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問いかけるのは知りたいからで

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「どうしてそう思うんですか?」

これは、僕たちが他者と話をする際に使うことの多い問いかけです。

僕たちが仕事を通じて他者と話をする時には、“その相手の仕事と仕事に対する考え方”が話の中心になってきます。当たり前と言えば当たり前ですが、いわゆる雑談だけでその時間が終わっていくということはありませんので、「今朝、何を食べたか?」とか「最近ハマっているテレビの話」なんかが話の中心になることはありませんし、仕事の話に及んだとしても“やったこと”や“やったことの結果”をただ聞くだけで終わっていくこともありません。

僕たちが聞く仕事の話とすれば、例えばこんなことです。

まず“やったこと”について聞かせてもらいます。その話の中で、「なぜそれをやったのか?」や「やってみてどう感じたのか?」なんかも聞かせてもらいます。そうして出てきたことについて「なぜ?」を問いかけたりします。さらに出てきたことについて、「どうしてそう思うのか?」を聞いていきます。

そんな風に、「なぜ?どうして?」と聞いていくことで、話し出した当初の本任でも気付いていなかったことに気付いていったり、本当はこういうことを考えていたのか?なんてことに気付いたりすることがよくあります。

その辺りが見えてくると“やったこと”が狙い通りに上手くいったのであれば、次もまた同じように再現性を持って取り組むための筋道を作っていくことができるかもしれないし、逆に、全く上手くいかなかったんだとしたら、次には同じような状況を作らないようにするための防御策や回避策を作ることにつなげられるかもしれません。

例えばそうやって「今回のことから何らかの学びを抽出して、その学びを“これから”に活かすために、せっかく取り組んだことが流れていってしまわないように」していきたいとも思っています。

でも何よりも、冒頭のような問いかけを常にしているのは、単純に「知りたいから」という部分が大きいかなと思っています。

「どうしてそう思うんですか?」という問いかけの中には、「自分だったら、そういう時には、別のことを思うんだろうけど、どうしてこの人はそう思ったんだろう?」と、自分とは違うことを思ったり考えたりする人の思考について興味があるんです。

自分とは全然違う思考が、どこから、どうやって来て、どうしてこうなるんだろう?そして、その言動が、この人の目的に対してどう役立っていくと考えたんだろう?

そんな“自分と他者との違い”に単純に興味が湧いてくるので、知りたくて聞いてみているというのもとっても大きく占めているような気がしています。

「どうしてそう思うんだろう?なぜそう考えるんだろう?なんでそういう発言をしたんだろう?なんのためにその行動をしたんだろう?」

他者を見ているとそんな風に思うことがたくさんあって、そのたびに“自分と他者との違い”について考えさせられることばかりなんですが、仕事の中での関りであれば“それ”について相手に直接問いかけることができたりして、それは僕にとってはとても興味深いことなのでそういう貴重な機会をこれからも逃さずにたくさん問いかけていこうと思っています。

そうやって考えると、「自分はある意味でとっても他者に興味を持っているんだなぁ」と自己理解がまた少し進んだような気がしています。他者にはあまり興味が無いんだとばかり思っていたんですが、「自分で把握しているつもりの自分」というのは案外と的外れなことが多かったりするんだよなぁ、やっぱり。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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