働くってなんだろう?
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
待ちに待った日曜日。
とは言え、どこかに遊びに行ったわけではありません。
今日は、当社が“世話人”として実施する『こまば哲学カフェ <シリーズ>「働くってなんだろう?」』の第一回目の開催日だったので、楽しみにこの日を迎えました。
かと言って、何か特別な準備をしたわけではありません。
これまでにもずっとやってきた「オンラインでの哲学対話を実施する」という内容なので、何か特別な準備が必要だったわけでもないし、むしろ、『こまば哲学カフェ』というネームバリューもあり、当社が単独で実施しているいつものオンライン哲学対話とは比較にならない速さで申込者数が定員いっぱいになってしまって、普段よりも手間がかからないような感じすらあり、迎えた本番でした。
<シリーズ>「働くってなんだろう?」と銘打っているように、「働く」という事をテーマにした実施するオンライン哲学対話です。
「働く」というのは、ウチの会社が真正面から取り組み続けているテーマでもあります。
僕たちがこの会社を始めたそもそものきっかけが、自分達が「働く」という事に直結する就職支援を行う仕事をしていた事がきっかけでした。
そこで何年間も自分達が働いてきた仕事の中で、多くの企業に関わり、企業に行って実際に仕事を見て、色んな企業の経営者や人事担当者の話を聞いて、人材確保の支援を行いました。
また、老若男女たくさんの人達と関わり、キャリアカウンセリングを行いマッチングをはかって就職支援を行いました。もちろん、その中では様々なセミナーの実施や合同企業説明会の運営等といった、いわゆる「就活イベント」の運営も行ってきました。
これらは実際に行っていた仕事のごくごく一部分の表向きの仕事でした。
それ以外の裏方の仕事としては、所属する会社の中で様々なマネジメント業務に携わり、その中で大変な事や場面に何度も何度も直面して、人材育成や組織がどうしたらうまく動くのか、なんて事をずっと試行錯誤し続けて実践し続けていくというのがありました。最初は、やれどもやれどもうまくいかず、でも学び考え実践し続けていくうちに、徐々にではありつつも、確実に成果に結びつく状態を作っていく事ができるようになっていきました。
そんな日々の中で、僕たちは毎日のように、「問い」を立てて「考え」続け「話す」事を繰り返していました。その時にいつも考えていたのが、まさに今回の『こまば哲学カフェ』のテーマに据えた物でした。
「働く」ってなんだろう?一体どういうことなんだろう?
これを起点に、来る日も来る日も僕たちは「対話」を続けて、その中で最も自分達の考えている事に繋がって、尚且つ、自分達が「希望」を抱いて日々楽しく暮らしていける可能性が高い道が、たまたま、自分達で会社を作り仕事を創り社会に貢献する事でした。
そんなこんなで、会社を設立したのが2019年4月11日です。
あれから約2年が過ぎました。
その間には、色んな事がありました。
でも、相変わらず「働くってなんだろう?」を起点にして、日々、社内では「対話」が繰り広げられる毎日です。そして、そこで考えた事を基にした創った様々なサービスで、その企業とそこで働く人達のパフォーマンスが今よりも更に発揮されるように、伴走者としてサポートをする日々を送っています。
僕たちにとっては、昔も今も、そしてこれからも、ずっと考えていくであろう「働くってなんだろう?」という永遠のテーマ。
それをそのままテーマとして掲げた哲学対話を、あのUTCPとのコラボで実施できる日が来るとは、約2年前に日経新聞の特集『キセキの高校』で、哲学対話と梶谷真司先生について知って衝撃を覚えたあの日の僕たちに教えてあげたい気がしています。
そうして開催した、僕たちにとっては記念すべき第一回目の『こまば哲学カフェ』。
今回は、何と、あの梶谷真司先生と阿部ふく子先生が参加してくれました。
これは、僕たちにとっては、本当に嬉しい事でした。
まさか、こんな日が来ようとは。
自分達で実施するオンライン哲学対話に哲学の先生方が参加してくれる喜び。
この辺は、ファン心理を理解してくれる人にはきっとわかってもらえるんじゃないかなと思っています。
さらに、いつも以上に「THE多様性」と言っても過言ではない様々な年齢層の皆さんにご参加いただきました。そして、いつも以上にグローバルな感じでもありました。
本日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
問い出しでは、様々な角度から、とても面白そうな「問い」がたくさん挙がり、2回も決選投票が行われるほどの白熱した(?)問い決めによって、ようやく決まりました。
「天職はあるのか?」
この問いで、『こまば哲学カフェ <シリーズ>「働くってなんだろう?」』がスタートしました。
1時間に渡る哲学対話の実施が、ホントにあっという間に感じるくらい、ほとんど沈黙の時間が無い状態で常時誰かが話をしていて、そのどれもが僕の中には無かったような視点や切り口の話だったりして、「天職はあるのか?」についてずっとグルグル考えていて、僕は何も発言しないで終了の時間を迎えました。
発言はしませんでしたが、皆さんの話を聞きながら色んな事を考えたし、色んな事を思い出しました。
あの時間の中で考えていた事を、今、このnoteを書きながら思い返していたんですが、「天職はあるのか?」という問いについて考えていたはずなのに、実際には、やっぱり「働くってなんだろう?」という問いについても考えていたんだなあって事に、今気が付きました。
どれだけ考えても、いくらでも考えられる事が出て来る。
それが、この「働くってなんだろう?」なんじゃないかなと思っています。
本編終了後の“恒例の雑談タイム”には、梶谷先生も残ってくれて、これも本編以上に面白い話が飛び交い、とても楽しい時間になりました。
そして、終了後には、ウチの社内で即座に開催される毎度恒例の「モヤモヤトークタイム」。
今回の『こまば哲学カフェ』で持ち帰ったお互いのモヤモヤや感想について、あーでもない、こーでもない、と、延々と対話を続けていたらあっという間に日曜日の夜がやってきました。
イベントが終了してまだ数時間しか経っていませんが、今のところ、「当初想定した以上に得られるモノがあったし、開催して本当に良かったなあ」という感想しかありません。
というわけで、もちろん、今後も定期的に実施していく予定です。
「働くってなんだろう?」という、とっても身近だけど、とっても深遠なテーマについて、一緒に哲学対話で考えてみる日曜日の午後もなかなか楽しいかもしれません。
皆さんのご参加お待ちしています。
あかね
株式会社プロタゴワークス
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?