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浮いて沈んでまた浮いて

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「一喜一憂することなかれ」

そんな標語か何かのような言葉を胸の中で唱えながら向かった先は、ある人から紹介を受けて訪問をすることになった企業でした。

先日、初めて電話でお話をさせてもらった時には、何やら社内で色々あったらしいというようなことを聞かせてもらっていました。
そして、その「社内であった色々」によって困っているので、それを解消するための策として、どうやらウチのサービスに興味を示しているとのことでした。それも、紹介をしてくれた人がウチのことをおススメしてくれていたからのようでした。

僕たちからすると、こんなに嬉しいことはありません。
ウチのサービスを既に利用してくれている人が“効果”を感じ、それを周囲に広めてくれて、そこから紹介に繋がったんです。
こんなに嬉しいことはありません。

なので、今日はその「社内であった色々」についてより詳しく聞かせてもらう予定で訪問しました。

だけど、ここから先が僕にとっての落とし穴だったりするわけです。

“紹介”によってウチに興味を持っていただいた企業に初めて訪問することができたわけですが、そこで既に「嬉しい」と感じてしまっているので、僕の中にはその企業に対して“好意”のようなモノが湧いてしまっているわけです。

そして、それは往々にして“期待”に変わってしまっていることがあるんです。

“好意”を持ってくれたと感じると、僕も“好意”を持ってしまって“期待”をして会いに行きます。

だけど、そこから先に話が進んで行って、実際にウチと一緒に仕事をしてもいいと思ってもらえるかどうかは「全く別のお話」です。

もちろん、そんなことは頭ではわかっているんです。
でも、自分の気持ちに“期待”が湧いてきてしまうのを抑えることは難しいんです。

だからこそ冒頭のように「一喜一憂することなかれ」ということを自分で自分に言い聞かせながらそこへ向かう必要があるわけです。

「もしも、思うような結果にならなかったら?“期待”があった分だけ落ち込んでしまうと先への歩みが停滞するかもしれないぞ」

「もしも、思うような結果になったとしたら?“期待”が現実になるかもしれなくて嬉しくなって喜び過ぎて隙が生まれ何かを見落としたりするかもしれないぞ」

「だけど、どんな結果になったとしても、それはお互いにとって良い選択になるはずだ。今日、色んな話を聞かせてもらったうえで“やっぱりウチと一緒にはやらない”と判断をされたとしても、しっかり話を聞かせてもらい、ウチの話もしっかり伝えられたのであれば、それはそれで“良い選択”です。もちろん、その逆も然り。ということは、“一緒に仕事をする”というのは単なる結果であるだけなので、いずれにしても“良い選択”をしてもらえるように、聞き残しが無いくらいに話を聞かせてもらいながら、伝え残しが無いくらいにウチの話も聞いてもらうようなやり取りができるのであれば、それで今日の訪問の目的は果たせたと言ってもよいのではないだろうか?」

そうやって、自分達の“そもそも”をしっかり再確認して、自分達の会社や仕事の“目的”を明確にすることで、目先の結果に一喜一憂することなく本質的に仕事に向かえるように心持ちを整えてから訪問をしました。

訪問を終えた今は「“目的”は果たせた」と感じています。

しっかり話を聞かせてもらえましたし、しっかり話を聞いてもらうことができた手応えがあります。

先方とウチとの間に“相互理解”が生まれたのをしっかり感じられた気がしています。

「じゃあ、結果は?」

正確には、まだ結果は出ていません。
来週、あらためてお邪魔することになりました。

ただ、ウチとしては「是非、一緒にやらせていただきたい」とうことをお伝えしましたし、先方からも概ね同じような意見をいただいたと受け取っています。

今日の時点ではもちろん一喜一憂はしませんが、“目的”を果たせたと感じられたのは僕の中でとても大きな出来事として嬉しく感じています。

もしも、残念な結果になったとしても、それはそれで「先方にとっての“良い選択”に繋がった」と思えるくらいには、しっかりと“目的”を果たす為に取り組めたと感じられていますし、今の時点の僕たちでは「今日以上のパフォーマンスを発揮することはまずできないだろう」と自覚しているくらいの取り組みができました。

とは言え、望ましい結果になればいいなとも思っています。
でも、望ましい結果になったとしても、それは言ってみればスタートに過ぎないわけで、そこからは組織開発の関わりがスタートしていきます。

という事は、“結果”というのは実際には関わりが始まってから様々な取り組みをして、その組織にとって「役に立つこと」を色々とやっていった先にしか存在していないんだろうな、なんてことをこうしてnoteを書いている途中に気付いてきたわけです。

少なくとも、来週あらためて訪問した時に出る結論はあくまでもその時点での結論であって“結果”なんていうモノでは無いんだろうなと思い直しました。

ということで、いずれにしても僕たちの一喜一憂がやってくるとしたらもっとずっと先の話で、冒頭の「一喜一憂するなかれ」を念じるような段階ですら無かったわけで、とんだ取り越し苦労だったなと反省しています。

こんな風に、目の前にやってくるありとあらゆることについつい“入れ込みがち”になってしまうのが自分の特性だということに、あらためて気が付かされる毎日です。もっと平穏で凪のような心持ちになりたいなぁ。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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