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まるで妖の術のような

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

カウンターってありますよね?

ああ、そうです、それです。ボクシングで言うところのカウンターパンチのカウンターです。そうそう。バーのカウンター席じゃない方です。

で、そのカウンターなんですけど、あれって、相手の力を利用する技術ですよね。相手が打ち込んできたタイミングでこちらのパンチを当てるので、ただパンチを当てただけよりも、そこに更に、相手が突っ込んできた勢いが加わるからさらに効くわけです。まさに、『はじめの一歩』の宮田君が言ってような感じで、相手が強打者であればあるほどその勢いを利用できるから自分は非力でいいって寸法です。

そうそう、まさに、合気道の理合いとも同じような感じですよね。相手の力を利用して投げ飛ばすっていう。風車の理論もこれと同じかもしれませんね。え?風車の理論って何?って、もしかして知らないんですか?いやー、ジェネレーションギャップですかね?昭和の時代は風車の理論知らない人いなかったとおもうんですけどねぇ。令和って恐ろしいな。

まあ、それはそれとして話を戻すと、ボクシングのカウンターや合気道の理合いのように、相手の力を利用することで、自分の持っている物理的な力が相手よりも小さくても、省エネで効率よく相手を倒すことができたりその場を制することができるわけですよね?

カウンターがきれいに入った時って、やられた方は何を喰らったかもわかっていないし、気が付いたらやられた。みたいな状態になることがよくあるんですよ。しかも、人って、自分が認識できていない状態で喰らう不意打ちのような衝撃って、本当に効くんです。なので、曲がり角での出会い頭の衝突とかって結構危険だったりしますよね。

逆に言えば、相手の攻撃の起こりが察知できたらそこにカウンターになるモノを軽く合わせるだけで、勝手に相手の攻撃がおさまってしまって、自分に向けて攻撃されることが無くなるわけです。なんなら、その相手はそれ以降は二度と攻撃を向けてこなくなる可能性もあるわけです。

ああ、なんだか格闘技の話みたいになっちゃいましたね。あれ、これって何の話からこうなったんでしたっけ?

ああ、そうでしたそうでした。何かって言うと、すぐに知識でマウントをとってこようとする人がいるっていう話でしたね。そうでした。カウンターとか合気道とか風車の理論とかって話が出たから、いつの間にかいつも飲んでる時にする格闘技談義と勘違いしちゃいました。すみません。

で、その知識マウントを取ってこようとする人が会社の中にいて、しかもそれが他部署の上司だからめんどくさいし、そもそもその人の使っている知識が随分と時代がかった昭和の匂いが漂う古臭いモノだっていう話でした。だからそこにカウンターを合わせるといいですっていう話でした。

で、このカウンターを合わせる時の目的なんですけど。はいはい、そうですよね、通常は相手を倒すためとか行動不能にするためにカウンターを使うんです。それこそ、格闘技や武術の話だとすれば、です。

でも、今回の相談内容みたいに、同じ組織の中に知識マウントをとってくる人がいるっていう場合だと、倒したり行動不能にしたりしても、あんまりいいことは無いですよね。もちろん、気分はスカッとするとは思うんですけどね。

しかも、あなたのケースみたいに、相手の知識が明らかに間違っていたり、古臭くて役に立ちづらいようなモノだったりした場合には、そのカウンターでちゃんと倒せればいいけど、もし喰らった後でも立ち上がって反撃してくる余力があったりすると、とてもめんどくさいですよね。

そんな時には、相手の攻撃に合わせるカウンターの内容を、相手が真似して使いたくなる内容にしてあげるといいわけです。

あなたのケースで言えば、相手は知識マウントという攻撃をしかけてくるわけです。しかもその内容が間違っていた古臭くて今は使い物にならない知識であることがあなたにはわかるわけです。

でも、その相手はその事実を認識していないわけです。だけど知識マウントを取りたいという強い欲求があるわけです。となると、そのマウント取りたい欲求はあなた以外の他の人にも向けられている可能性が高いわけです。でも、間違っていたり古かったりするなら、その人のマウンティング行為の対象になっているであろう他の人たちも迷惑がっている可能性が高いわけです。何しろ、その知識が間違っているし古臭いから。

じゃあ、もし、その人が、正しい知識や時代にフィットした正しい知識を色んな人に向けて伝えてくれるとしたらどうでしょうか?

今しているように、例えマウンティング行為だとしても、そこで使われる知識が全部使えるモノだとしたら、その人がしたいマウンティングは、実は自然に叶えられる可能性があるわけです。何しろ、その人が伝える知識が他の人にとって役に立つモノであるので。

て、なってくると、その知識マウントをしてくる人の存在はそのままでも、内容が正しくて役に立つモノに代わるだけで、急に、ありがたい先輩とかありがたい兄貴的存在になりうる可能性があるわけです。

そんな、カウンターを取りにいけばいいんじゃないかなと思うんです。

だって、あなたは、その人の知識が間違っていたり役に立たないモノであることがわかるわけです。てことは、少なくともその人よりも正しくて役に立つ知識を知っているし持っているわけです。

だから、あなたの持っているその正確で役に立つ知識を、その相手の人に対して提供してあげることで、あなたの身に降りかかるマウンティング行為という災厄がおさまって、かつ、組織内に正しくて役に立つ知識が広がっていく可能性が高まるんじゃないのかな、なんて思うんです。

もちろん、カウンターを放つには、これまた『はじめの一歩』の宮田君の言う通り、スピードとタイミングと勇気がモノをいうわけです。しかも、思い描いた通りのカウンターを狙った場所に正確に当てる高い技術も必要です。この辺は格闘技や武術を何も変わりはありません。

だから一朝一夕には上手くいかないかもしれませんが、たくさんトレーニングを積んで、試してみる価値はあるかもしれません。

これ、上手くいくととっても便利なので個人的にはおススメです。

え?そんなことが出来るのかって?いやー、僕には無理ですよ。そんなの決まってるじゃないですか。知識のカウンターなんて僕ができるわけないですよ。一番苦手なところですから、僕にとっては。

でも、これが出来る人は実際にいるんです。このカウンター作戦が上手くいっている事例も実際にありますし、タイミングの見極め方とかくらいだったら僕も話せるかもしれませんけど、じゃあ、どんな風に知識を駆使するのかは、出来ない僕にはわからないです。なので、もし興味があるようだったら、その人の話が直接聞けるように調整しましょうか?あ、大丈夫です。全然怖い人じゃないですから。武闘派でも無いですし、見た感じは、そうですねぇ、ほのぼの系な人って感じですかね。だから、その感じも相まって、相手はカウンターを合わせられたことを、後になって気付くみたいな感じですかね。はい。僕も大抵はその現場に居合わせるんで、目の前で見てるんです。これが決まった時は、一気に流れが変わるんで見てて結構面白いんですよ。
そういう時に、いつも思うんです。いやホント、この人が、自分の仲間でよかったなぁって。

だって、あまりにも凄いことばっかり起きるもんですから。そんなカウンターとか合気道の理合いを、こんな風に用いて使っている人なんてこれまでに見た事無かったので。

ははは。そうですね。

ちょっとした都市伝説の類かもしれませんね。言われてみれば確かに、この世のモノとは思えない存在かもしれませんよね。信じるか信じないかはあなた次第、ってやつですね。

だけど、見えてる世界が全てじゃない。見えないモノもいるんだ、って鬼太郎も言ってましたし、こういうことがあると心の底から、面白いなぁって思うんですよね。

ああ、もうこんな時間ですね。じゃあ今日はこの辺で。またそのうち。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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