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ごっこ遊びで飛び越えろ

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「じゃあ、俺ルフィーね」

久々に聞いた、小学生の「俺○○ね」という台詞。

自分が子どもの頃には、この台詞がしょっちゅう飛び交っていたのを思い出し、懐かしく思いました。

自分の記憶で思い出すシチュエーションは、小学生の頃は「戦隊ヒーロー物」や「仮面ライダー」や「アニメ」、中学生の頃は「プロレス」における、「ごっこ遊び」で冒頭の台詞を言っていたし聞いていました。

自分を“誰か”や“何か”に置き換えて、他者や周囲の環境を“誰か”や“何か”に置き換えて、あたかも“その世界観に入り込んだかのように”して、目に映る人や物が現実のそれとは全く別物に変わってしまったかのように、「○○ごっこ」を心の底から楽しんでいたような記憶があります。

単なるクソガキ小学生である自分やその友達が、世界を滅ぼそうとする悪の権化と戦っている世界を救おうとしているヒーローだったあの頃。
そこら辺に落っこちている木の枝は勇者の剣だったし、子供用自転車は世界最速のバイクだったし時には空を飛ぶスーパーマシンだったし、ただ駆け回っているだけなのに空を飛んでいるようでしたし、同じ構えとアクションをしたら自分の手から「かめはめ波」が飛び出していましたし、本当に出せると信じて練習もしていました。

そんな遊びを今の小学生がするのかどうかはわかりませんが、「俺ルフィーね」と言っていた甥っ子は、『ワンピース海賊無双4』というテレビゲームをしている時に言っていました。あの時の彼は、もしかしたら、昔の子どもがする「ごっこ遊び」と同じような心境だったんじゃないかなと思ったりしました。

『ワンピース海賊無双4』というゲームは、原作である漫画やアニメの『ワンピース』の豪快なアクションをゲームのプレイヤーに体感してもらうための効果をゲームの中に盛り込んで作っているという話が公式HPに書いてありました。
確かに、僕が子どもの頃にやっていたテレビゲームと今のテレビゲームを比べてみると、そこにはもう「比べる」という事があまり現実的では無いくらいの違いが、映像に音響に操作した結果得られる体感などに、めちゃくちゃあるわけなんですが、そうなるとプレイヤーが「その世界に入り込む」という事は、昔よりも更に深くできるようになっているのかもしれないなあと思うんです。

ただ、その違いを比べる事は実際には出来ないだろうとも思うんです。

何と言っても、今のテレビゲームと比べたら格段に低クオリティなはずの昔のテレビゲームに、当時の子どもだった僕は、それこそ「リアル以上にリアル」だと感じてその世界に没頭していた記憶があるんです。
あの当時、ドット絵しか存在しないし、アニメーションは静止画が基本だったのに、それはもう驚くくらいにゲームをしている時間は没頭していました。

大人になった今考えてみると、木の枝を「勇者の剣」としていたごっこ遊びも、ドット絵のゲームを「リアル以上にリアル」だと感じていたのも、CGと高音質の音響をふんだんに使って作られているテレビゲームに没頭しているのも、どれもみんな同じ事であり、漫画や本を読んでその世界に没入する事だったり、対話において「あたかも、その人になったかのように」物事を見て聞いて考えるという事と何も変わらない行為なんじゃないかなと思うんです。

子どもだろうが大人だろうが、「○○ごっこ」というのは、「自分ではない他者になって、その人から見える世界を、その人の視点から眺めて聞いて体感してみる」という事であり、それをする事で「他者の気持ちになって考える」という事をする機会は誰にでもいつでもどこでも発生しているのかもしれないし、誰であっても体感しているのかもしれない。

そんな事を、小学生の甥っ子と『ワンピース海賊無双4』を一緒にやりながら考えていました。

ああ、でも、もし「ごっこ遊び」が「他者が立っている場所に移動してそこからその世界を眺めてみる」という事に繋がるんだとすれば、この歳になってもゲームをやって楽しいと思う事や、漫画を面白いと思う事には大きな意味が発生するだろうし、子ども達と一緒に「鬼滅の刃ごっこ」をするというのも、僕自身や彼らの社会性を育むという事に繋がっているんじゃないだろうか。

「そんな、あらゆる「遊び」を肯定できるかもしれない無限の可能性が、「ごっこ遊び」には秘められているんだ」

そういう仮説がこれを書いていて思い浮かんできたんです。

これを、家庭の中で披露すると特定の方から途轍もなく怒られそうなので、まずは世界全体に向けてワールドワイドウェッブで発信してみるところから始めてみました。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/


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