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ずっと知ってたはずなのにね

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「何だかわからないけどなんか物足りない感じがするんだよなぁ」

ウエイトトレーニングをしていて時々こんな“感覚”を感じることがありました。

とは言え、この“感覚”はありつつも、実際にはトレーニングをしているので体は疲れているし、「ああ、物足りない感じはするけど、さすがにこれ以上は疲れちゃってやれないなぁ」と感じるのでそれ以上はやらずに終わりにすることにしていました。

その「物足りない感じ」が“いつ起きるのか”や“どうして起きるのか”については、これまで“問い”を立てることなく過ごしてきました。

今考えると、“問い”を立てるだけの材料が足りていなかったからなんじゃないかと思っています。
そうして、また、“とあるタイミング”がやってくると「なんか物足りない感じがするんだよなぁ」と感じるというのを繰り返していました。

そうして、つい昨日のトレーニング中に、また例の「なんか物足りない感じ」がやってきた時にふと思ったんです。

「あ、そういえば、この前見かけた人がやってたトレーニングをやってみようかな」と。

ちょうどその前日くらいに、ジムでよく見かけるコンテストによく出ているらしい人がやっていたトレーニングを思い出したんです。そのトレーニングを見かけた時に、「あのレベルの人が、あのマシンをああいう使い方をして鍛えるんだなぁ。てことは、結構効果があるんだろうなあ」という感想を持ったことも一緒に思い出しました。

ただ、そのマシンの使い方をしている人を見かけるのは初めてのことでも無かったし、そもそも、マシンの特性上「その使い方が可能である」というのはずっと前から知っていました。

具体的に言えば、“ロウイング”という“重りを引くことで背中を鍛える運動”があるんですが、それを両腕同時でも片手ずつでも行うことができるマシンでのトレーニングを、僕はずっと“両腕で同時に”引いて鍛えてきていたんですが、その時の人は“片手ずつ”引っ張っていたんです。

そして、自分が背中を鍛える日だった昨日、ふと「このマシンをいつもみたいに両腕で引くんじゃなくて、あの人みたいに片手ずつ順番に鍛えてみよう」と思ったんです。

これを思った時に、一気に頭の中で急に全部が繋がった感じがしたんです。
つまり、僕の中で“問い”が立ってそれについて“考える”が進み始めました。

まず「なぜ、あの人はこのマシンで片手ずつ引いていたのか?」という“問い”が立ち、それについて、「両腕で同時に引くよりも、片手ずつの方が、鍛えたい部位である背中の筋肉の可動域が広がるし、重たい重量が扱えるからやっていたんじゃないか?」という仮説が出てきました。

この新たに出てきた“仮説”を検証するためには、当然ながら、自分の体を使って確かめてみるしかありません。

そして、実際にやってみたところ、確かに“片手ずつ引く”方が“両腕で同時に引く”よりも明らかに背中の可動域が広がりました。筋肉を縮めるのも伸ばすのもどちらも両腕での動きよりも明らかに範囲が広がった感じがしました。これにより、1セット終わった後の“効いた感覚”がいつもとは比較にならない程でした。そして、“両腕で同時に引く”時にセットしていた重量は随分と軽く感じたので、無理しない程度に重量を増やしてみると、明らかに今回の方が扱える重量が増えたんです。

こうして、実際に自分の体の動きで確かめたことによって、“両腕で同時に引く”よりも“片手ずつ引く”ほうが、自分にとっては背中を鍛える際には有効であるという可能性が見えてきました。

そして、当初感じていた「何だか物足りない感覚」についても、“片手ずつ引く”をやってみたことで、その感覚は一切無くなりました。つまり、背中のトレーニングが「もうこれ以上はできないなぁ」と思える日がやってきました。

そうなって初めて、自分の特性に気が付きました。

どうやら自分は“背中”以外の部位、胸や脚や肩については、いつもやっているメニューで「もうこれ以上できない」っていう状態に持って行くことが普段から充分にできていたんです。ただ、背中の日だけが、「なんだか物足りない感覚」になっていたんです。その最大の原因が、片手ずつで引っ張っていないから、背中の筋肉の可動域を最大限に使えていなかったことと、それに伴って扱う重量が少し軽めになってしまっていたこと。そんなのが原因だった様子です。

そして、これまでのように「ただトレーニングをしているだけ」では、自分が何について「なんか物足りない」って思っているのかもわかっていませんでしたし、わかっていないから“その感覚”は「どうせいつも湧いてきてしまうもので自分にはどうしようもないもの」なんて思っていたようでした。

それが、どうにでもやりようがあることだったということがわかりましたし、そもそも、自分のトレーニングについて見直しをかけるきっかけ、というか、「見直さなければいけない」ということを考えたりする材料が不足しすぎていたんだなぁということがよくわかりました。

新しい方法で試した結果、一夜明けた今日は、起きた瞬間から背中がまるで怪我でもしたかのような痛み具合でした。もうかれこれ3週間目に入ろうかというところなので、まあまあトレーニングは継続してきているんですが、このレベルの筋肉痛に襲われるなんて「まるでこの3週間、全く鍛えてこなかったようだ」と思い知らされたかのようでした、

これだけ背中がバキバキになったのは、トレーニングをずっと継続していた頃の記憶を思い返しても、そんなに無かったんじゃないかなと思っているんですが、本当にそうだったのかはちょとハッキリ思い出せません。

ただ、今回の“気付き”や“問い”や“考え”や“仮説”と“検証”の一連の流れは、自分自身にとってなかなか衝撃の大きい体験でした。

自分の体でも頭の中でも、まだまだ自分には全然わかっていない部分が山ほどあって、「そんなのこれまで散々やってきたよ」と思うようなことですらも、まだまだ改良の余地というか、未知の部分が山ほどあるんだなぁ、なんてことをとても強烈に思い知らされた体験でした。

そんな体験とともに、この強烈な筋肉痛を味わえて、これで自分の背中がまた一段とレベルアップするんじゃないかなという期待が湧いてきているのも、なかなかに強烈な記憶としてこの先も残っていく体験だったんじゃないかなと感じています。

それにしても、背中が痛すぎて身動き一つが大ダメージの強烈な日曜日です。


あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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