スブタ

社会人一年生。エッセイとラジオのフリートークが好きです。

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社会という沼に溺れても

男、神奈川生まれ、社会人一年生です。 エッセイが好きなので真似事のようにして書いています。 趣味は筋トレとアイドルです。 他の方のnoteを見ているとこんな形式の自己紹介をすることが多いみたいですね。 放送作家、経済アナリスト、テレビウォッチャー、女優、JK、水商売の女性などなど みなさん引きが強い肩書きが多い印象を受けます。 エッセイなんてその人の人生経験がのってこないと、読む気にならないですもんね。 そういう意味では私は、いたって普通の新社会人で変わった仕事

    • 二十代が成長する最後のチャンス?

      小説エッセイは紙で読む派、自己啓発本はYouTubeの要約で聞く派です。 そんな私は20代前半なのですが世間一般には20代に読むべき自己啓発本なるものが多くあるようです。 20代に向けて書かれた自己啓発本の要約を聞いていると内容はまちまちだが、共通して書かれていることは20代が人生において最大にしてほぼ最後の成長機会だということ。 自己啓発本は話半分に読むのがよいという持論があり、あまり内容に私生活が左右されることはないが、自分が二十代だと少し考えさせられる。 脳の成

      • シラフカラオケという地獄

        自分がアルコールを摂取できない体であるということを認識してから早5年、下戸の人間は社会で本当に生きづらい。 「アルハラ」「スマートドリンキング」などという言葉も昨今はできてお酒を飲めない人間も楽しく飲みの場に参加できるようになった? 否、そんなことはない。お酒を飲めない下戸の人間にとって社会はまだまだハードモード。背負う必要のない枷を、業を背負って生きていかなければならない。 『お酒』は自分と他人の間にある世間体とか、沈黙とか、モラルとか、距離とか、世代とかを取っ払って

        • 「ライフ」or「ワーク」?

          就活生の間でワークライフバランスという言葉が流行っている。 自分が就活していた時周りの女子はみんなこれを声高に叫んでいた気がする。 そして就職した今、またその言葉を耳にする。 「プライベートの時間が、、」 そういって会社に愚痴り、辞めていく同年代を見てきた。 今の若者にとって仕事は自分のプライベートな人生とは切り離されているものだ。仕事の自分とプライベートの自分、二つの人生を生きているように感じる。 自分の場合不器用なのでそれが難しい。土日に活発的に遊ぶことは来週

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        社会という沼に溺れても

          台本

          プロレスが好きでプロレスの話をしていると無粋なことを言ってくる奴がいる。 「あれって台本でしょ?」 アントニオ猪木さんが一番言われるのを嫌った言葉だ。もちろん僕も。 テレビを見てるとSNS上でいまだにしょうもないことを言う奴がいる。 「あれって台本でしょ?」 テレビマンが言われて嫌気がさす言葉だ。もちろんテレビが好きな僕も。 世界情勢が大きく動いた時、大きな事件が起きた時、陰謀論を語る奴がいる。 「こんなのおかしいきっとお上の陰謀だ!!」 こんな奴らはいつも自

          同期が会社を辞めそうです

          会社に行くと上司に怒られる。 当たり前のことだ。 暴力なんて時代錯誤はないが、理屈で詰められて精神的にキツいことを言われる。 ただ何かしらの不出来があるわけで、部下が上司に怒られるのは当たり前の事だ。 しかし、振り返ってみると会社に入るまでは怒られたことが少なかったように思える。 はっきりと思い出されるのは、高校の部活の顧問に怒鳴られたときぐらいだ。 つまり5年ぶりに大人に怒られていることになる、、(今は僕も大人だけど) これは時代なのだろうか?大人は子供に怒ら

          同期が会社を辞めそうです

          日本よ!男子校女子校をこの世からなくせ!

          Twitterとかで過激な政治論とかを発信している人を見ると、「また言ってらぁ、、」と思う。 政治討論後進国の日本であってもTwitterで政治論を発信することが良い政治議論の醸成方法とは思えない。 何より顔も見えない人間が好き勝手に極論、暴論を提示するのは健全な構造とは思えない。 ただ、、、ただ、そんな思いのある私にもひとつだけ顔を隠した状態で声を大にして発信したい暴論がある。 「日本から男子校、女子校をなくしてください。いや、なくしやがれ!!!」 いやー本当に自

          日本よ!男子校女子校をこの世からなくせ!

          『BLUE GIANT』観て滝のように泣き、家路につく

          ブルージャイアント見た。 音がよく聞こえる上映みたいなので見た。 スラムダンクもそうだけどこういう映画に真っ直ぐ感動できて泣けるようになったのは、老けたと言えばそれまでだけど、いい歳の取り方をしたと思う。 内容は結構ベタな展開で、あらすじだけ話すと「そういう感じね〜」と言われそう。 ただ、最近思うけどベタって結局魅力的だからベタなんだろうなと気づいた。 意地でもみんなが感動したものには感動しないもんね!というサブカル大学生みたいなマインドももう自分にはない。 上映

          『BLUE GIANT』観て滝のように泣き、家路につく

          競争社会の落伍者です。

          新卒で大企業に就職した。金融系の会社だ。 大学は浪人してまでいいところにいったので、就職活動では少しでも有名な企業に行きたいという願望があった。 愚かな考えだったと思う。自分がやりたいことにフォーカスを向けられなかった。 陳腐な言い方だけどなんだかんだ望み通りに、大企業に入社した。 入社式に行きすぐに気がついた。自分には場違いな程に優秀な人間が集まっていた。あまりの息苦しさに逃げ出したくなった。 受験にしろ、部活にしろ、人間関係にしろ「勝ってきた」奴しかいないと思っ

          競争社会の落伍者です。

          ストリートピアノウルセエ

          ヨーロッパ旅行に行った際のトランジット。 旅行疲れでくたくたになっていた時、だだっ広い休憩室にピアノの音が響き渡った。 音の出る方を見ると、青年がストリートピアノに座っている。時差のせいもあるがもう長いこと寝ていない。日本時間で深夜2時だった。 ジャズ、ジャズ、と弾いた後にロック調の曲を弾く。静かな空港をピアノの音色が支配する。 寝られない。イヤホンをしても耳の穴との隙間から音が侵入してくる。 広い空港の中心にあるから聞かざるを得ない。演奏をする青年を突き動かすのは

          ストリートピアノウルセエ

          「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」に夢を見る

          来年の二月に決定したみたいですね。楽しみ。 高校生の時からオールナイトニッポンを聞き始めて気づけば、社会人。パーソナリティのお二人も結婚して子供も生まれて、 ラジオみたいな、ある種閉じられた空間だからこそ深まっていくコンテンツが、ドームにまで展開して広がっていくってなんか夢あるなあ。 お二人ともライブで拝見すると、言っちゃ恥ずかしいけどカリスマ性があってその場を制圧するというか、掌握するような凄みがあってかっこいい。言わずもがな面白いし。 東京03さんの武道館のときも

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          独身インザハウス!!

          ラッパーが良く使う「in the house」とか「in the building」という言葉は、そのままお家にいますという意味ではなく「俺が来たぜ!」とか「ここにいるぜ!」という意味のスラングらしい。最高にいかしたラッパーがここにいるぜ、というように使うのだろう。 私はヒップホップに明るくないが、「ここにいるぜ!」とは最近よく思う。クラブではなく、家で思う。「インザハウス!」と叫びたいが、この場合スラングの意味と本来の家の意味でダブルミーニングになるのだろうか。 一人暮

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          『RRR』的な生き方をしたい

          ついに見てしまった。知り合いや好きな芸人さんがこぞって良いというインド映画『RRR』を見てしまった。 批評的なことや、みんなも見てみてよ、見たいなことは私がすることではないと思うので他の方にお譲りしますが個人的にはやはり面白かったというか、新鮮だったというか。 映画通でもない私は本格的なインド映画を見るのはこれが初めてだったが、エンタメってこういうことで良いんだな。もっと言えば人生ってこういう風に生きたらもっと楽しいだろうなと思ってしまった。 とにかく本作、辻褄が合わな

          『RRR』的な生き方をしたい

          春、扉が開く。

          社会人一年目の私は届いたばかりの段ボールが散乱するワンルームでパソコンを睨みながら自分の人生について考えていた。 大学は卒業した。無事に就職もできた。しかし、何か満たされない。贅沢な悩みと言ってしまえばそれまでなのだが、どうも今の生活に落ち着きたくないという気持ちがあった。 何不自由なく満たされた生活が返って空虚感を生んでいたのかもしれない。 こんなことを言ったら「青臭い!」「まだ思春期を抜けていないのか!」と言われてしまいそうだが、何者かになりたいのだと思う。何者かに

          春、扉が開く。

          美とは何か①

          大学の授業で教授が、「日本の女性は痩せすぎだ。」と言っていた。 BMIが18あたりの女性が結構普通にいるそうで、特に日本の女子大生は海外の人が見れば全員健康に異常をきたすと判定されるほど痩せているらしい。 日本には「痩せ信仰」のようなものがある。太った人の事をすぐにデブと言ったり、あるいは自虐的に自分のことをそう言ったり、テレビを付ければ、9割以上の女性は痩せている。また、youtubeやSNSを通して発信するインフルエンサーの台頭は「痩せ信仰」にかなりの拍車をかけている

          美とは何か①

          大人になるということ

          高校時代、家から最寄りの駅までに近所の団地を抜けて通学しなければいけなかった。 団地内の道は狭く、同じく通学中の小学生の登校班とよくかち合っていた。 お話ししながら楽しそうに登校する彼らは、向かいから私が歩いてきていることに気がつかない。というか、目視していても認識しない。いわゆる眼中にないという状態である。 ぶつかる寸前になっても彼らは避けない。仕方がないから必ず私はどんなに遅刻しそうな時でも小学生の長い登校の列が過ぎていくのを道の端によって待っていた。 高校の日本

          大人になるということ