トラックでやってきた春

こんにちは。

株式会社プロタゴワークスあかねです。

今日は、用事があったので、最寄りの大型ショッピングモールに行きました。

そこにはとても大きな書店があるので個人的には重宝しているんですが、休日はかなりの人出がある場所なので駐車場がとにかく混雑するので、休日にはあまり近寄らないようにしている場所の一つでもあります。

ただ、そこに行って無い本は、恐らく他の書店に行っても無いんじゃないかと思うくらいの品揃えではあるので、大抵はまずその書店に行って本を探してみることにしていて、今日の用事も「本を探して購入すること」だったので、仕方なく行ってみました。

案の定、駐車場はとんでもない混み具合でしたが、そこはさすがに“車社会”の群馬にある大型ショッピングモールです。お店の入り口から近めのエリアは、駐車スペースを探して行き来する車がたくさんいるんですが、入り口から最も遠いエリアであればそれなりに空きがあるのが、さすが「徒歩5分のコンビニでも車で行く」が習慣になっている“車社会”の群馬らしいところです。混雑しているエリアをそそくさと通り抜けて、空きがあるエリアで困らずに停める事ができました。

そのエリアには一台のトラックが停まっていました。荷台が箱になっているタイプの2tトラックです。荷台の箱には、見たことも聞いたことも無いような社名がアルファベットで書いてあるので、レンタカーでも無さそうです。パッと見は“搬入業者”っぽさを感じますが、そのスペースからは搬入口が正面方向に見えるので、恐らく搬入業者でもなさそうな感じです。

「一体なんのトラックだろう?仕事の途中に買い出しにでも寄ったのかな?」

そんな事を考えて、それからしばらくそんな事を考えたという事もすっかり忘れていました。

それから、書店で目当てのモノを割とすぐに探し当ててしまったので、「よし、これで時間ができた」と思いながら、書店の本棚の間を回遊する事にしました。あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、しながら時折本を手に取ってパラパラ眺めてみる。土日にこの書店に来るのが久々だったのもあって「随分と人がいるんだなぁ」と、どの本棚間にも何人も人がいるこの場所に、自分が来る時とは違う違和感を感じつつも、幾つか面白そうな本に見当をつけ、「今日はこれを買いに来たわけじゃないんだ」と自分を律しつつ、時計を見ると結構な時間が経っていたので、当初買う予定だった本をレジに持って行き会計を済ませ駐車場に向かいました。

車に乗ってエンジンをかけようとした時に、近くに停まっていた2tトラックに向かって歩いてくる3人の男女の姿がありました。

中年の男性が運転席に乗り込みます。助手席側のドアを開けて、若い男性が車の中央部に乗り込み、その後から中年の女性が乗り込みます。それを見ていて、ようやく合点がいきました。

「あれは、息子の引っ越しをするためにお父さんが運転するトラックに、その息子とお母さんが乗ってきたという構図なのかもしれない」と。

今日は、3連休の中日であり、3月20日。あと1週間とちょっとで4月が始まります。年度末の営業日に仕事を休むのが難しいお父さんが、その休みを使って、実家の息子の荷物を借りたトラックに積んで、これから一人暮らしをする息子本人と、息子の初の一人暮らしするアパートを見ておきたい母親が、3人で仲良く実家のある他県からやってきた。そして、「進学(or就職)が決まった学校(or会社)の近くには、どうやら大型ショッピングモールがあるらしい」なんて情報を事前に調べていたので、引っ越しが一段落したから、そのトラックで下見がてらに寄ってみた。そんな事を、勝手に妄想していましたが、そう考えるとあの年齢構成やトラックの座り位置なんかもしっくりくるような気がします。

本当のところは全くわかりませんが、でも、「これから新生活が始まる人はきっとたくさんいるんだろうな」という事を、春の陽気とともにあらためて感じました。

もしも「ウチの会社も毎年新卒が入ってくるので忙しいんですよ」なんて台詞が言えるような状況になっていたらその限りではないんだと思うんですが、今は本当に関係無くて、他の月と何も変わらない普通の月間です。まあ、会社設立が4月にはなっていますが、実際は設立した4月はまだ立場としては“会社員”でしたし、それより以前から活動としてはスタートしていたし、そもそも設立年月日は「その日は途轍もない縁起の良い日だからおすすめ」という言葉を聞いて、「じゃあ、そこにしようか」というくらいだったので、そこにもそれほど深い思い入れがあるわけでもありません。

そんな事もあって、今のところ、僕にとっては「春だから」とか「4月になったから」とかで、何かワクワクするような部分も無ければ、特別な感慨も無ければ、区切り感もありません。

だけど、この春という季節から「何かが始まる」とか「何かが大きく変化する」という人達はたくさんいるんでしょう。それはきっと、春という季節を“何らかの節目”に設定するにあたって、とても都合が良かった“何らかの理由”が遙か昔からずっとあったんじゃないかなと思っています。それは恐らく、「寒くて色んな動植物が活動をしなくなる冬が終わって、次にやってくる季節である」というのが大きな理由だったんじゃないかなと。

僕も、この「春という季節」を、体感温度や景色の変化や風の匂いなんかで感じ取っているんだから、そこに希望を見出して、今日見かけた希望に満ちあふれた若者とその家族のように、「何らかの節目」として活用することで、今まで「やろうと思ってたこと」や「やらないといけないと思ってこと」なんかを押し進めていくための理由にできないだろうか。

そんな事を、今は考えています。

まずは手始めに・・・と、今日は早速一つ気がかりだった事を始めてみました。正確には“再開”ですが。

2022年春。

幸先よし。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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