共愛学園前橋国際大学『企業人オムニバス講座』最終講義に行ってきました
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
今日は、前橋市にある共愛学園前橋国際大学さんに行ってきました。
こちらの大学では、ここ数年にわたって群馬中小企業家同友会共同求人委員会による提供講座『企業人オムニバス講座』が実施されています。
今年度は、後期授業が始まった昨年9月から15回に渡って開催されてきました。
内容を簡単に説明すると、群馬中小企業家同友会に所属する会員企業の経営者又は経営幹部の方が、毎回授業の講師として登壇して学生の皆さんに向け『仕事と人生』という大きなテーマについて、それぞれの企業人としての切り口で講義をしてもらい、それに対しての学生からのレスポンスが繰り広げられたり、話の内容を題材にしてグループワークを行ったりという、とってもインタラクティブな講座です。
大学の講座なんていうキッチリカッチリした場に不似合い極まりない僕が、なぜお邪魔させてもらったかと言うと、話は昨年度にさかのぼります。
昨年度、ウチの仲間がこのオムニバス講座に講師として登壇させてもらったところからが始まりでした。
その時は、「仲間が講師として登壇する」ということで当然ながら僕もその授業を見学させてもらいに行きました。
そうして、講座が終わった後に、運営している同友会メンバーの方々とちょっと立ち話をしていたら、なぜだかあれよあれよとミーティングに参加することになっていたりして、いつの間にやら気が付いたら今年度は運営側に回っていたというマジックにかかっていました。
そんなこんなで、本当に微力ながら僅かばかりのお手伝いをさせてもらったりしつつ、今日ようやく15回目の最終講義を迎えることになりました。
初回のガイダンスから数えて全15回の内で、総勢10名の企業経営者&経営幹部の方々が「この講座でしか聞けない、完全オリジナルのとても貴重な講義」をしてくれました。
そんな、群馬の中小企業の経営者や大学側の様々な方と多くの学生さん達という、本当に様々な人達の想いと行動によって運営されているこの貴重な『企業人オムニバス講座』の最終回というとっても大事な場です。
そんな大事な場なのに、なぜだかわかりませんが、「最終講義の最後の“まとめ”で話をする」という役が回ってきました。
もちろんこのお話をいただいた時には、二つ返事で「わかりました。よろしくお願いします」と返答をしたような気がしています。
ただ実際にはこんな気持ちでした。
「えー!マジですか?僕にはちょっと荷が重いんじゃないかと思うんですけど…とは言え、“お願いします”と言われて“できません”とは言えませんし、そもそも、せっかくこんな重要な役回りについてご指名いただいたのに、そこにはなにがしかの想いがあっての指名かもしれないのに、それを断るというのはちょっと自分の中の美学に反するよなぁ。そしたら答えは一択だよな。快諾しかないだろう」
そんなやり取りが自分の中で一瞬にも満たない間で行われたような記憶があります。
そうして、この最終回に向けて運営メンバーで開催したオンラインミーティングでの話を思い出しながら議事録を何度も読み返して、この最終回のプログラムが作られた時の“想い”や“狙い”を何度も確認して「あーでもないこーでもない」と、この最終回の流れを何度もシミュレーションしながら“まとめ”について考えながら、「そうは言っても、結局はこの最終回の中で行われるワークでの学生さん達の生の反応とか生の声を聴いたうえでしか“まとめ”なんて出来るわけがないよなぁ」と思いつつも、とにかくできる準備を徹底的にして臨みました。
自分で言うのもなんですが、いわゆる“ライブ”の場での立ち居振る舞いにはそれなりに強い自覚があります。ある程度はアドリブも効く自覚がありますし、その場の空気感を感じ取って、その場に漂っている想いなどを拾ったり、場の熱量に併せて話をして、その場にいる人達に話を聞いてもらうということが、“過去の修業期間”のおかげで、昔の自分に比べたら随分とできるようになってきた自覚があります。
だけど、実のところは“できる”というだけで、全く得意ではありませんし、できることならやらずに済ませたいといつも思っています。
というよりも、そもそも“人前で話をする”ということに対しての苦手意識が(これまで無数に経験してきたはずなのに)未だに拭いきれません。
だから、いつも出番前は「ああ、嫌だ。ああ、やりたくない。マジ逃げ出したい」なんて思いながらその瞬間を迎えています。
ただ、いつだって”その瞬間”を迎えた時には、そこから切り替えて「役に立つことをしよう」と思っています。
自分の中の「やりたくない」とか「イヤだ」という気持ちは湧いてくるのは仕方ありませんが、それは一旦脇に押しやって、とにかく「今の自分の役割として求められていることをやる」ということだけを考えるようにして、全力で“ライブ”を楽しむことにしています。
そんな心持ちで臨むからなのか、これまでも今日の最終講義の“まとめ”も、どうにかこうにか目の前にいた学生の皆さんには、しっかりと話を聞いてもらうことができたんじゃないかなと感じることが出来ました(一応、これまでにも数えきれないくらいの回数は様々な人の前で話をする経験を積んできたので、目の前にいる人達が“ちゃんと聞いてくれているかどうか”については感じ取ることが出来るようになっているつもりです)。
また、教室内で聞いてくれていた同友会の方(僕にこの役割を任せてくれた方)にも「良かったよ」と言ってもらうことができて、とりあえずはホッとしています。
そんな感じで、とりあえずは“任せて貰った大役”を一応それなりには果たせたような気はしていますし、内心はアワアワしながらだったとはいえ、外形的には“涼しい顔して”やり切ったように見せたつもりだったんですが実際どうだったのかは何とも言えません。
その証拠に、講座を終えて関係者の方々に挨拶をして車に乗り込んだ時には、着ていたジャケットの内側が大量の汗による湿気で湿って冷たくて重たくなっていました。内心の動揺による体の変化というのは制御するのはやっぱり難しいもんですね。
今回の『企業人オムニバス講座』については、僕が頑張ったのなんて今回くらいのものですが、この15回に渡る後期授業は、本当にたくさんの人達の尽力によって成立していることを運営側の一員として多少なりとも知っています。
そうやって成立しているこの授業が、受講してくれていた学生の皆さんにとって、今後の人生の「役に立つこと」にほんの少しでも繋がってくれたらいいなぁと願ってやみません。
この『企業人オムニバス講座』に関わらせてもらった我々”大人”からの、学生のみなさんに向けた”おみやげ”を、是非今後の人生の中で時々でもいいので活用してみて下さい。
学生のみなさんの前途洋々たるこれからの人生が、様々な刺激に溢れた“変化”に満ちた素晴らしいものになることを祈っています。
あかね
株式会社プロタゴワークス
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