どっちかだけでもダメなのよ
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
ずっと「どうしたらいいんだろう?」と考えていたウチの仕事に関する事柄について、今日ふと「あ、こうしたらいいんじゃないかな」というアイデアが湧いてきました。
直接のきっかけは、いつもの如く仲間とのミーティングをしている時でした。
とは言っても、今日に限ってはいつものように対面でのミーティングではなくて、全くの別件についての連絡を取り合う為に社外にいる仲間と電話をしていた時のことでした。
仲間がしていた何かの話(何の話だったか思い出せない)をきっかけに、アイデアが湧いてきたんです。いつもの事ながら、湧いてきたアイデアは一旦湧いてきたまま口にして仲間に聞いてもらいます。
なぜそうしているかと言えば、この思い付きが、使えるモノなのか使えないモノなのかは、思いついた時点の僕には全くわからないからです。
そして、その“思いついた地点”から話がどういう風に転がっていくのかは、口に出し始めた時点では、話を聞いてくれている仲間はもちろん、思いついた僕自身にも全くわかりません。
思い付きを口にして話をしながら、仲間からの質問を受けながら、少しずつ少しずつ全貌が明らかになっていくような感じです。
イメージとしたら、地面を掘っていたら何やら“化石のようなモノ”が見えたような気がしたからそこから慎重に掘り進めていきながらそれが化石かどうか見極めようとするような感じでしょうか?(化石を掘った事はないので完全にイメージだけですが)
これまでにもこういう事は散々あったので、と言うか、この会社が始まって以来、僕の主な仕事は“こんなこと”だけと言ってもいいかもしれません。
僕の中にいつからあったのかは全くわかりませんが、でも確実に内側に在った“なにか”と“ナニカ”が何らかの拍子に繋がって、ある時突然口をついて“言葉”になって出てくるんです。
こんな風に書くとまるでオカルトの類に聞こえるかもしれませんが、それでも会社を起こしてから3年半の間に数えきれないくらい起きている事実だったりするのでウチの会社では「ああ、いつものヤツね」という扱いになっています。
どうして“こんなこと”が起きるのか?
どうやって“こんなこと”が起きているのか?
その辺りのことは、当事者である僕にも今のところよくわかっていませんし、客観的に観察している仲間にもよくわかっていないようなので、ハッキリしたことは言えません。
ただ、一つ言えるとしたら、僕の身に起きている“こんなこと”は、あの名著『アイデアのつくり方』に書いてあったのと同じような流れに沿って湧いてきているような気がしています。
でも、僕の場合は「狙ってやっている」というわけでは無く、あくまでも偶然任せなので自分でコントロールしてもいませんし、全くよくわからないタイミングでふと湧いてきて、それが口をついて勝手に溢れだしてくるような感覚でいます。
そんなわけなので、当然ながら全てが「使えるアイデア」というわけではありません。「使えないアイデア」もたくさん湧いてきています。
でも、「使えないアイデア」なのかどうかは湧いてきたモノを全て話切らないことには判断することが誰にもできません(僕自身が把握できていない事について話を始めているので当たり前ですが)。
こんなことが起き始めた当初は、何の話だかよくわからないからしょう、途中で話を遮られたり、話の途中で全く別の話に変えてしまわれたりしていたこともありました。でも、そういう事があると僕の中から湧いてきた“何か”は、その時点であぶくのように消えてしまって二度と戻ってくることはありませんでした。
そんなことが何度も何度もあって、僕自身「何だか凄くもったいない事が起きたような気がするから話を遮らないで欲しい」旨を伝えました。
そして、仲間も話を最後まで聞く事で、会社の事業がよりよくなっていく為のアイデアだったりするんだという実感を持ってもらえたようでした。
だから今では、僕が唐突に話始めても最後までしっかり聴いてくれるようになっています。
こんな風に、ウチの会社にとっては「当たり前の日常風景」について書いてみたんですが、これだけ読むと「途轍もなく独りよがりでヤバイ奴(僕)に無理矢理付き合わされている可哀想な人(仲間)」的な構図に見えてくるような気がしていますが一旦それは僕の気のせいという事にしておきましょう。
まあ、そんな風に僕が唐突に話す“何か”がアイデアだった時には、それがどうなるかと言うと、アイデアを話した張本人である僕にはそれを扱うことができない場合がほとんどです。
そのアイデアを「この現実世界に具現化する」という行動は、今のところ仲間にしかできません。
そうなんです。アイデアを口にしておきながら、それを具現化することが僕にはできないんです。
「初めて出てきたアイデアを具現化するためにどうしたらよいのか?」
これについてのアイデアは、僕がどれだけ時間を費やして考えてもほぼ何も出てきません。でも、仲間からするとこれはかなり自然に湧いてくるらしいんです。
だからよくこんな事を言われます。
「え?アレとコレを組み合わせて、この方法を使えば簡単にできますよ?それをイメージしていたアイデアじゃなかったんですか?」なんて。
でもですよ?
もしも、僕が「アイデアを具現化する方法までイメージできていた」んだとすると“それ”はもう既に目の前に存在していてもいいはずじゃないでしょうか?だけど、現実世界に“それ”は存在していません。てことは・・・。
こんな感じで、ウチの会社は役割分担が自然にできています。
アイデア係と具現化係。
どっちが欠けても成り立ちません。
あれ?
でも、仲間がアイデアを出してくれることも結構よくあるよなぁ…。
そして、それを具現化しているのは僕じゃないよなぁ…。
てことは…バランスが取れていないような気が…。
あかね
株式会社プロタゴワークス
https://www.protagoworks.com/
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