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ドライバーズハイってあるのかな

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「車の運転をしている時にアイデアが浮かぶ」

そんな話を聞くことがよくあります。

その話を聞く度に、「車の運転をしている時にアイデアが浮かぶ?そんな事ができるの?自分の場合は、車の運転中に別の事を考えていたら車線変更はタイミングを逃すし曲がる道は間違えるしでなかなか目的地に着かなくなるんだけど、アイデアが浮かぶ人達はよっぽど頭の中が高性能だという事なんだろうか?」と思っていたんです。

でも、そんな僕にも、今日は「車の運転をしている時にアイデアが浮かぶ」現象が起きたんです。

運転していたのは、高速道路の東関東道路。東京群馬間のひたすらに真っ直ぐな道をただただひた走っている時でした。周囲の車の流れに乗って制限速度を守りながら周囲の他車に注意を払いつつ、それでいて、比較的安心してゆったりした心持ちで運転をしていました。その時の心理状態としては、「高速道路を走行している時の緊張感は感じつつ、でも、周囲の車の流れと一体化しているリラックス感が同居している感じ」でした。その状態で、脳みそは「考えるモード」に入った時特有の高速回転している状態になっているのを、全て自分で客観的に眺めているような感覚がありました。

さらに、その時は、一人でアイデアについて考えていたわけではありません。

昨日と一昨日に、自分が他者と行った対話において、考えたことや感じたことや自分がした言動についての振り返りに該当するような内容を、(Bluetoothでカーナビと接続した携帯をハンズフリーにした状態で)電話で会社のメンバーと話をしながらの事でした。

その時に、とにかく「フィードバック効果」がとても高かったんです。

これによって、一昨日と昨日の自分の取り組みの内容について、自分でその時の話をしているだけであるにも関わらず、明確に自分自身でその時の自分の言動に「どんな意味や価値があるのか」に気づくことができて、これまでに思いつかなかった角度からのアイデアを取りこぼさずに受け取る事ができました。

その時の「気付き」を得た事によって、更に気づいたのは、「自分が過去に“なんとなく”やっていたし、なぜかできていた事」についての明確な説明が可能になりました。

それによって、他者に“なんとなくやってた事”の説明ができるようになった実感があります。ついでに、それのおかげで、新しく「できます」と言える内容の事柄が増えたというのもウチの会社にとっては新たに見てきた「強み」とか「セールスポイント」に今後していけるような内容なんじゃなかろうかと思っています。

今回、僕がやっていたのは「ひたすら話す」という行為だけです。

でも、その視点だけで切り抜いてしまったら、「自分て、ただひたすら話しているだけだよね」で終わってしまう話だったんじゃないかなと思うんです。そもそも、この時していた話の発端としては「起きた出来事について聞いて欲しい」が圧倒的に高い割合だったので。つまり、「聞いてほしい事をただ一方的に話すヤバい人」というだけで終わってしまう可能性が多分にありました。

でも、結果的には、「セルフ振り返り」と「セルフフィードバック」を繰り返し行える場になりました。それはひとえに、話を聞いてくれる側の人の技量も大いに関係しているのは言うまでもありません。使ったツールは「電話」だけ。話をしている分量としても、圧倒的に僕の方が多い。割合で言っても9:1くらい。でも、その1割の中で繰り出されてくる「問い」によって、また僕の中の思考が進んだわけなんです。それによって得られた「気付き」があったからこその、「セルフ振り返り」と「セルフフィードバック」の効果の発見に繋がったんじゃないかなと思うんです(もちろん、聴き手からの本来の意味でのフィードバックがあった事や、その鋭さのレベルが高いのは言うまでもありません)。

もちろんこれも「ただやっただけ」ではそれほど何かの意味が感じられないんだろうなと思うし、自分ももしかしたら「ただやっただけ」になってしまっていた可能性は高いんだろうと思うんです。

これらが合わさって、新しいアイデアに繋がったわけなんです。

もちろん、まだこのアイデアは「ただのアイデア」に過ぎず、実際に使える具体的なサービス内容とか、具体的な事業内容といったレベルにまでは磨かれていないので、それが一体どんな内容なのかをここで書いたりは今のところできません。
でも、そこに至る道筋は、大まかには見えてきた感覚はありますが、そこについても「やってみなくちゃわからない」というのは大いにあれど、「もし想定している局面に差し掛かったような人達がいたんだとしたら、その人達にとっては“希望”以外の何物でもないような内容」になる事は間違い無いかなあと思っています。

そんな、個人的には「すごい」と感じているアイデアが、これまでの人生で初めて、車の運転中に湧いてきたんです。

ただ、それを可能にした要因は、「走行していたのが複数車線ある高速道路で、且つ、電話で仕事について話をしていた」というのがポイントだったのかなあとは思っています。

もしかしたら、僕以外の人達はこれを「一般的な町の中の道路を車で走りながら、たった一人で考えてアイデアを生み出してる」という事なのかもしれません。

そうだとすると、これはちょっと今の僕にはかなり難しいだろうなあと怖じ気づいておりますし、自分にとっては、アイデアを生み出す瞬間は「話し続けている時」が大前提になっているようです。

僕にとっての「話す」は「考える」と同じ結果に繋がる行動なんだろうなと、あらためて今感じているところですし、「話す」と「考える」と分けて書きましたが、そもそも分けられる事では無いのかもしれないなとも思いますし、分けない事で「繋がって一つになった状態」の「話して考える」という行動に繋がるのかもしれないなあ、なんというような事を、今日の運転中にボンヤリ考え始めたところです。

なるほど。車の運転には「アイデアが浮かぶ」だけじゃなくて「考える」も促進するような効果があるのかもしれないなあ。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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