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そんなことだって役に立つなら無問題

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「なんだか同じような事象だなぁと思うんですけど、全然違う人たちの間で“同じような事象”が起きるってことは、何らかの共通項がある気がするんですよね」

いわゆる“世間話”として、仲間ととある事象についての話をしていた時に、「あれ?この事象って、そういえば前にも全然違う人たちの話としてしていた内容と同じなんじゃないか?」ということに気が付いたところから、冒頭のような話になっていきました。

この時の話で、そんな同じような事象について、そういえばこの時の“世間話”と同じように、仲間と一緒に話していた記憶が、少なくとも3回はよみがえってきたんです。そして、その“世間話”の登場人物は全部違う人たちであり、全部違う“時”であり、全部違う“場所”で起きていました。

だけど、構造としてはその事象の全てが“同じ内容”でした。

そして、そのどれもが単純に要約すれば「人間関係のもつれによって生じたイザコザ」というような話です。

基本的には、自分や仲間に関係しないような内容の話であれば、僕は「そんなことより仕事の話をしましょう」と話題をすぐに変更するのがいつものことなんですが、こと“人間関係のもつれ”に関わるような話にはとっても興味があるんです。

「その人間関係は、なぜもつれたのか?」とか「それよりも以前の関係性はどんなモノだったのか?」とか「これまでにその人間関係の中に“本当の意味での”対話的な関りはあったのかなかったのか?」などが途轍もなく気になるんです。

何しろ、ウチの会社は“対話の会社”を謳っています。
そして、「“対話の力”で、人間関係を調えることができるはず」だと考えています。

もちろん、「たった一回だけ対話をやったからと言って劇的に変わるかどうか?」で言えば、それはなかなか難しいんじゃないかと思ってはいます(ただ、「たった一回で人間関係が変化した」という場面には何度も立ち会ってはいますが割合で言えばそこまで高い割合ではありませんので)。

でも、対話を繰り返し実施していくことによって、継続的に“対話”を実施している組織であればどの組織でも「対話をやっていなかった時」と比べれば「対話をやり始めて以降」は、確実に“対話的な関り”が起きるようになっています。今のところ、例外はありません(もちろん、「“対話的な関り”が起きたとは何のことを言うのか?」については、それを判断する人の主観次第になるかもしれませんが)。

とまあ、そんな風に“人間関係”については仕事柄常に注目しているということもあって、こと“人間関係のもつれ”という話にはついつい関心を持ってしまいます。

何しろ、他者間や他所で起きている“人間関係のもつれ”を起点とした、その前後の状況や当事者の関係性を構造的に紐解くことはもちろん、そもそもその“もつれ事例”を収集するだけでも、自分たちの“仕事”にそれらがそのままダイレクトに生かすことが可能になるので、興味を持たないわけにもいきません。

そうして、件の“世間話”の分析から、過去に話題に上った“過去の世間話”の分析を行って、構造化してみたり、情報としては収集できていないけれども構造から見えてくる仮説について、そこに共通してくる要素はどんなモノがあるのかを推察してみたり、なんてことをしているうちに幾つかの重要な構成要素が見つかりました。これもまた仮説ではありますが。

そうして見えてきた構造と“構成要素”を当てはめて、巷間で見聞きする類似した“人間関係のもつれ”に当てはめてみるとーそれらが全くの別件であってもーそこに表れている断片的な“事実としての情報”を使ってみるだけで、その“もつれに至る筋道”がそれなりにキレイに紐解けてきました。

話の最初は、ホントにただの“人間関係のもつれ”についての興味関心だけでしたが、そこから“過去の類似事例”が思い起こされたことで、それらの共通する“構造”を発見することができて、そこからは“構成要素”も見えてきたし、「このタイプの“もつれ案件”は、こういう構造でこうい構成要素がある」ということがほぼ明らかになりました。

そして、“それ”が明らかになったことで、“その構造”が見受けられたり、“その要素”が見受けられたりした場合には、組織の中でも同様のことが起きる(起きている)可能性について考え、場合によっては、対応する必要があるんじゃないか?なんてことまで気が付くことができました。

こうやってみると、単なる世間話もその内容によっては十分に仕事をブラッシュアップしていくために“役に立つこと”になり得るんだなぁと認識があらたまりました。

そして、「今の話の中で、自分が興味関心を持ったのは“どの部分”なのか?そしてそれは“なぜ”なのか?」と、自問自答しながらなのであれば、それが“世間話”でも“息抜きのネットサーフィン”でも“ただのひまつぶし”でも、なんでも“学び”に繋がる気がするので、これからもじゃんじゃん「一見するととってもムダに思えること」に時間を使っていこうと思います。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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