知らないことがまだまだあるんじゃなくて知ってることがほとんどないってことなんだ
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
もう何年も前に知り合って何度かお邪魔したこともある企業の経営者さんに、初めて会社の中を案内していただきました。
その企業さんは特にパートナー企業というわけではないんですが、とある件での打ち合わせをするために伺ったんですが、「そういえばウチの社内って見たことあったっけ?」と聞かれたので僕も仲間も「まだないので是非」とお願いして打ち合わせの前に会社見学ツアーをしていただきました。
社内を案内していただきながら、これまでの会社の経緯についての話を聞かせてもらいながら、実際に社内でどんなコトが仕事として存在していて、その仕事はどういう成り立ちで今こうやって仕事になっているのか等についてじっくり聞くことができました。
今までは「業種は製造業で、〇〇を扱っている会社」というくらいの認識しか無かったんですが、よくよく話を聞かせてもらって、社内にどんな機械があって何に使っていてどういう取引先とどんな仕事をしているのか、なんてことを知ってみると「今までの自分達が如何に何も知らないまま話を聞いていたのか」ということをあらためて思い知りました。
これまでにその経営者の方から「ウチは特殊な物を作っていてニッチな需要があるんだよ」なんて話を聞いてはいましたが、その話がここまで緻密に考えられて試行錯誤を繰り返したうえで利益を出す事業になっているなんてことを想像することもできませんでした。
それは言ってみれば「時間をかけて構築した他社に真似できないビジネスモデルの確立」という見方もできるような歩みでした。
その経営者の方の話の中でとても印象に残っているこんな言葉があります。
「違法って意味ではない“グレーゾーン”を狙っていけばニッチなところで自社が生きる場所があると思ってるんだよ」
この経営者の方が言う“グレーゾーン”というのは文字通り“違法性”とは一切関係の無い言葉です。
例えば「自社にしかできない仕事=白」だとしたら「どの会社にもできる仕事=黒」として考えてみた時の“グレーゾーン”というようなことであり、「他でもやろうと思えばできなくはないんだろうけど、それをやるとなると時間もお金も労力もかかりすぎてしまって他者では採算が合わないからやらない・やれないけれども、そのための設備と技術力があるウチでならそれをすることができるから、ウチに頼んでくれるんだよね」というような話でした。
この話を聴いて、僕も仲間も今までモヤモヤしていたところに少し晴れ間が覗いたような気がしました。
「この“グレーゾーン”の考え方を、自分達にも当てはめて考えてみたらいいんじゃないかな」
そんな“閃き”と呼ぶにはまだまだ生煮え過ぎるほどのボンヤリしたイメージ程度のモノではありますが、その打ち合わせが終わってから帰りの車で仲間と“グレーゾーン”について話をしながら帰ってきたのは言うまでもありません。
そうしてウチと自分達の未来に少しの光明が差し込んできたような気がしつつも、僕たちにこの話をしてくれた経営者の方のような“経営の才覚”というモノが「自分達にはどうやらなさそうだぞ」ということもあらためて思い知らされましたが、それはそれとした、これからまだまだ楽しめそうな気がしてきましたし、既に始まっている第6期が俄然楽しみになってきているのでグングン行こうと思っています。今持っているイメージのままグングン行けるといいんだけどなぁ。
あかね
株式会社プロタゴワークス
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?