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やり過ぎなんてありゃしない

こんにちは。

株式会社プロタゴワークスあかねです。

「これって過剰だったりするのかな?」

時々、そんなことを考えてしまう事があるんです。

主に、仕事の場面での事ですが、依頼を受けて作り込みの作業をしているモノがあると、やればやるほど気が付いてくる部分があったりします。

ここに来るまでは全く気が付きもしなかったのに、ここまで来たから初めて見えてきたり考える事ができるようになった部分っていうのがあるわけです。

当然ながら、その状態に来るまでには膨大な時間と労力をかけて辿り着く事がほとんどなので、僕の小さな脳みそはその時点で疲労困憊ですし、体もあまり自覚が無いまま疲れている事が多くあります。

だから、そんな部分に気が付いてしまうと、

ついつい「まーいーんじゃねーかなこのくらいは」なんて考える己がいる事を自覚します。

実際に、気が付いてしまった部分を「まーいーかー」で出した事が無いのでそれをやるとどうなるのかはまだ実証出来ていませんので何が起きるのかは今のところはわからないし想像してもよくわかりません。

もしかしたら、何も気付かれずに進んで行くのかもしれませんし、もしかしたら「何じゃこりゃ?」と松田優作のようなおっかない人から指摘を受けるのかもしれません。

どんな結果が待っているのかはわかりませんが、他者からの指摘のずっと以前に、己の中にそこはかとない気持ち悪さが湧いてきます。

「お前さ、ここに気付いているクセに見て見ぬふりするのかよ?そんな事で何が“主人公を生み出す”だこの野郎。結局、耳障りの良い言葉を並べ立てて、実際には適当に仕事しようって魂胆丸出しのクソどうしようもない輩だったってことなのか?あーん?」

そんな、松田優作どころじゃない途轍もなく品の欠片も無いような様子で徹底的に僕自身に攻撃の刃を向ける、だけど、「絶対にカッコ悪い生き方をするんじゃねーぞ」と常に言い続ける、カッコ悪いのかカッコいいのかよくわからないおかしなヤツが必ず僕を見張っている感じがするんです。

そうなってくると幾ら「脳みそが疲労困憊で」とか「もう体が重く重くて」なんて言ったところで仕方ありません。

そんな己の奥底に蠢いているやべーヤツが、こうやって喧嘩を売ってくるわけですから、そんなもん買わないといけなくなっちゃいます。

「そこまで言われてやらないわけがねーだろうが!」

怒りはいつだって、僕をとっても駆り立てます。

特に、その怒りの矛先が己に向いている時には、どこかで自分か誰かが何とかしてストップをかけるか、取り組んでいるモノが終了するか。

そのどちらかしか終わりにするきっかけが見当たらなくなったりする事があります。

で、今日、ようやくそれが終わったところなんですが、終えてみると冒頭のような事がよぎるんです。

「これって過剰だったりするのかな?」と。

時間とか労力だけで見れば、もしかしたら「過剰です」と言われる可能性もあるんじゃないかなとは思います。その可能性は果てしなく高いし、そう言われない可能性は結構低めかなと自覚しています。

だけど、この仕事を引き受けた時に、依頼してくれた人と話し合って合意したところまで持っていくには、つまりは、この仕事の先にいる人達の「行動に繋がる働きかけ」になっているかどうか?という観点で見れば、ここまでやってようやく納得できる形になった、というのが正直なところです。

作り込めば作り込む程、新しい「もっと」に気が付いていくので、途中の段階では「これ、もしかしたら終わる前に締切=実施日がくるのでは?」なんて思ったりもしたけれど、どうにかこうにか実施日よりも早い段階である今日、「今の時点の自分達で出来るモノとして、これ以上は無い」というところまでは出来たので、ひとまずこれで良しと言えるところまではやった気がします。

後は、実施したその時その場でどんなことが起きて、それから時間を置いてどんな変化が起きるのか?行動変容が起きるのか?

それを見ていくのが次の段階だと今は思っています。

だから、「これって過剰だったりするのかな?」なんて思ったりしても、それは全然過剰じゃないし、何ならまだまだ足りてないって事の証なのかもしれません。少なくとも、自分の携わってる仕事に関しては、過剰なんて存在しないし、程々も存在しないし、何なら終わりもゴールも存在しないのかもしれません。

そんな果てしない旅に足を突っ込んでしまった事を、若干、と言うかかなり後悔しつつも、同じくらいこういう瞬間には満足感を得られているから、とりあえずこれからもまだまだしばらくは続けていけそうな気がしています。

それに、出来上がったモノは、早いとこ実践投入したくてワクワクしてくるんだから、まだまだしばらくはと言うか、これからもずっと続けていきたいと思っているのかもしれません。きっと。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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