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ホッと一息でやっと見えてくる

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

一泊のキャンプを終えて帰宅し後片付けや諸々を終え冷房でよく冷えた部屋の中でこれまたよく冷えたビールを飲んでいたら、遊び疲れからかいつの間にか寝てしまっていたらしく、「なんか寒いな」と思いながら夜の10時を過ぎて目が覚めました。

キャンプに行くと毎度の事ながら、夜中に何度も目が覚めます。理由は恐らく「環境の変化」だとは思いますが、やっぱりキャンプのようにテント一枚を隔てただけで屋外で寝るというのが僕にとってはなかなか慣れないハードルの高さなんだろうなと毎度思わされます。

それと同時に、「帰宅後の過ごし方」が今日と同じく毎回ほぼ似通っているので、「屋外で寝る」という極めて不安の強い状態から、常に身を置いている「日常の環境」に戻ってきたからこそ起きる“安心”が自分にとても大きな影響を及ぼしているということをあらためて実感させられました。

更に、今この時間には僕のいる群馬県の西毛地域と呼ばれる区域に“大雨警報”が出されているようで、テレビをつければそのニュースが流れ、家の屋根や外壁には轟々と雨風がたたきつけられる音とひっきりなしに雷の音が鳴り響いています。
本来ならば、こんな状態は“安心”とはほど遠い状態なわけですが、今日の午前中まで身を置いていた屋外の状態と比べてみると、それでもやっぱり建物の中で雨風を凌げていて、更に空調の効いた部屋で自分の好きな体勢をとりながらソファにもたれかかってキーボードをカタカタ打っています。

そんな自分自身を客観的に見てみると、とてもじゃないですが“不安”を感じながら夜が明けるのを待っているとは到底言いがたいわけですし、今日の午前中まで身を置いていた状態と比べると遙かにストレスが低い状態であることは間違いありません。

そんなことを考えると、やっぱり時々は、準備と後片付けが途轍もなく面倒くさいと感じていたとしても「わざわざ」自然の多い場所へ赴いて、「わざわざ」不便な思いをして、「わざわざ」ストレスを感じながら、「わざわざ」色んな手間をかけて、「わざわざ」食う寝る遊ぶを自覚的に行いながら生活をする。そんな時間を「わざわざ」過ごしてみることで、今この瞬間のような日々の生活という日常のありがたみや大切さを感じながら「ストレスが少ない状態でいつも暮らしているんだ」と認識することって自分にとっては必要なことなんじゃないかな、なんて感じています。

「毎日毎日何にも特別なことが無く過ぎていく」

そう感じられることって、今の僕のように、如何に生活のストレスを少なくして便利に暮らしているのかということがベースにあってこそ可能になる。そんな、“安心”とか“安全”とか“便利”とか“快適”という、途轍もなく素晴らしい贅沢が安定的に継続しているうえで成り立っている類い希な素晴らしい日常なんだなということに目を向けるためにも、たまにはキャンプという非現実を味わうために、非合理的な暮らしをしてみる体験をするっていうのは、僕にとってはかなり重要だったんだなあと気付かれました。

日常では気付けないし体験することの無い不便さや快適ではない暮らしをわざわざすることで、日常では自覚的になることができない「自分自身が置かれている状況」を客観的に眺めるきっかけが手に入り、あらためて今の自分が置かれている環境や心身の状態を観察して解釈することができる。

そんなことがあっての「キャンプが好き」という気持ちなんだということを、うたた寝から目覚めてnoteを書いていて、キャンプ2年目にしてはじめて気が付かされました。

今から、次のキャンプの予定が待ち遠しくてなりません。
次は、どんな不便な思いができるのか。そして、帰宅してからどのくらい「ホッとする」体験ができるのか。ワクワクしつつ、早くいつもの布団で思いっきり手足を伸ばして眠れるのを楽しみにしています。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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