色んな本を読んでみよう
こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。
「今は、そういう気分じゃないんだよなぁ」
休日に、予定外の時間がポッと空いた時、「本でも読もうかな」と思い立って手元に置いてある何冊かの本を前にした時に、こう感じることがあります。
「これは考えながら読まないといけないからなぁ」とか「静かな中で集中して読まないと前に進まない内容だしなぁ」とか「周囲が騒がしい中でも没頭できるような物語とかがいいんだけどなぁ」なんてことを思いながら家の中の本棚まで移動すると、そういえば前に読もうと思って買ったはいいけどパラパラと読み進めたところで何だかよくわからないけどそれ以上読みたくないような、読み進めることができないような気分になって、それ以来開いてもいなかった小説があったのを思い出しました。
あれから何年も経っているけれども、一度も開いたことがなかったくせに、本棚の中を大々的に断捨離した時にも結局手放さなかったという、自分としてもよくわからないままいまだに手元に置いてある小説を、連休中に読んでみることにしました。
手に取った時も「どうして今これを手に取ったんだろう?」と思いましたし、今も同じことを思っているんですが、その問いに対する答えは今のところ見つかっていません。ただ、本棚の中にある本の中でまだ読んでいなくて、且つ、小説であるという条件を満たしたのがこの本だけだったからかもしれませんし、以前から「買ったのに読んでいないし、あの時に何故か手放さなかった」という思いがずっとあったからかもしれません。とにかく、自分でもよくわからないまま手に取って読んでみました。
すると、開いて3ページ目くらいで「あ、この辺りで以前は読むの止めたんじゃなかったっけ」なんてことを思い出してきましたが、今回はそこで読むのを止めることなく進んで行きました。
この時も、「どうして以前はこれ以上読めなかったのに、今は読めるんだろう?」と思ったことを覚えていますが、それも今のところ答えらしきものは何も見えてきていませんし、その時もそこで考えるよりも「もっと先まで読み進めたい」という欲求が勝って先へ進んで行きました。
そうして「もっともっと」と思いつつ読んでいる途中で、食事の時間になってしまったので一旦断念をして、そのままお酒を飲んでしまったので、結局はその後で続きを読むことなく撃沈してしまったまま今日を迎えました。
そんな今の心境としては、「早く続きを読みたい」と思ってはいますが、それは物語の続きを読みたいというのはもちろんですが、全て読み終えた時に「どうして今この本を読もうと思ったのか?どうして今はこの本を読み進められるのか?」というのが見えてくるような気がしています。
もちろん、何の根拠も無く「そんな気がしている」ってだけなので読み終えても何もわからない可能性も多分にあるんだろうなとは思っていますが、それでも今は続きを読んでどんな小説なのかを確認したいし、自分がこれを読み終えてどんな気持ちになるのかもしりたいと思っています。
考えてみれば、こんな気持ちで小説を読むのは初めてなような気がしています。
これまでにも「前は読めなかったけど、時間が経って読めるようになった本」というのは何冊もありましたが、それらのどれもが小説ではない本ばかりでした。
そしてそもそも小説を読む機会自体をあまり設けてこなかったことに、今更ながらあらためて気が付きました。
会社の本棚をバーッと眺めても小説は数冊しか置いてないので、触れる機会自体が随分と少なかったし、何なら敢えて避けていたところもあったんだろうなと思っているところです。
何しろ、自分達の仕事に必要な“本を読む時間”をどうやって捻出するのか、たくさんある積読本をどうやって読み進めていくのか、なんてことが日頃のストレスになっているところもあるので、このうえ小説というジャンルにも手を伸ばし始めたら、それこそ幾ら時間があっても足りないのが目に見えています。だから、敢えて、小説というジャンルの情報を取得することも止めていたり、できるだけ小説というジャンルに近づかないようにしています。
その昔は、古本屋に行っては100円の小説を山ほど買ってきては、ただただ本を読んで有り余っている時間を潰していたような時期もあったくらい小説自体になじみがあったりしているので、敢えて避けて通るくらいじゃないと、ついつい買って読んで没頭してしまうなんてことになりかねない自覚があったので。
でも、今回のように、いざ「本を読もう」という時に自分の手元にある本だと「こういう気分じゃないんだよなぁ」と思う瞬間もあるかもしれないので、そういう時に“読みたいと思っていた小説”がストックしてあるのはいいかもしれないなぁ、なんて思っています。それも、特定の作家だけだと“読後感”のようなモノが偏って来る可能性もありそうなので、なるべく色んなタイプのモノが在るといいのかもしれないなぁ、なんて思えてきました。
ということは、今後は“家の本棚”には小説をストックしておくのが吉ってことかもしれないので、近いうちに早速本屋にでも行ってみようと思います。ということで、早速、今日の帰りに本屋に寄ってみようかと画策しています。
あかね
株式会社プロタゴワークス
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