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ボールに乗ってタイムスリップ

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

ここのところ、子どもの『SLUM DUNK』熱がどんどん高まっていき、遂に「バスケをやりたい」と言い始めました。

本人が「やりたい」と言ったモノは出来る限り「どうぞ」と言ってあげたいのは山々ですが、“習い事”となると「じゃあ、自分で勝手に行って帰ってきてね」というわけにはいかないのが車社会の土地柄の特徴です。どうしたって、“子どもの送迎”というのが付いて回るわけなんですが、それを潤沢に子どもに提供できるだけのリソースが、残念ながら我が家にはありません。「“子どもの送迎”をどうするか?」というのは、習い事について回る大きな問題でもあります(習い事に限った話ではありませんが)。

なので、まずは送迎の事情について説明したうえで、「すぐに習いに行ってみようというのは難しいので、まずはバスケの基礎であるドリブルとパスの練習をやってみて、それが楽しくやれたら習いに行くっていうのはどうか?」という提案をしてみました。

すると本人からは「まずは自分で練習してみる」と回答が返ってきたので、どうやらこの提案で納得がいったようでした。

そんなわけで、小学生用の5号のバスケットボールを購入して、さっそく家の前のスペースでドリブルの練習を始めてみました。

子どもに教えるのは、かれこれ35年ほど前にバスケ部員だった僕が担当することになりました。とはいえ、僕がバスケットボールをやっていたのは中学の部活だけなので僅か2年半ほどの期間です。そんな大昔の知識を、35年ほどぶりに思い出しながら子どもと一緒にバスケットのドリブルをやってみました。

「最後にバスケをやったのっていつだったんだろうか?」なんてことを思い出しながら、自宅の前でボールをついていたんですが、これが想像していたよりもまあまあちゃんとバスケっぽい動きができるんです。

とは言え、「自分が想像していたよりもいくらかはマシだった」という程度の話なので、当然ながら中学生の頃にできていたようなボールさばきができるわけでも無く、「あの頃やっていた動きってこんな感じだったかな?」とか思い出しながらやる“股抜き”のドリブルはほとんど上手くいきませんでしたし、そもそも、走りながらドリブルをするのも思い出すまではなかなか難しかったのが実際のところです。

そんな感じではありますが、自分がバスケットボールを始めたばかりの頃に苦労した「スナップを使ってボールに回転をかける」という動きや、飛んできたボールをキャッチする姿勢などの“基本中の基本”みたいな部分については、30年以上ぶりの動きだったにもかかわらずスンナリと再現できていたのは我ながら驚きを覚えました。

動きの再現ができるモノとできないモノがある。

それに気づいてから、「なぜ、その違いが起きるのか?」についてちょっと考えてみました。

そうして、その違いがどうやらこんなところにあったんじゃないかと思えてきました。

「(その当時)“意識しないとできなかったこと”と“意識しなくてもできるようになっていたこと”の違いなのかもしれない」と。

そう考えると、今日のバスケの練習(と言っていいほどの内容かどうかは一旦置いておきます)で久々にバスケットボールを触ってみて、子どもに対しての見本として実践できた動きについては、バスケ部員だったその当時に練習がキツくて泣きそうになりながらずっと繰り返し反復した動きだったことを思い出しました。
逆に言えば、“股抜き”の動きなんかについては、その当時の先輩の動きを見よう見まねでやってみたらできた動きだったので、特に時間をかけて身に付けたというわけではありませんでした。

そんなことを思い出しつつ、子どもと一緒にバスケの基礎練習をやっていたんですが、とりあえずは、子どもが人生で初めて“バスケットボール”というモノに触れた経験は、それなりに“バスケットボールっぽい動き”を体験できて、かつ、楽しく時間が過ごせたようだったので、ひとまずはOKだったんじゃないかと思っています。

ただ、一応は「教える側の人」となってしまった以上、35年前の知識だけでは心もとないですし、そもそも教える側の人がこれだけできないんじゃあなかなか厳しいとも思うので、今日買ったバスケットボールを使ってこっそり秘密の特訓を重ねておこうかと思って、子どもに隠れてこっそりYouTubeでバスケットボールの練習動画を検索して見てみました。幾つかの動画を見て、「現代は、本当にいい時代になったなぁ」とあらためて強く思いました。

あの当時は、先生や先輩たちから聞いた「こうやるといいよ」というモノや「こうするんだ」というモノを、ただ信じてそれをひたすらやっていたわけですが、というか、それしか頼るものがありませんでした。なので、“それ”が正しいのかどうなのか、“それ”をやっていてもなかなか上手くいかなかった時にどうしたら良かったのか。今思うと、そんなことがずっと自分の中に在ったような気がしています。でも、今は、必要な動きに対しての理論もしっかりあって、大人の僕が聞いても「なるほどなぁ」と思えるような理由がしっかりあったうえでの練習方法になっているようでしたし、実際に、あの当時に僕が教わったやり方が、いくつかの動画を見ても全く紹介されていなかったりしていたのを確認して、「ちゃんと正しい練習方法を知って、自分で実践しておかないとだめだなこりゃ」と痛感した次第です。

そんなわけで、まずは自分自身がバスケ(と言っても、ドリブルくらいですが)を、ちょっとだけ練習しなおして、かっこいいボールさばきができるようになりたいなぁと思っているところです。こんなことを書いている時点でもうお分かりだとは思いますが、実際には、子どもよりも僕の方が『SLUM DUNK』熱に浮かされているのはいまさら言うまでもありません。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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