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甘くとろける美味しさだったらいいのにな

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

仕事をしていると、大袈裟な表現でもなんでもなく、本当に文字通りに「毎日、自分についての理解が進んでいく」という感覚があります。

仲間と対話をしている時に、他社の経営者と話をしている時に、他社の社員さんと話をしている時に、新しい仕事について考えている時に、取り組んできた仕事についての振り返りをしている時に、社外での学びに取り組んでいる時に、本を読んでいる時に、などなど。

そんな時に、「ああ、自分でこんなことを考えていたんだな」とか「今まで、こんなことにも思い至っていなかったのか」とか「知らないことばっかりだな」とか「なるほど、ああいうことに対してあんな反応をしてたのはこんな理由があったからなのか」とか。

そんな風に、自分自身についての理解が進んで行くことばっかりなんですが、自己理解が進むとどうしたって「自分は、本当に“足りないモノ”ばっかりなんだなぁ」と思い知らされることに繋がります。

かと言って、既にここまで生きていて、会社と仕事を起こしてこうしてやっているわけなので「足りないモノばっかりなので、やっぱりここらで一つ全て無かったことにしようと思います」というわけにもいきませんし、何しろまだまだ“やらなければならないこと”が山ほどあります。とは言え、もちろん「誰かに言われている“やらなければならないこと”」ではありませんので、僕以外の誰かからすれば、僕がそれをやろうがやるまいがどっちでもいいことなのかもしれません。でも、自分で“やらなければならない”と決めたことですから、僕にとっては“やる”のと“やらない”のとでは天と地ほどの差が出てくるわけです。

そんなわけで、毎日自己理解が進んで「自分は、本当に“足りないモノ”ばっかりだ」と感じたとしても、それが歩みを止める理由にならないということは理解していますし、もっと言えば“足りないモノ”ばっかりだからこそ前に進まなければならないわけですし、前に進み続けるからこそ「“足りないモノ”ばっかりだ」ということにも気が付けるわけです。

それもそのはずで、自分達が前に進まなければ「“足りないモノ”があった」なんてことに気付く機会はやってこないはずなんです。何しろ、“その時点”で自分にできることは「もう既にやっているコト」であるわけで、でも「もう既にやっているコト」だけでは“やらなければならないコト”には届かないから前に進むわけです。そうして前に進むからこそ、「自分には“足りないモノ”ばかりだった」と前に進んだ後に気が付いてしまうわけです。

そんなことに気が付いて“足りないモノ”についてその不足を補うために足掻くことを“挑戦”と呼んだりすることがあるのかもしれないなぁ、なんてこれを書いていて思ったりもしたんですが、僕の自覚の中ではあまり「挑戦している」という自覚はありませんでした。

それこそ、「自分のことを知って、自分に“足りないモノ”を知って、それを何とかしないことには“やらなければならないコト”に近づくことが絶対にできないから、どちらかと言えばやりたくはないけれども、仕方なく、しょうがないから、渋々とその不足を補うためにやっている。できることならメンドクサイからやりたくないけど、本当に仕方なく」という感覚に近いような気がしています。

だから、自分について「“挑戦”をしています!」と思うことはほとんどありませんが、自分の取り組みの構造としては“挑戦”と似ているのかもしれないな、とは思えるようになってきました。

でもやっぱり自分の内心としては「仕方なく」ではありますが、どんな内心であってても「自分には“足りないモノ”がある」ってわかってしまったからやっているわけです。

そして、そもそも「自分についての理解が進んだ」ことによって、“やらなければならないコト”をどうにかしてやるためには「自分に“足りないモノ”があるんだ」というのがわかってしまったからであって、そのために必要なコトであれば、内心がどうであれ「やる」という行動をとるしかないからやっているだけです。

その理由がポジティブなモノであれ、僕みたいにネガティブなモノであれ、結果として「やる」のであればどっちでもいいんでしょうし、結果としてはそれが仕事として誰かの“役に立つこと”になっているし、それが自分にも“役に立つこと”になっているわけですから、それはそれで良しとしておこうと思います。

そして、そういう納得感を持って行動するためにも「自分についての理解を進める」ということは、やっぱり重要なんだなぁとあらためて実感しつつ納得しているところです。

もちろん、「自分には足りないモノがある」なんてことを理解して受け入れるなんてのは、何度味わってみても、痛みと苦みしかありませんけどね。

良薬口に苦し。そして、心に痛し。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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