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A面とB面みたいなことなのかも

こんにちは。
株式会社プロタゴワークスあかねです。

「自分の仕事においてはもう迷うことは無いですね。このやり方をやっとけば大丈夫だっていうのが自分の中で確立されたので」

ウチの仕事柄、僕も仲間も“他者の話を聞かせてもらうこと”が仕事の中で重要な部分を占めているんですが、時折冒頭のような話をしてくれる人に出会うことがあります。

出会う数としてはそれ程多くはありませんが、こういう話をしてくれる人に出会った時に感じることはいつも共通しています。

「マジか!凄いなこの人」

こんな風に、毎回ただただ感心するばかりです。

なぜ感心するばかりかと言えば、僕にとっては「仕事において迷うことが無い」なんて状態になることは、会社員として働いていた時も、自分達で起業した後も、会社を経営して数年経った今でも、一度もそう思える瞬間が無かったからです。

いつだってどんな瞬間でも、選択して決断して実行する折々では、常に相反する自分がいるのを感じています。

「絶対にこれで間違い無い!」と500%くらいの自信を持って断言している自分と、「本当にこれでいいのか?どこかに勘違いや見落とし等の穴は無いか?」と自分自身を疑い続けている自分が存在しているのを感るんです。

そうして、その相反する自分自身がいるからこそ選択・決断・実行する瞬間には「“覚悟”を決める(肚を括る)」ということをしている自分がそこにいるのを実感します。

そんな自分がいることを常に自覚しているので、いつだって迷っていて、いつだって自分自身の選択や決断が「本当にこれでいいのか?」と疑っていながら仕事をしているというのが僕自身とウチの会社の実情です

そんな現実がある中で、冒頭のように「もう迷うことは無い」と言い切れる人に出会うと、ただただ感心するばかりになってしまうんです。

もちろん、仕事の内容によってはそう言い切れる仕事もあるのかもしれません。はたまた、もしかしたらそれを話してくれているその人が、僕の想像などを遙かに超越していて測りようも無いような“途轍もない賢さ”を備えているからこその話なのかもしれません。はたまた、その言葉の奥には僕が受け取れているような内容以外のもっと深い何かがあるのかもしれません。

そんな風に、様々な“未知の可能性”があるので一概になんとも言いようが無いんですが、それでもやっぱり冒頭の言葉のように、明らかに自信に満ち溢れる言葉を堂々と発することができるというその一点についてだけでも、心から感心してしまうんです。

とは言え、実は、僕自身も冒頭のように思った瞬間が過去には何度もありました。

「もうこの仕事はバッチリだろう。自分以上にこれができるヤツなんていないんじゃないの?」

僕の場合はこんな風に途轍もない傲慢さに塗れた“自信”です。
でも、そんな“自信”が湧いてきた時には、そのすぐ後に必ずと言っていい程その“自信”が崩れ落ちるような出来事が起きています。

その度に、自分自身が『ダニング・クルーガー効果』に陥ってたことを痛感させられてきました。
そんな事が何度も何度もあって、今は必ず“自信”を持った事柄についても必ず“疑う”ようにしていますが、それでもやっぱりある程度「成果が出せるようになった」と自覚してくると、ついついダニクルっちゃうことがあったりして、そうなるとその“自信”に自分自身が乗せられてしまって、「自分だったら、あんなこともこんなこともできるはずだ!」みたいになって、結果的に思ったような反応が得られなかったりするとまるで「この世の終わり」に陥ったかのような感覚を味わったり、なんて事が今でもあったりするんです。

そんな、途轍もなく「しょうもないヤツである自覚」を持っている自分なので、僕は自分自身を指して冒頭のような言葉を言える自信は持っていないんですが、いつの日か自分にも堂々とそんな風に言える日が来るんだろうか?なんてことを、久々に冒頭の言葉を聞いて考えてみた夏の休日でした。

やっぱりどれだけ考えても、僕にはまだまだ言えなさそうな言葉だなぁとしみじみと思い知らされつつ、自分が“それ”を口にしたとするとそれはやっぱり“自信”に満ち溢れている時だけなのかもしれません。

僕が自分自身に対して真の自信を持てる日が生きている間にやってくるんでしょうか?

今後の己を楽しみにしつつどうにかこうにか生き抜いていこうと思います。



あかね

株式会社プロタゴワークス

https://www.protagoworks.com/

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