagus   【サイズ】 54.2㎜ 【採集場所】宮城県栗原市 【採集日時】2022年10月3日 9:00 【採集方法】Looking採集(ヤナギ類) 【採集者】 Yusuke TAKAHASHI 宮城県で採集された特大と呼べる個体です。ヒメオオクワガタは地域にもよりますが、50ミリくらいから、なかなか採れなくなります。1ミリごとに更に採るのが難しくなり、53ミリは採れな

        • [59.9mm]これぞ短歯型!

          標本DATA 【種類】  ヒラタクワガタ Dorcus titanus  【サイズ】 59.9㎜ 【採集場所】奈良県北葛城郡上牧町 【採集日時】2021年8月16日13:55 【採集方法】Looking採集(クヌギ) 【採集者】 P お題のとおり、これぞ短歯型です。大アゴが短い。 毎年1回、Pさんの採集に同行させていただきます。この場所(クヌギ)は、何度か連れて行っていただきました。竹林なので、藪漕ぎをする必要はないのですが、いやいやPさんの後をついて行くのは大

        [61.9mm]北陸のヒラタもなかなか立派

          [62.8mm]ギザギザが少ないヒラタクワガタ

          標本DATA 【種類】  ヒラタクワガタ Dorcus titanus  【サイズ】 62.8㎜ 【採集場所】奈良県北葛城郡上牧町 【採集日時】2021年7月22日14:15 【採集方法】Looking採集(クヌギ) 【採集者】 P 標本写真を見て下さい。同じ種類のクワガタでも内歯(大アゴ)に着目すると、多くのヒラタが持っているギザギザがかなり少ない個体です。これは自然に削れたものではなく、生まれた(羽化した)時から、このような歯型なのです。ギザギザが少ないだけ

          [62.8mm]ギザギザが少ないヒラタクワガタ

          [61.0mm]61ミリ…千葉県内では大きいです!

          標本DATA 【種類】  ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus  【サイズ】 61.0㎜ 【採集場所】千葉県夷隅郡大多喜町 【採集日時】2022年7月10日 22:00 【採集方法】Looking採集 【採集者】 T. S. 千葉県産としては、大きいミヤマクワガタだと思います。 広大な敷地を持つ千葉県ですが、全国で一番標高の低い県として有名です。最高峰の愛宕山が標高408メートル。 「1000メートル以下は山とは呼ばない!それは丘だ

          [61.0mm]61ミリ…千葉県内では大きいです!

          [70.7mm]Cassiopeia Collection No.2の超湾曲ノコ

          標本DATA 【種類】  ノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus  【サイズ】 70.7㎜ 【採集場所】福島県福島市 【採集日時】2021年7月28日 18:00 【採集方法】Looking採集(ヤナギ類) 【採集者】 Cassiopeia カシオペア君のナンバー2ノコギリです。 この大アゴの湾曲、体幅、フォルム全体にゴツゴツ感があり凄みのある個体です。 奈良では、頭幅があって湾曲がすごい個体を「牛(うし)」と呼んでいました。

          [70.7mm]Cassiopeia Collection No.2の超湾曲ノコ

          [50.0mm]研ぎ澄まされた聴覚のおかげ!

          標本DATA 【種類】  コクワガタ Dorcus rectus  【サイズ】 50.0㎜ 【採集場所】福島県福島市松川町 【採集日時】2022年7月10日 18:30 【採集方法】木を蹴って採集(ヤナギ類) 【採集者】 Cassiopeia コクワガタは、これは大きい!と思っても、48~49ミリ…なかなか50ミリを超えません。 私が生まれ育った奈良県のクワガタで話をさせていただくと、ミヤマクワガタは75ミリ、ノコギリクワガタやヒラタクワガタは70ミリを超える

          [50.0mm]研ぎ澄まされた聴覚のおかげ!

          [50.3mm]マイマイカブリ採集のおかげ!

          標本DATA 【種類】  コクワガタ Dorcus rectus  【サイズ】 50.3㎜ 【採集場所】福島県伊達郡桑折町 【採集日時】2023年1月18日 9:00~10:00 【採集方法】ヤナギ類の洞に溜まったフレーク内より採集 【採集者】 Cassiopeia このコクワガタも、間違いなく50ミリ越えでございます。 福島の冬は寒い!そんな極寒の季節にクワガタ採集?? カシオペア君は、クワガタに負けないくらい情熱を注いでいる甲虫がいます。 マイマイカブ

          [50.3mm]マイマイカブリ採集のおかげ!

          [50.0mm]計測はいつもキッチリ!

          標本DATA 【種類】  コクワガタ Dorcus rectus  【サイズ】 50.0㎜ 【採集場所】山形県西置賜郡 【採集日時】2019年7月25日 21:00 【採集方法】Light Trap採集 【採集者】 Cassiopeia カシオペア君にとって、2頭目の50ミリジャストコクワガタです。ギリギリ50ミリに届かないかも!とのことでしたが、カシオペア君の計測はとてもキッチリしている。私のようにキチキチに詰めて標本にしても、50ミリありました! 多くの場

          [50.0mm]計測はいつもキッチリ!

          [52.2mm]ヒラタクワガタのようなコクワガタ

          標本DATA 【種類】  コクワガタ Dorcus rectus  【サイズ】 52.2㎜ 【採集場所】島根県浜田市弥栄町 【採集日時】2014年6月27日 22:00 【採集方法】自動販売機の灯りに飛来した個体を採集 【採集者】 S. Y. 島根県内で、最も普通に見られるのがコクワガタです。 しかし50ミリ超えは滅多に採れない…52ミリ越えとなると本当に少ない。 採集された方からのお話です。 そんな凄い個体が、樹液周りではなく、自動販売機横で拾えるなんて

          [52.2mm]ヒラタクワガタのようなコクワガタ

          [50.0mm]やっと出会えたオオクワガタ

          標本DATA 【種類】  オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus  【サイズ】 50.0㎜ 【採集場所】三重県桑名市多度町 【採集日時】2020年7月15日 20:00 【採集方法】Looking採集(クヌギ) もうずいぶん前の話ですが、私は国営木曽三川公園(中央水郷地区)で働いていました。春はチューリップ、祖父江町では砂像制作、冬は花火と忙しい日々でした。 夏の生きものイベントで仲良くなった兄さんが、「多度山系でオオクワガタが採れるよ!

          [50.0mm]やっと出会えたオオクワガタ

          [75.1mm]なかなか渋い老齢なミヤマクワガタ

          標本DATA 【種類】  ミヤマクワガタ Lucanus maculifemoratus  【サイズ】 75.1㎜ 【採集場所】奈良県五條市大野新田町 【採集日時】2012年7月10日14:00 【採集方法】Looking採集(クヌギ) ピーさん採集のミヤマです。 私が小学生の頃に奈良市内で採集していた、これぞ「奈良県産」というフォルムです。 もちろんミヤマの形状は様々ですので、私の想い(気持ち)を述べております。 ピーさん曰く、しっかりノギスで計測を始めて

          [75.1mm]なかなか渋い老齢なミヤマクワガタ

          [65.5mm]昔懐かしいヒラタクワガタ Part 1

          標本DATA 【種類】  ヒラタクワガタ Dorcus titanus  【サイズ】 65.5㎜ 【採集場所】奈良県奈良市大渕池町 【採集日時】2021年8月3日 21:00 【採集方法】Looking採集(クヌギ) 奈良で生まれ育った私は、幼い頃、夏になるとクワガタ採集に夢中でした。 中でも人気を二分していたのは、ミヤマクワガタとヒラタクワガタでした。 さて、ヒラタクワガタです。 何と言っても重戦車のような出で立ち、特に関西で見られるヒラタクワガタは、大あ

          [65.5mm]昔懐かしいヒラタクワガタ Part 1

          [82.0mm]ギネス級のミヤマクワガタ

          標本DATA 【種類】  ミヤマクワガタ(ギネス級)、飼育個体(WF2) 【英表記】 Guinness Lucanus maculifemoratus 【サイズ】 右アゴ80.1㎜、左アゴ82.0㎜ 【羽化日】 2022年12月(2年1化) 【採集場所】宮崎県小林市須木(種親採集) クワガタ好きは、ご存じの方も多いのですが、今まで採集されたミヤマクワガタで、標本として残っている一番大きなミヤマクワガタの体長は78.6ミリです。物差しではなく、工業用ノギスできっちり

          [82.0mm]ギネス級のミヤマクワガタ

          [49.3mm]目白台では、これでもサイズ大きめ!

          標本DATA 【種類】  ノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus  【サイズ】 49.3 mm 【採集場所】東京都文京区目白台 【採集日時】2022年7月20日 19:00 【採集方法】Looking採集(カジノキ) 【採集者】 Yuko TAMAKUMA(カメのお姉さま) 静かな夕暮れ時、目白台にあるカジノキで私の仕事の相棒が見つけてきました。樹液周りでメスをガードMate Guardしていたそうです。 メスはそのままにして、オス

          [49.3mm]目白台では、これでもサイズ大きめ!