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その口を開けばマシンガンの如く

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

先週“怒濤”のような一週間を過ごしたからなのか、今週も大事な仕事が一週間の中に幾つもあるにもかかわらず、心の中は意外と穏やかで落ち着いていて多少の余裕も持てているような感じがしています。

恐らく、「○日までの締切が~!」と、時間に追われながら終わりの見えない資料作成をする必要のある仕事が無いというのがこの落ち着きの最大の要因な気はしています。

そんな気持ちで、週の頭の月曜日である今日は毎週恒例となっている「週明けミーティング」を社内で実施しました。

内容は、先週の仕事を振り返ってみたり、週末の飲み会やそれ以外の出来事の話をしながらその時々で感じ考えたことをシェアしたり、他者に話をすることで自分の内側で起きている出来事をあらためて客観的に見つめてみたり、新しい意味付けをしてみたりなどなど。

そうやって社内で対話をしてみると、自分が過ごしているその瞬間には「なにげないひと時・なにげない出来事」だったはずのモノが、全く別の顔をしていることに気が付くことがよくあります。

例えば、話の中にはこんな話がありました。

先日の飲み会の翌日に、「参加メンバーの4人中3人が翌日に二日酔いでダメージを負った」という出来事とその反省から、「次回から同じメンバーの飲み会での“飲み物を注文する際のルール”が制定された」という話を仲間から聞いたんです。

このルールが制定された目的は、そのものずばり「飲み過ぎないため」です。その目的から考えてみると、今後は「かくかくしかじかな理由から“飲み放題”にした方が良いだろう」という仮説が導かれました。

もちろん、この仮説だけをその飲み会メンバーに伝えたら確実に「いや、飲み放題はつけない方が飲み過ぎ防止になるでしょ」という反論を受けるであろうことは容易に予想されます。

でも、「そもそもの目的」と「なぜ“飲み放題”の方が目的を果たせると考えるのか?」について説明をしたら、恐らくこの話はしっかり聴いてもらえるんじゃないだろうか、と考えています。

何らかのルールが設定された時には、そのルールの目的である「なぜ?」があるはずです。そして、その「なぜ?」の前には必ずそれが生まれるための背景になった「なぜなら~」があるはずです。

そのルールが、「とりあえず何も無いとやりづらいからひとまずは」というレベルのルールであっても、「絶対にこれが無いと今後に大きく影響するから」というレべルのルールであっても、必ず「なぜなら~」があるでしょう。

目的である「なぜ?」を叶えるモノであり、「なぜなら~」が前提になっていて、必要なモノは何か?どんなモノをルールとして設定すればよいのか?

その辺りを、僕達が今日話した仮説とともに、しっかり伝えることができたとすると、次の2つのルートが出てくるんじゃないかなと。

少なくとも話の内容をまず一旦“受け止めて”もらうことはできるだろうとは思っています。これまでの関係性敵に。その後は、受け止めるだけでなく共感してもらえるんじゃないだろうか?はたまた、“受け止めて”はもらえるけど“受け入れて”はもらえず「なぜ受け入れができないのか?」の理由を聞かせてもらうことはできるんじゃないか?

仮に、“受け入れ不可”だったとしても「なぜ受け入れができないのか?」の理由を聞かせてもらうことができればそれはもう対話の開始なので、今は誰も想定していないような“新しいアイデア”を一緒に創り出せる可能性が多分にあるよなぁ、だとすれば、この「飲み会のルールづくり」と、その後の飲み会自体がもっと面白くなるのかもしれないよなぁ、なんてことを話し合っていました。

他にも色んな話題に及びましたし、こんなことを月曜だけじゃなく、時間を作れる時にはいつもしているわけなんですが、こんな風にありとあらゆる話題を題材にしつつ、対話をしながら、結局はこれから取り掛かるべき仕事の中の「とある制度作り」に話はそのまま自然に移っていき、それまでの「飲み会のルール作り」の話をベースにしながら、そこでした話の考え方や発想の飛ばし方なんかを使いつつ「とある制度」について、かなり前進させることもできました。

こんな風に、社内では雑談なのか何なのかわからない話すらも「全ての事柄があらゆる仕事に繋がっている」というのを前提にして話をしているので、僕も仲間も、「まずは相手の話を傾聴する」ということだけをとにかく大事にしています。

もちろん、話を始める本人からすれば「これは発見だったんです」とか「気付いちゃったんですよ」と思って話始める事もあれば、「なんだかよくわからないけど自分の内側で何かが動いた気がするから」というボンヤリモヤモヤした感じで話し始めることもたくさんありますから、いつもいつも“何かに繋がる”って場合ばかりではありませんが、それでも意外と日常に転がっているちょっとした出来事が、僕達の仕事を前に進めるきっかけやヒントになっていることは本当にたくさんあるよなぁ、というのが日々の感想です。

自分の日常の中の出来事は、特別なことなんて全然無いし、何なら自分一人で振り返ってもよっぽどのことが無ければ「これは!」と思うことなんてほとんどありません。

でも、仲間との対話によって「そういえばあの時、自分の内側で起きたあのちょっとした“何か”は何だったんだろう?」と、話をしながら思うことがたくさんあります。それは、自分が自分の内側を何とか言葉にして伝えようとしている時に起きることもあれば、仲間からの問いかけによって起きることもあります。でも、いずれにしても、「話を聴いてくれる他者」がいるからそういうことが起きているのは間違いありません。

だから、「アイツラ、また無駄話してやがる。ホントに暇そうだな」なんて他人からは見えるかもしれないし意味も意義も理解してもらえないかもしれない“対話の時間”を、しっかりとたっぷりと確保しながら、今日も明日も明後日も張り切って仕事をしていこうと思っています。

何しろ、「対話の会社です」って自分達でも謳ってることだし、胸を張ってたくさんお喋りしていこう。そうしよう。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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