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本は友だち

他者は完全にわかる存在でもまったくわからない存在でもなく、その合間を揺れ動く不確実な存在です。そして、そうした他者とつきあっていくのは苦痛や孤独を伴う営みです。しかしそれが、人が生きるということで、究極的にはわかりあえない他者に対して、絶えずアプローチしていく。そこに価値があるというか、人生があるんです。

と思うと他者と積極的に対話したくなって来ます。ぼくは結婚したことがなく家族がいないから、実感出来ないけどその最大の他者が家族なんだろうな、と思います。

次に親しい友人。友人と呼べる人はそれなりにいるけれども、でもぼくには頻繁に会う友人はいない。

他者と分かり合えるようになりたいと言っても、ぼくの周りには、他者がいないのです。そうなると、ぼくにとっての他者は、本になるのかな。一読しただけでは、その価値は決めないし分かり難いところとは、対話するので。

しかしながら、本は沢山持ってはいるものの味読した冊数は少ないのです。ここでも友だちが少ないのです。

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