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初めてのオープンダイアローグ

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスののじりです。

ずっとやってみたいと思っていた【オープンダイアローグ】に初めて参加しました!

私がオープンダイアローグを知ったきっかけは、敬愛する梶谷真司先生と、オープンダイアローグを実践されている斎藤環先生の対談イベントに参加したことです。
対談の中で、「哲学対話とオープンダイアローグって、とっても共通するものがあるよね」というお話だったのが、印象に残っています。

オープンダイアローグは、フィンランドの精神科病院で始まった、チームで行う心理療法です。
オープンダイアローグによって、投薬による治療が絶対不可欠とされている統合失調症が投薬なしに治ったり、軽症化したり、精神科病院の入院病棟がほとんどいらなくなったり、という効果が出ていることから、世界から注目されています。
対話をベースとする当社からしても注目せざるを得ず、組織開発にも絶対応用可能だと思っているのですが、なかなか自分が体験する機会がないまま月日が経過していました。

それが、最近、Twitterでオープンダイアローグを実践されているしんちゃんと出会い、初めて参加することができました!
SNSの出会い、ありがたい!

今回は、クライアント役をさせていただき、今感じているモヤモヤについて話したのですが、終わった後に感じたのは、
今までにない不思議な心地よさ!
そして、なんとも晴れやかなスッキリした気持ち!
です。

オープンダイアローグには、「リフレクティング」という、ちょっと変わった手法があります。
リフレクティングを簡単なイメージでお伝えすると、複数の人が、自分に対するポジティブな噂話をしているのを、すぐそばで聞いている状況です。
このリフレクティングが、なんとも不思議な心地よい体験でした。

まず、自分の状況を客観的にみられました。
「こういう言葉が多かったよねー」とか、「私だったら、こういう感情がわいてきちゃうだろうなー」とか話しているのを聴いていると、「無意識にそんな言葉使ってたんだ」とか、「私にその感情はなかったな」とか色々考えているうちに、勝手に自分の中が整理されてきちゃいました。
今回気づいた私の特性は、「何か不快なことが起こっても、すぐに感情が出てこない。でも、あとからじわじわ感情がわいてくる。」ということ。
過去の自分を振り返ると、しっくりくる特性でした。

次に、自分の感情を受け止められました。
オープンダイアローグでは、「ハーモニー(調和)ではなくポリフォニー(異なる音が混じらずに並列している)」が大切と言われます。
話を聴いてくれた人たちが、「私だったら」と話してくれるのですが、それがまぁ一致しない(笑)
でも、そのバラバラな考えを聴いていたら、「私もこんな感情を持っていていいんだ」と自分の気持ちを認めてあげられた感じがして、とても気持ちが楽になりました。
それと同時に、自分の考えていることを「みんなも同じように考えているはず」と押し付けてしまっていた自分に気づき、反省しました。

今回の体験は、60分ほど。
こんな短時間にこんなに気持ちの整理がつくものなの!?ってくらい、あっという間に気持ちがスッキリして、終盤はみんなの話を笑って聞いていられるほど余裕のある穏やかな気持ちでした。

初対面の人ばかりだったのに、みんなが私の話をしっかりと受け止めてくれて、私について真剣に考えてくれている姿を見て、始まって早々感動すら感じました。

オープンダイアローグでは、その場で話された内容は秘密なので、何を話したかは内緒です(笑)
次の機会も楽しみだー(^^♪

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