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セルフでチェックしてかなきゃ

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「どうして今話をしている“このイメージ”が受け取ってもらえないんだろう?」

他者と話をしていてそう感じることはこれまでにも頻繁にあり過ぎて、僕にとっては「日常的なあるある」のような出来事なんですが、それでも接触頻度の高い人とする話の中でこれが起きると「どうして?」という気持ちが湧いてきます。

一緒に会社を創って共同経営者として仕事をしている仲間とは、前職から一緒に仕事をしている付き合いなのでかれこれ10年以上の付き合いになります。あらためて思い返してみて「ずいぶんと長い間一緒に働いているんだなぁ」と感慨深いものも感じますが、僕が冒頭のようなことを思う回数は“仲間とする対話”の中で感じることが最多なんだろうと思います。

ウチの仕事は“他社のサポート”をすることですが、その仕事は僕と仲間との協働によって行います。そのため、ウチの仕事の最大の強みでもあり特徴でもあるんですが、僕と仲間との“阿吽の呼吸”と言ってもよいようなコンビネーションやタッグワークをベースにした“対話”を起点にして“他社のみなさんとの対話”をしながらサポートを行っています。

そして、それを可能にしているのが、“他社のサポート現場に出ている瞬間以外の業務時間のほぼ全ての時間”の中でずっと行われている僕と仲間との“対話”です。ウチの会社は“これ”に、最も時間を費やしていますし、むしろ、“これ”が成立するからこそ、ウチの事業が成り立っていますし、当社だけのオリジナルな“他社のサポート”を行うことが可能になっています。

なので、恐らくこれまでの人生の中で通算すると“ウチの仲間”が最も長い時間をかけて話をしている人になるんだろうなと思います。

それだけ頻繁に話をしている仲間との話の中でも、「自分の中にあるイメージについて話をしているのに一向に伝わらない」を実感する瞬間が未だに頻繁にやってきます(もちろん、それい以上に“伝わった・受け取ってもらえた”という実感をすることの方が数えるまでもなく圧倒的に多いのは大前提ですが)。

そんな時には、「どうして今話をしている“このイメージ”が受け取ってもらえないんだろう?」と考えることになるわけです。

そうして考えてみると、そもそも、僕と仲間とでは“これまでの人生のバックボーン”が全く違うわけなので“そもそものモノゴトの捉え方”が全く違うことが“話が伝わらない”コトの原因である場合がほとんどです。“前提にしているモノ”の違いとでも言うんでしょうか。

そうやって考えることで、こんなことに思い至ったりすることがあるわけです。

「今、目の前に置いてある物を“視覚”として捉えながらその物についての話をしているのに、こうも話が伝わらないということは、もしかしたら“見ている物”についての“捉え方”が仲間と自分とでは全く違っていて、同じ物を見ていながらもその物から“受け取っているモノ”が全然違っていたりするんじゃないだろうか?そういえば、以前もそんなことがあったから」

そんな推察のキッカケが見えてくると、そこから考えが進んで行くことがあります。

「もしも、同じ物を見ていても“受け取っているモノ”が違うんだとすれば、それはなぜなのか?そして、どう見えているのか?」

そう考えてみたら、こんな仮説が出てきました。

「今している“自分の話”が受け取れないということは、少なくとも“自分と同じイメージ”を目の前の物に対して抱くことが無いんだろうから、だとすれば、仲間と自分の“前提”や“特性”の違いから考えると、もしかしたら、“これ”が“これのまま”見えているわけじゃなくて、PCのソフト(エクセルやパワポのように)“これ”を見た時に頭の中で“拡大”や“縮小”をかけたり、一部分だけ“切り離して”扱ったり、どこからをコピーして“繰り返し”を行ったり、などをした“結果”としてのイメージを一瞬で頭の中で形成したうえで“それ”を眺めながら、ここまでの話をしているってことなんじゃないか?そのうえで、これらの“頭の中でエクセル・パワポのような機能を使って“その結果”を見ながら話をしている”ということを無意識に行っていて、それを自覚自認していないんだとしたら?もしも、この仮説の通りだとすれば、確かに俺の話していることをうまく受け取ることができないだろうなぁきっと」

そして、この仮説について話をしてみたうえで、僕自身が“目の前の物”を見てどういう思考をしているかについても話をしました。

端的に言えば、「僕の頭の中は“目に映った物”そのままを頭の中で何も加工しない(と言うよりも“できない”からですが)状態で捉えているので“これ”を実際に自分の手で使用してみないことには、そこから先にどうなっていくのかもわからないし、どうにも扱うことができないということを前提にしている」というような話です。

そんな自分の思考プロセスについて詳細に話したことで、ようやく理解をしてもらうことができました。

そこから頭の中で「何が起きているのか」について話を聴かせてもらうと、どうやら仲間の頭の中ではやっぱり“脳内エクセル・パワポ”のようなモノよりも更に高度な作業が瞬時に行われていて、その結果“だけ”を認識した状態で話をしていた(らしい)ということのようでした。

そんな仮説が立ったことで、仲間のこれまでの経歴の中で培ってきた“モノゴトの考え方”が自分自身の中で如何に内面化されていたのかということをあらためて自覚するタイミングになったようでした。

それとともに、僕の思考プロセスにフィットする“考えるためのツール”が世の中にはたくさん出回っていて、そんなツールが多くの職業の中では“標準化”されて使われているということは、恐らく僕と同じような“モノゴトの捉え方”や“思考プロセス”をする人が世の中にはたくさんいるってことの証明なんだろうな、ということも明らかになってきました。

文字にしてみると、たったのこれだけのやり取りかに見えますが、この内容の話をしていた時間はそれなりに長かったんですが、それでもここに書いた以上のモノが“材料”として手に入ったので、自分達のこれからの仕事に大いに活用できそうなイメージを持っています。

そして、「どうして今話をしている“このイメージ”が受け取ってもらえないんだろう?」という“問い”についての答えもある程度見えてきたような気がしています。

そこには恐らく、「どうして~?」と思っている側と、その人と話をしていた人の双方が“自分自身のモノゴトの捉え方”や“思考のクセ”や“思考のプロセス”について振り返ったり見直したり客観的に多角的に観察してみる、なんてことをしていないということがあるんじゃないかなと思っています。

話をしていて、相手と自分との間にギャップを感じたり「何だか話が通じないな」と感じたら、まずは自分自身の“モノゴトの捉え方&思考プロセス”を客観的に観察してみて、それがどうなっているのか?の把握から始めてみるべきだし、それを把握しなければいつまで経っても「何だか話が通じないなぁ」と思い続けなければいけないのかもしれません。

今後もきっとまた「何だか話が通じないなぁ」と思うことが起きるんだろことは間違いないので、こういうことが起きる度に、自分自身について、自分自身の脳みその動き方について、しっかりとセルフチェックしていく必要があるなぁと痛感しています。

そのためにも、「自分のしている話が相手に通じていないのは、そもそも、自分の脳みその働き方を理解していないからなのだ」ってことを忘れずにいなければなりませんので、まずはそれができる脳みその働き方をしてもらわなければなりません。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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