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なんて言ったらいいんだろう

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「どうしてこんなことを質問されるんだろう?」

僕が仕事で関わらせてもらう人には必ずたくさんの質問をさせてもらうことになるわけですが、きっとほとんどの人がこんな疑問を抱いているんじゃないかと思っています。

「思っています」と書きましたが、実際にこういうことを
質問されることもありますし、後で「そう思ってたよ」というようなことを言われることもあるので、全員に確認をとったわけではありませんが、その時の表情の変化や態度などからも大半の人達がこういうことを思っているのは間違いありません。

それでも僕も仲間も、仕事で関わらせてもらう人にはたくさんの質問を投げかけます。

なぜなら「質問をして答えてもらわないと“本当の意味では”わからないことがたくさんあるから」です。

正直に言えば、いわゆる“空気を読む”とか“行間を読む”とか“文脈から考える”とかそういう“明文化されていないモノ”を受け取るのは、僕にとっては得意なことだと感じていますし、実際にそういう“明文化されていないモノ”をあれこれと推察して考えて行動することで上手くいってきた経験は山ほどあります。

それに加えて、他社の組織開発に関わらせてもらっていることや、以前の仕事で就職支援の仕事を長年やっていたこともあって、様々な業種・職種についての知識がそれなりにあるので“他者の仕事の話”を聴かせてもらうことで、「それがどんな仕事で何を求められてどんな風に進めていってどういうところに難しさがあるのか等」については“ある程度”見えてくるという特技(というか、経験によって培われたモノ)があります。

なので、「相手の話をある程度聴かせてもらうことで“仕事”にまつわる様々なことはある程度見えてくる」というのが
僕たちにとっては実際の話でもあります。

とは言え、ここには多分に“推察”が入っているので“事実”として確認できているわけではありません。あくまでも自分の中での“推察”以外の何物でもありません。

だからこそ、その“推察”が正しいのかどうなのかを確認する意味でも質問をして答えてもらうことによって、“事実”を一つずつ確認していく作業をします。

ただ、この時に“何らかの目印”が無い状態だと「事実を確認する」にしても、どこからどうやって何を集めていけばいいのかが全くわからないはずですし、そうなるとやたらめったら闇雲に質問していくしかないですし、それだと当然「何でこんなこと質問されるんですか?」となりますし、それを訊かれても「闇雲にとりあえず色々聞いてみているだけです」としか答えようが無くなってしまいます。

でも、数多の経験で段々と磨き上げてきた“推察”を使うと、まあまあ精度の良い仮説を立てることができるので、その仮説を基にして質問を投げかけて事実を集めながら検証しつつ、違っていればまた新たな仮説を立ててみたりしながらまた事実を集めて“本当のところ”に迫っていく。なんてことをしています。

そのためにも、質問をされた相手が冒頭のような感想を持つくらいの“問い”を投げかける必要があるだろうと考えているので、僕も仲間も“物分かりの悪い人”を自分の中に降ろしてきて、“物分かりの悪い人”として「一から十まで質問をしてみる」ということをしています。

意図的に“物分かりの悪い人”になりきろうとしないと、つい“素の自分”が出てきてしまい、そうなると自動的に“推察”が働いてしまって“物分かりの良い人”にどんどんなっていってしまうので“仕事”の場面では敢えて「“物分かりの悪い人”スイッチを入れる」ということをしています。

通常は誰もが“自分の職場”でのコミュニケーションであれば大抵の人が“物分かりの良い人”になっているはずなので、普段通りのコミュニケーションのつもりでの言語化をするわけです。すると、目の前にいる僕たちは“物分かりの悪い人”になっているので、普段されないような、予想もしていないような質問をされるわけです。そうなると、

「どうしてこんなことを質問されるんだろう?」

というような気持ちになるし、場合によっては「何だか意地の悪い質問をされている」というような気持ちになる人もそれなりにいたりして“怒り”を交えた対応をされることもあります。

だからと言って、僕としては「他社にいる他者の話なので、推察は幾らでもできるけど、実際のところは本人に訊いてみないとわからないこと」なわけですから、“仕事”として必要だから質問を投げかけます。

とは言え、誰かから「意地が悪いヤツだ」と思われたいわけでもないですし、“怒り”を向けられることが好きなわけでもありません。だけど、“それ”が嫌だからって僕の仕事に必要な取り組みをしないわけにはいきませんし、他者に“問い”を投げかけることは明らかに“役に立つこと”なのでやらないわけにはいきません。

ただただ「必要だからやる」だけです。

だから、これを読んでいる方で、もしも今後僕と直接関わる機会があった場合には、こんなわけなのでできるだけ敵視したり怒りを向けたりしないでいただけると助かります。

“役に立つこと”だと思うからやっているだけなんです。決して、僕が楽しくてやっているわけではありません。いやホントに、決してそんな気持ちでは無いんですよ、恐らく、きっと。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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