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足取りが軽やかじゃなくたって

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「すっごく頑張ってるんですけど思ったような成果が出てなくて…」

ウチの仕事柄、他者がそう話てくれるのを聞かせてもらうことが時々あります。

その人と僕が毎日一緒に仕事をしているわけではありませんが、真剣にしてくれるその話を聞かせてもらっていると、確かにその人がものすごく頑張っているのはよくわかります。

その人なりに一生懸命考えて、その人なりに全力を尽くして、その人なりにものすごく頑張っているんだなぁと感じます。

そんな“一生懸命に頑張っている様子”を話の中から強く感じとりながらも、同時に、こんなことを考えます。

「その頑張りは、あなたが求めている成果に向かっていっているものなんだろうか?」と。

例えば、「(ある一定期間の中で)目標の売り上げ数値まで到達させる」ということを目指しているとして、“頑張っている行動”が“目指すもの”に向かうために合致するような行動になっているかどうか?ということがまずはとっても重要になってくるはずです。

何しろ、「目指しているモノに辿り着くために、頑張っている」はずですから。

でも、その人の仕事ぶりを毎日一緒に見ているわけでもない僕が話を聞かせてもらっている中で「その頑張りは、あなたが求めている成果に向かっていっているものなんだろうか?」ということを考える時には、そう考える“なにか”を話の中から感じとっていたりします。

そうして“問い”を投げかけることで、その人が「ものすごく頑張っている」と語ってくれた“頑張りの内容”が目指しているモノに向かっていっているかどうかを、一緒にあらためて考えてみて、冒頭の悩みの正体が明らかになったりします。

例えば、①「“頑張りの内容”が、目指しているモノに向かってはいるけど、求めている成果につながるまでにはそれなりの時間が必要かもしれない」ということが見えてきたりすることもあります。

例えば、②「“頑張りの内容”が、目指しているモノに向かってはいるけど、求めている成果を出すには数量がまだまだ足りない」ということが明らかになったりすることもあります。

例えば、③「“頑張りの内容”が、目指しているモノに向かっているかもしれないけど、とっても遠回りな方法を選んでしまっている」ということが明らかになったりすることもあります。

例えば、④「“頑張りの内容”が、目指しているモノには向かっておらず、“頑張ること”が目的にすり替わっていた」ということが明らかになったりすることもあります。

そんな幾つかのパターンがあるのかもしれないと思いながらも、悩んでいるのが自分だったとしたら①なら悩みが少しは軽くなるのかなと思えます。でも、②や③だったら現時点で「頑張ってるのに~」と弱音を吐きたくなるくらいなので「これでもまだ足りないのか…」とか「遠回りしてたのか…」と苦しくなりつつ、それでも「もっと頑張るしかない」ということがわかるだけまだマシなのかもしれません。

だけど、④だったとしたら“それ”を正面から受け止めるのはなかなかツライなぁと思います。何しろ、④の経験を過去にたくさんしてきているので「またか…」とガッカリしてしまうだろうと思うんです(ちなみに、②も③もたくさん経験しています)。

そんな“自分自身の実体験”が豊富にあるのでそのツラさや「受け止めたくない」と思う気持ちは重々承知しているつもりではありますが、“自分自身の実体験”がたくさんあるからこそ、「“それ”を真正面から受け止めたうえで、ここからさらに頑張っていくことでしか“目指すモノ”に辿り着くことはできないんだよなぁ」ということも重々承知していたりします。そして、これがどれほど大変で苦しいのかもよくわかっているつもりです。

だからこそ、冒頭のような話を僕にしてくれる人がいるのであればちゃんと聞かせてもらおうと思っていますし、今の“現状”が明らかになったうえでも「まだ頑張るか」と思うのであれば一緒に“頑張り方”を考えていければいいなとも思っています。

何しろ、僕は今現在でも②も③も④もしょっちゅう経験しているし、その中で①も段々と見えてきているところだったりして、「まだまだまだまだ頑張っていかないといけないんだ」ということを苦しくなるくらい自覚させられているところだから、冒頭のような話をしてくれる人達と全く同じ境遇にいる者として思うんです。

毎日、すっげー頑張ってるけど“目指すモノ”に辿り着くためにも、ここからまたもう少し頑張ることにしましょうや。止まってたら近づくことはできませんから。

だから、少し休憩してからまた一歩ずつでも歩き出すことにしませんかね。もちろん、こんなこと言ってるんだから僕も一緒に歩き出しますよ、キツイですけどね。

キツイけど、途中で休憩しても歩いていれば必ず近づいていくし、きっといつか辿り着くんですから。

こんなに頑張ったんだからそうでも思わないとここから更には頑張れませんよね、お互いに。さあ行きましょうかね。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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